LINE公式アカウント

LINE公式アカウントの基本機能から新機能までまとめて紹介!

2020年3月9日

LINE公式アカウントの基本機能から新機能まで紹介

この記事ではLINEアプリの企業・店舗版のビジネスアカウントである「LINE公式アカウント」の機能を解説します。当記事を読むことで、LINE公式アカウントの機能を網羅的に学べるでしょう。

LINE公式アカウントって何?

LINE公式アカウント(旧:LINE@)は、普段私たちがスマホなどで利用しているLINEアプリのビジネス版のアカウントです。用途としては、メールマガジンのように集客や販促で利用することができます。無料プランがあり、誰でも手軽に始めることが可能です。

メールマガジンと違って、LINEにプッシュ通知でメッセージを送れるため、すぐお客様に気づいてもらうことができます。店舗であれば、「雨の日割引」や、「本日ポイント2倍キャンペーン」など、その日に送りたいメッセージをすぐ見てもらえるというメリットがあります。

さらにスタンプや画像、動画・音声なども配信でき、多彩なコンテンツを送信することが可能です。その他クーポンやアンケート機能、配信効果の分析など、販促ツールとして使える機能も充実しています。

それでは、ここから詳しく機能を見ていきましょう!

LINE公式アカウントで利用できる機能のご紹介

LINE公式アカウントには基本的な機能としてメッセージ配信がありますが、それ以外にも集客や販促に使える便利な機能が充実しています。

また、LINE公式アカウントは3つのプランがありますが、全プランとも全ての基本機能を利用することが可能です。

LINE公式アカウントの機能を「主要機能」と「便利機能」に分けてご紹介していきます。

主要機能

  • メッセージ配信
  • チャット
  • リッチメニュー

その他の便利機能

  • ステップ配信
  • 自動応答メッセージ
  • LINEコール
  • VOOM
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • ショップカード
  • クーポン・抽選
  • リサーチ
  • プロフィール
  • 分析

主要機能【3選】

メッセージ配信

LINEアプリにメッセージを配信する「メッセージ配信」についてご紹介します。

配信できるメッセージ形式

配信できるメッセージには以下の種類があり、様々なコンテンツを配信することが可能です。

  • テキスト(1吹き出し500文字まで)
  • スタンプ
  • 画像
  • クーポン
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • 動画
  • ボイスメッセージ
  • リサーチ
  • カードタイプメッセージ

文章から画像や動画、音声、クーポン、アンケート、スタンプなど表現方法が多彩で、1つのメッセージ配信につき3つの種別を同時に選択できます

3吹き出し画面

知っておきたいポイント

  • メッセージの場合は最大3吹き出しまで1通とカウントされます
  • 画像や動画などを組み合わせることで効果的な配信が可能です

配信先の絞り込み

LINE公式アカウントでは、「すべての友だち」に対して一斉配信する方法と、「絞り込み」をして特定のグループにのみメッセージを配信する方法があります。

絞り込み配信できる属性として、例えば以下のものがあります。

  1. 友だち期間
  2. 性別
  3. 年齢
  4. OS
  5. エリア

絞り込み配信の方法については以下も参考にしてください。

高度な配信設定

追加の配信設定として以下も利用することができます。

LINE VOOMに投稿

メッセージの内容をVOOMにも同時投稿できます。

テキスト・スタンプ・写真・動画・クーポンのうち、いずれか1件を配信する場合のみ可能です。また、配信メッセージ数を指定していたり、A/Bテストを設定している場合は利用ができません。

配信メッセージ数の上限を指定

無料メッセージ通数内で、配信メッセージ数を指定できます。配信先は配信時点の友だちの中からランダムに選択されます。自分で配信先を選択したい場合は、配信先を属性で絞り込むとよいでしょう。

A/Bテストを作成

メッセージのパターンを複数作成し、特定の割合に分けたユーザー群に対してメッセージをテスト配信することで、効果が良いパターンを効果測定することができます。A/Bテストを行うには、5,000人以上のターゲットリーチが必要です。

また、テスト配信後に成果が良かったメッセージを、テスト配信していない残りのユーザーに配信することもできます。その場合、テスト開始から3日以内のみ可能です。

キャンペーンを設定

メッセージを分析したい時に使う機能です。あらかじめキャンペーンを作成し、複数のメッセージをキャンペーンとして設定することで、キャンペーン毎にメッセージの成果を分析することができます。

チャット機能

通常のLINEアプリのように、LINE友だちと個別チャットができる機能です。ただし、ユーザーからトークやスタンプの送付があった友だちのみ、チャット可能となります。

友だちの一覧、対応ステータス切り替え、友だちの情報(アイコン、LINE登録名、タグ設定、ノート設定)、チャット設定から構成されており、普段日常的に使っているLINEアプリような感覚で、友だちと気軽にチャットで連絡ができます。

チャット機能画面

リッチメニュー

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面内の最下部に表示させることができる「画像」のことです。

リッチメニュー

リッチメニューのボタンをタップすると、ホームページに遷移したり、クーポン表示できる

メニューは初期状態で、「表示する」「表示しない」を選択することができます。トーク画面の下半分ほどに固定できるため目立ちやすく、設定する画像によっては、高いクリック率が期待できます。

