「リッチメニュー」は、LINE公式アカウントの印象を決めたり、販売への導線になったり、友だちとのコミュニケーションきっかけを作るなど、大変重要な役割を果たします。
LINEのマーケティングツール「Liny」では、「セグメントリッチメニュー」機能で、さらにリッチメニューを有効活用できます。例えば、「友だちの興味・関心に応じてリッチメニューを出し分ける」「タップでリッチメニューの表示を切り替える」など、一つのアカウントで複数のリッチメニューを出し分けることができます。
この記事では、セグメントリッチメニューの紹介と、活用例などをご紹介します。
「Liny」とは、LINE公式アカウントで顧客管理や販促CRM、LINEステップメッセージやセグメント配信、自動応答、細かな管理ができるLINEのマーケティングツールです。
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Linyの「セグメントリッチメニュー」とは?
Linyのメイン機能の一つに、セグメントリッチメニューという機能があります。これは、タグや友だち情報、友だち追加場所などによって、リッチメニューを属性ごとに表示できる機能です。
ユーザーの属性に合わせたコンテンツを表示する以外にも、複数のリッチメニューを組み合わせて切り替えもできます。
LINE公式アカウント「リッチメニュー」との違い
LINE公式アカウントのリッチメニュー機能は、
- すべての友だちに共通
- デザインは、大7種類/小5種類のテンプレートから選択(画像参照)
- タップ時のアクションは、「リンク」「クーポン」「ショップカード」「テキスト」から選択
となっています。

LINE公式アカウントのリッチメニューのテンプレートの種類
LINE公式アカウントでマーケティングや販売促進の企画をしていると、以下のような要望が出てくることがあります。
- ユーザーの属性に合わせてリッチメニューを出し分けたい
- リッチメニューがタップされているかどうか知りたい
- リッチメニューのデザイン(タップ場所)を自由に設定したい
これらはLINE公式アカウントだけでは実現することができませんが、LINEのマーケティングツール「Liny」を併用することで可能になります。
Liny「セグメントリッチメニュー」の特徴
Linyの提供するセグメントリッチメニューには、4つの特徴があります。

Linyセグメントリッチメニューには大きく分けて4つの特徴がある
特徴1:友だちの属性に応じたリッチメニューの出し分け
複数のリッチメニューを作成し、友だちの属性に合わせて、どのリッチメニューを表示させるのかを選択することができます。
例えば、「会員登録済みというタグがついている友だちには、会員専用メニューを表示」「それ以外の友だちには、非会員メニューを表示」させることが可能です。
会員専用メニュー例

会員メニュー例
非会員メニュー例

非会員メニュー例
特徴2:タップでさまざまなアクションを設定できる
Linyのセグメントリッチメニューをタップをすると、LINE公式アカウントで設定できるアクションよりも、多くのアクションを設定することができます。
例えば、先ほどの非会員メニューのリッチメニューの「会員限定メニュー」をタップすると、アンケートフォームを開き、会員登録を促すことができます。

リッチメニューをタップするとアンケートフォームが表示される
その他にも、タップをすることにより、以下のようなアクションを設定することが可能です。
- 電話をかける
- タグを付ける
- 動画や画像を送信する
- 診断テストを開始する
- リッチメニューをタップした回数をカウントする、など
リッチメニュータップ回数のカウント例:

リッチメニュータップ回数をカウントし、リッチメニューの効果を測定したり、友だちの興味・関心のスコアリングができる
リッチメニューと様々なコンテンツを組み合わせることができ、まるでLINE公式アカウントを「アプリ」のように活用できます。
特徴3:タップでリッチメニューを切り替える
Linyのセグメントリッチメニューなら、タップでリッチメニューを切り替えることもできます。
例えば、タブ形式のリッチメニューを作成し、タブ部分をタップすることで、リッチメニューを切り替えられます。

メインメニューが表示されている。タブの「季節のおすすめ」をタップすると...

季節のおすすめのリッチメニューに切り替わる。
リッチメニューの切り替えにより、多くの情報を掲載することができ、ホームページのように、LINE公式アカウントを活用することができます。
特徴4:デザインを自由に作成できる
LINE公式アカウントには、テンプレートが用意されており、大7種類/小5種類から選択して利用することになります。この種類はタップ領域のパターンを表しています。このテンプレートに沿ってデザインを作成し、タップされた場合のアクションを設定します。

LINE公式アカウントのテンプレートの種類
Linyを活用すると、タップ領域を自由に決めることができ、好きなデザインのリッチメニューを作成することができます。特徴3でご紹介した「タブ形式のリッチメニュー」も、タップ領域を自由に設定することで実現しています。

タブのデザインに合わせて、自由にタップ領域を設定できる
セグメントリッチメニューの活用例/お客様事例
Linyのセグメントリッチメニューを活用した「お客様事例」をご紹介いたします。
滋賀県:お知らせしたい情報を「わかりやすく」届ける
滋賀県庁では、Linyを活用してLINE公式アカウントを運営されています。
リッチメニューは、滋賀県のホームページへの遷移や、お知らせしたい情報を届けるために、活用されています。タブでリッチメニューを切り替えることにより、知りたい情報にすぐにアクセス出来るような設計となっています。

滋賀県庁のリッチメニュー「タブ」をクリックしてリッチメニューを切り替える
最近では、新型コロナウイルスの情報配信を「リッチメニュー」で実装されました。ユーザーが最も知りたい内容をリッチメニューに入れ込むことで、利便性が高くなります。

タップすると「新型コロナウイルス専用メニュー」が開く
滋賀県のLinyの活用事例については以下からご確認ください。
studio-K:サービスや情報が一覧で見れるリッチメニュー
Webマーケティングのサービスを提供されているstudio-KのLINE公式アカウントでは、リッチメニューをホームページ化してサービスや情報を一覧で見れる仕組みを提供されています。
他のものを見たり遷移しなくても、LINE公式アカウント内で情報が手に入るのは、ユーザーにとって大変便利です。

studio-K Webマーケターが教える!失敗しないLINE活用法
株式会社studio-KのLinyの活用事例については以下からご確認ください。
Liny:「契約者用リッチメニュー」で役立つコンテンツを提供
Linyでは、契約者の方専用のLINE公式アカウントがあります。アップデート情報や、活用方法の紹介、デモアカウントへの遷移やサポート予約が、すべてリッチメニューから確認・活用いただける様になっています。

linyの契約者専用リッチメニュー
まとめ
Linyのセグメントリッチメニューは、Linyの機能の中でも多くのお客様にご活用・ご好評いただいている人気機能です。
- リッチメニューをユーザーによって出し分けたい!
- リッチメニューをタップで切り替えたい!
- リッチメニューから豊富なコンテンツに遷移させたい!
そんなご希望があれば、ぜひ一度、セグメントリッチメニューをお試しください。