この記事では、LINE公式アカウントのリッチメニュー画像の作成方法や設定方法をお伝えします。
また、参考になるリッチメニューの事例もご紹介していきます。
今日からリッチメニューを設定して、LINE公式アカウントを効果的に運用していきましょう!
リッチメニューとは?
LINE公式アカウントには「リッチメニュー」という機能があります。
これは、LINE公式アカウントのトーク画面の最下部に固定表示される、メニュー画像の事です。
画面最下部に固定されるため、メッセージの配信に埋もらせず、見てもらうことが出来る。
このメニューをタップすると、クーポンを送信したり、自社サイトに誘導することが出来ます。
リッチメニューの大切さ
リッチメニューは企業や店舗のLINE公式アカウントの言わば、「顔」です。
画面の大きな部分を占める画像なので目立ちやすく、クリック率やコンテンツへの誘導が期待できます。
LINE公式アカウントを活用する上で、このリッチメニューは欠かせないと言われています。
- どんな文言・キャッチコピーにするのか
- どんな画像やデザインにするのか
- どんなアクションを設定するのか
をしっかりと考えて、設定することが重要です。
リッチメニューは期間によって出し分ける事が可能です。
もしも反応率が芳しくない、という場合には、新しいデザインに変更して
ABテストをするなどで、反応率が高いリッチメニューに改善していくことをオススメします。
どのプランで利用出来るの?
LINE公式アカウントには複数の種類や料金プランが用意されていますが、
どれであったとしても「リッチメニュー」機能を利用することが出来ます。
(補足)
以前は、LINE@(ラインアット)という名前で中小企業・店舗向けのLINEアカウントがありました。
LINE@の「フリープラン」の場合には、リッチメニューは利用できませんでしたが、
2019年4月にLINE公式アカウントに統合されてからは、
リッチメニューは全てのプランで利用できるようになっています。
リッチメニュー画像の作成方法
リッチメニュー画像を作成する方法をご紹介します。
1:画像の構成(要件)を決める
リッチメニューには、あらかじめいくつかのテンプレートとアクションが用意されています。
まずは、どのテンプレート・どのアクションを使うのかを決め、メニューのデザインを考えましょう。
テンプレートのサイズについて
「大」と「小」の2つのサイズがあります。
どちらも横幅は変わりませんが、小の縦幅は、大の半分になっています。
大のサイズ
- 2,500px ✕ 1,686px
- 1,200px ✕ 810px
- 800px ✕ 540px
小のサイズ
- 2,500px ✕ 843px
- 1,200px ✕ 405px
- 800px ✕ 270px
デザイナーに依頼される場合は、どのpxサイズのパターンで作りたいのかを伝えましょう。
ご自身で作成する場合には、サイズを意識しなくても簡単に作れる方法をご紹介します。
(補足)
「大」と「小」にはそれぞれ3つのpxサイズがありますが、これは解像度の違いです。
数字が大きいほど高解像度、つまりきれいに表示させることが出来ますが、
サイズが大きいとそれだけ読み込むのに時間がかかる可能性があります。
テンプレートの分割デザインについて
それぞれのサイズに対して、分割デザインが決まっています。
大には7パターン、小には5パターンあります。
引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180731-01/
この中から、自分が作成したいテンプレートを選ぶことになります。
アクションについて
テンプレートで分割されているそれぞれの四角が一つのメニューとなっており、
各メニューごとに「アクション」を設定することが出来ます。
アクションというのはいわゆる機能です。どんなアクションの種類があるかというと、
- リンク:ホームページへのリンクに遷移する
- クーポン:LINEで作成したクーポンを確認出来る
- テキスト:文字を送信出来る。自動応答などと組み合わせて利用する
- ショップカード:LINEで作成したショップカードを確認出来る
- 設定しない:タップしても何もおこらない
から、設定することが出来ます。
利用できるテンプレートとアクションを把握したら、
リッチメニューの要件をまとめて、構成を考えましょう。

リッチメニュー 画像の構成例
2:画像を作成する
いよいよ画像を作成する段階に来ました。
先ほど作成した構成に従って、魅力的な画像を作成する必要があります。
画像を作るには大きく
- 自分で作る
- プロに依頼する
という選択肢があります。
1. 自分で作る場合
デザインに詳しくない方でも、LINEのリッチメニューを簡単に作成する事ができます。
LINEの機能「イメージメーカー」で作成する
LINE Official Account Managerの機能(イメージメーカー)を利用して作成する方法をご紹介します。
ここでは、画像の作成に焦点を当ててご紹介します。
その他のリッチメニューの設定については、後ほどご紹介していきます。
LINEOfficial Account Managerにログインします。
LINE公式アカウント管理画面(LINE OFFICIAL ACCOUNT MANAGER)
ホームのサイドメニューから、リッチメニューを選択します。
「作成」をクリックします。
大きく、「表示設定」と「コンテンツ設定」が並んでいます。
「コンテンツ設定」に移動して、「テンプレートを選択」をクリックして下さい。
ここで、利用するテンプレートを選択します。