メニューをタップすることで、Webサイトに遷移させたり、クーポンを表示することができます。

その他の便利機能

ステップ配信

メッセージ配信に関する機能です。

「友だち登録した」時点などをきっかけに、「◯日後にメッセージを配信する」という設定を行うことが出来ます。

あらかじめ用意したメッセージを、決められたタイミングで順番に配信する際に利用します。

自動応答メッセージ

ユーザーからトークで話しかけられた際に、自動で送信されるメッセージを登録できます。

応答メッセージの画面

応答メッセージの設定画面

 

自動応答メッセージ機能には2種類あります。

  1. 応答メッセージ【一律応答】:友だちからのメッセージに対して一律にメッセージを送信
  2. 応答メッセージ【キーワード応答】:友だちからのメッセージが、事前に設定した「キーワード」と合致する場合に、メッセージを送信

LINEコール

LINEユーザーと無料で通話ができる機能です。

チャットのやり取りだけでは伝わりづらい場合などにLINEコールを活用することで、対応の効率化やユーザー満足度の向上、成約率アップにもつなげられます

VOOM(旧タイムライン)投稿

LINEアプリ内には、「VOOM(旧タイムライン)」と呼ばれるフィードがあります。

VOOM投稿では、この項目にメッセージ配信の内容や写真・テキストを掲載できます。

配信と同じ内容を掲載することもできますし、配信よりももっと気軽に「お知らせ」や「キャンペーン」を告知したり、ブログのような記事を投稿するケースもあります。VOOMから、WEBサイトや店舗への誘導ができます。

またVOOM投稿の特徴としては、友だちが「いいね」や「コメント」ができたり、「シェア(共有)」機能もあるので、情報の拡散や新規友だちの獲得にも使えます。

VOOM投稿をした際に、それぞれのページにURLが与えられるため、メッセージ配信をする時に吹き出しからVOOMへ誘導するという活用法もあります。

知っておきたいポイント

  • VOOMの配信はメッセージの配信に比べて、読まれる割合は低いと言われています。
  • ですが、VOOM投稿は「メッセージ通数」としてカウントされないため、課金を気にする必要がありません。
  • シェアやコメントができるので、積極的に活用していくと良いでしょう!

リッチメッセージ

画像バナーを送信することができる機能です。
画像をタップすると、設定したWEBサイトへ遷移させたり、事前に作っておいたクーポンを発行することができます。

画像の形式は以下のように定められています。

  • ファイル形式 :JPG、JPEG、PNG
  • ファイルサイズ:10MB以下
  • 画像サイズ:
    正方形    幅1040px × 高さ1040px
    横長     幅1040px × 高さ350px・幅1040px × 高さ700px・幅1040px × 高さ585px
    縦長     幅1040px × 高さ1300px・幅1040px × 高さ1850px
    カスタム 幅1040px × 高さ520~2080px

知っておきたいポイント

  • テキストだけのメッセージよりも、画像を利用することでアピールがしやすくなります。
  • そのため、クリック誘導率を高めることができます。
  • 画像は作成する必要があるので、魅力的なクリエイティブを作成しましょう!

リッチビデオメッセージ

トーク画面で自動再生される動画を送ることが可能です。形とサイズの規定は、縦型|横型|正方形など様々あります。

このリッチビデオの特徴は、WEBサイトに誘導できる「アクションボタン」がついていて、ボタンをクリックすると、自社のWebサイトなどへ誘導ができます。

ボタンのテキストについては、「詳細はこちら」「購入する」「予約する」などのほか、自由テキスト(20文字まで)なども設定可能です。

ショップカード

デジタルショップカードを作成することができる機能です。いわゆる紙のポイントカードと同様に、商品の購入やサービスの利用・来店などにより、LINE公式アカウント独自のデジタルポイントを発行することができます。

例えば、10回来店したら割引クーポンをプレゼントするといった活用が可能です。

LINEアプリさえあればポイントの付与が可能なので、「ポイントカードを忘れた!」ということも少なくなり、双方にとって利便性が高い機能ではないでしょうか。

ショップカード画像

クーポン・抽選

LINE上で使用できるクーポンや抽選キャンペーンを作成できます。

作成したクーポンや抽選は、メッセージ配信や自動応答、リッチメニューやタイムラインなどで配信・投稿することが可能です。

クーポン画像

リサーチ

LINE公式アカウントの機能には、「リサーチ」を行う便利機能もあります。

友だちに対してLINE上でアンケートを取り、ユーザーの理解に繋げたり、意見を集められる機能です。

質問は、「性別」「年齢」「住んでいるエリア」など、事前に用意されている選択肢もあれば、自由に選択肢付きの質問を作成することも可能です。

回答してくれた友だちには、クーポンなどをプレゼントすることも出来ます。

リサーチ配信画面

リサーチ回答画面

プロフィール

LINE公式アカウント自体のプロフィールを設定します。サービスや店舗など、自社のブランディングにつながる画像や紹介文、基本情報や営業時間などを設定できる機能です。

もれなく設定しておくと良いでしょう。

分析

LINE公式アカウントのダッシュボード機能です。

友だち増減(追加・ブロック)数やメッセージの配信数、チャットの送受信数、タイムライン投稿の閲覧数、クーポンやショップカードの利用状況など確認することが可能です。

まとめ

ここでは、LINEの基本的な機能から便利機能までを網羅的にご紹介してきました。

まずは、基本的な配信機能を利用し、便利機能も使いながら効果的なLINE公式アカウントの運用を行なっていきましょう!

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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