例:四分割のテンプレートを選択
「コンテンツ作成」のプレビュー画面に、選択したテンプレートと同様に
分割されたメニューが表示されます。「画像を作成」ボタンをクリックします。
ここから、イメージメーカーという機能を使って、画像の作成が始まります。
今回、四分割しているテンプレートを選んだため、4つ分の画像を設定していくことになります。
左の方に、プレビュー画面が表示されています。
色が濃くなっている方が、現在選択されている範囲です。
右側のキャンバスのほうで、画像を作成していきます。
画像を差し込みたい場合は、写真マークをクリックして、画像をアップロードします。
画像は必須ではありませんが、画像がある方が魅力的なリッチメニューになるので、
フリー素材などで画像を見つけましょう。
無料素材については、こちらの記事でも紹介しています。
・【決定版】好反応を叩き出す!リッチメニュー活用デザイン&作り方マニュアル
https://line-sm.com/blog/richmenu_design_manual/

画像を追加する
テキストを入れる場合は、「T」のマークをクリックして、入力を行います。
枠線も付けてみましょう。右から2つ目のマークをクリックして設定します。

枠線を追加をクリック

枠線の太さと場所を選ぶ
1つ目の画像が完成したら、左のプレビューから次のメニュー部分を選択して、
同様に設定していきます。

次の画像も同様に設定していく
全ての画像が完成したら、画面右上の「適用」をクリックします。
リッチメニューを画像ファイルとして保存したい場合は「ファイルに保存」をクリックします。
コンテンツ設定のプレビュー画像に、作成した画像が設定されました。
これで、イメージメーカーを利用した画像の作成が完了です。
その他のリッチメニューの設定は後ほどご紹介します。
2.プロに依頼する
社内にデザイナーがいる場合は、デザイナーに依頼をして効果的なクリエイティブ(画像)を
作ってもらうと良いでしょう。もしデザイナーが社内にいない場合は、
外部に依頼することも出来ます。
例えば、ココナラ(https://coconala.com/)やクラウドワークス(https://crowdworks.jp/)などの、
クラウドソーシングサイトを利用して発注することが可能です。
比較的安価に作成できる可能性があります。
また、弊社ソーシャルデータバンクのリッチメニュー作成代行サービスなどを利用して、
「リッチメニュー作成のプロ」に依頼することも出来ます。
リッチメニュー作成代行サービスのリンク
https://line-sm.com/richmenu_service/
LINE管理画面でリッチメニューを設定する
リッチメニューの画像が出来たら、LINE管理画面から各種設定を行います。
設定項目としては、
- タイトル
- 表示期間
- メニューを最初から出しておくか/非表示にしておくか
- テンプレートの選択
- アクションの設定
などがあります。
設定の詳細については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ご覧下さい。
・【決定版】好反応を叩き出す!リッチメニュー活用デザイン&作り方マニュアル
https://line-sm.com/blog/richmenu_design_manual/
リッチメニューの事例とデザイン集
リッチメニューは、デザインの作り込みがクリック率にも影響してきます。
そのため、「どのようなデザインにすれば良いの?」と、悩まれる場合もあるでしょう。
そんなときは、企業が活用しているリッチメニューの事例を見ながら、
アイデアを収集し、自社にマッチするデザインを考えることも重要です。
以下のページでは、様々な企業のリッチメニューの事例を集めました。
是非チェックして下さい。
【保存版】LINE公式アカウントのリッチメニュー事例を集めました!
https://line-sm.com/blog/richmenu_catalog/
リッチメニューをもっと自由に使いたい
LINE公式アカウントの機能では、リッチメニューは1つしか表示させることが出来ません。
しかし、リッチメニューは公式アカウントの「顔」となる部分。
「もっと効果的にリッチメニューを活用できないか...」とお悩みの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
弊社のLINE公式アカウントの拡張ツール「Liny」には、「セグメントリッチメニュー」という機能があります。
この機能は、リッチメニューをユーザーの属性ごとに出し分けて表示させることが出来るものです。
その人に合わせたコンテンツを表示することができたり、
複数のリッチメニューを組み合わせ、切り替えて表示させることも出来ます。
例えば、
- LINE公式アカウントの友だちを「会員」「ゴールド会員」「非会員」に分けて、ユーザの属性ごとに、「会員メニュー」「ゴールド会員メニュー」「非会員メニュー」を出す。
- リッチメニューの「期間限定セール」をタップすると、「期間限定セール情報のリッチメニュー」に切り替わる。
という使い方も出来ます。
セグメントリッチメニュー機能は、Linyの中でも特にオススメの機能で、この機能を使うためにLinyをご利用になるユーザ様もいるほど。
ご興味が有りましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。