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LINEのリッチメッセージとは?作り方・サイズ・配信方法を解説

2021年4月8日

LINEのリッチメッセージとは?作り方・サイズ・配信方法を解説

LINEのリッチメッセージとは?作り方・サイズ・配信方法を解説

LINE公式アカウントには、リッチメッセージという機能があります。

リッチメッセージを使えば、画像やテキストを1つのコンテンツとしてまとめることができます。さらに、コンテンツにURLなどを設定して、タップでWebサイトに遷移させることも可能です。

この記事では、もっと詳しく「リッチメッセージとは何か」についてお伝えし、作り方、画像のサイズ、配信方法を解説していきます。

リッチメッセージのデザイン事例も紹介するので、活用の参考にしてください。

リッチメッセージとは?

リッチメッセージは、配信コンテンツを作る機能の一種です。リッチメッセージ機能には、2つの特徴があります。

1つ目は、テキストと画像を組み合わせて、1つのコンテンツとしてまとめられること。デザインツールを利用していない場合でも、使いたい画像や写真を用意しておけば、リッチメッセージの機能上で、画像の上にテキストを追加することができます。

2つ目は、コンテンツにURLリンクや、クーポンなどを設定できること。画像をタップすることで、それらのページに遷移させることができます。

例えば、作成済みのバナー画像にリンクを設定したい場合に、リッチメッセージ機能を利用するケースが多いです。

リッチメッセージの例

リッチメッセージの例。タップでWebサイトやクーポンに誘導できる

リッチメッセージのメリットと活用シーン

リッチメッセージを利用することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 画像を利用して視覚的に訴えるので、メッセージが伝わりやすい
  • タップしてWebサイトやクーポンに誘導できる

画像を利用することと、タップすることの両方のメリットが得られます。

リッチメッセージは、通常のメッセージとは異なり、利用する「画像」がポイントとなります。反応率がよい画像を作ることができれば、効果的な配信になるでしょう。ただし、画像を作必要があるため、以下のようなシーンでの活用がおすすめです。

  • キャンペーンやイベントなど、ビジュアル的に訴求したい場合
  • 「雨の日キャンペーン」「5のつく日はポイント5倍キャンペーン」など、何度か配信するタイミングがある場合

「クリック率を上げたい」「訴求効果を高めたい」いう時には、ぜひ利用してみてください。

「リッチメッセージ」と「リッチメニュー」の違いは?

リッチメニューは、トークの画面下部に固定されるメッセージのこと。一方、リッチメッセージは通常のメッセージと同じように、古いものは流れていきます。

LINE公式アカウントジムデモアカウントメニュー

リッチメニューの例。画面下部に固定される

参考:リッチメニュー画像の作り方から設定方法まで徹底解説

「リッチメッセージ」とメッセージ配信の「写真」との違いは?

メッセージ配信の中には「写真」という、画像を配信できる仕組みがあります。

メッセージ配信

メッセージ配信では写真を送付できる

画像は、「写真」として送付することもできますが、表示のされ方に違いが出ます。「リッチメッセージ」で送付した場合は、画面いっぱいに表示され、「写真」で送付した場合は、少し小さく表示され、右側に画像の転送用のアイコンが表示されます。

表示の違い

表示の違い

もう1つ違いがあります。それは、タップした時のアクションの違いです。

リッチメッセージはタップをすると、「設定したURLに遷移させる」「クーポンの確認」「テキスト送付」ができます。

メッセージの「写真」は、タップをすると拡大されます。また、右横の転送用のアイコンが表示されていて、こちらをタップすると、LINEの他の友だちに画像を転送させたり、LINE VOOMに写真を投稿させることができます。

「リッチメッセージ」と「カードタイプメッセージ」との違いは?

LINE公式アカウントの「カードタイプメッセージ」という機能では、「画像とテキストとアクション」を組み合わせたカード型のコンテンツが作成できます。さらにそれを複数並べることも可能です。

カードタイプメッセージ

画像と文字を組み合わせた「カードタイプメッセージ」

リッチメッセージとカードタイプメッセージは、デザインに違いがあるのと、複数画像を1つの吹き出しで送信できるところが異なります

参考:LINE公式アカウントのカードタイプメッセージ(カルーセル形式)とは?料金や設定方法も解説

リッチメッセージのサイズ

リッチメッセージでは、テンプレートを選択し、そのテンプレートに合わせて、タップした場合のアクションを設定します。そのため、テンプレートに合うように、リッチメッセージの画像を作成する必要があります。

テンプレート

テンプレートのサイズは以下です。この中から一つ利用したいテンプレートを選び、そのサイズで画像を作成しましょう。

  1. 【正方形】1040px × 1040px
  2. 【横長】幅1040px × 高さ350/幅1040px × 高さ700/幅1040px × 高さ585px
  3. 【縦長】幅1040px x 高さ1300px/幅1040px x 高さ1850px
  4. 【カスタム】幅1040px × 高さ520~2080px

正方形を用いることが多いと思いますが、高さを変えたい場合は横長・縦長・カスタムを選択します。カスタムの場合はタップ範囲は1箇所なので、ご注意ください。

リッチメッセージの作り方

では、リッチメッセージの作り方を紹介します。LINE公式アカウントにログインし、リッチメッセージの機能を開きます。

タイトルの入力・テンプレートを選択する

まず、リッチメッセージの「タイトル」を設定します。タイトルは、プッシュ通知やチャットリストに表示され、ユーザーが目にする部分なので、キャッチーなタイトルを入力しましょう。

そして、先ほど説明したように、「テンプレート」を選びます。

リッチメッセージの設定

範囲ごとにアクションを設定する

次に、画像のタップ範囲ごとに、アクションを設定します。

例えば、4つに分かれているテンプレートを選んだ場合は、4つの範囲ごとに、異なるリンク/クーポン/テキストを設定していきます

リッチメッセージ範囲

画像をアップする/画像を作成する

次に、画像をアップするか、リッチメッセージの機能上で画像を作成します。

リッチメッセージの画像の作り方は2つあります。

画像の用意方法は2種類ある

画像の用意方法は2種類ある

  1. 画像をそのまま適用する(事前にバナー画像を作成している場合)
  2. 画像を編集して適用する(用意した画像を加工したい場合)

1.の方法は、事前にバナー画像を作り込み、それをアップロードする方法です。デザインツールや、Adobe Creative Labなどを利用して、画像を作成します。

参考:LINE Creative Labでリッチメニュー・リッチメッセージを作る方法

2.の方法は、利用したい画像のみを用意しておき、リッチメッセージの機能を用いて、画像にテキストを追加するなどの加工を行う方法です。デザインツールなどでバナーを作成することが難しい場合に利用されるとよいでしょう。

画像を編集して適用する

ここでは例として、2つ目の「画像を修正・加工する場合」の操作方法をご紹介します。「画像を編集して適用する」を選ぶと、作成画面が立ち上がります。この画面で、リッチメッセージを作成していきます。

画像を作成

オレンジで囲んだメニューアイコンを説明します。

左から順番に以下の操作ができます。

  • 元に戻す
  • やり直す
  • テキストを追加する
  • 画像をアップロードする
  • 背景色を追加する
  • 枠線を追加する
  • 削除する

ではまず、メインの画像をアップロードしていきましょう。今回は事前にフリー素材の画像をダウンロードしてきたので、こちらを使用します。

「画像をアップロードする」アイコンをクリックして、画像を選択すると、任意の場所に画像が配置されます。

画像をアップ

画像を動かしたり、オレンジで囲んだメニューアイコンが表示されるので、これらを用いて画像の位置を調整していきます。

次に、「背景色を追加する」をクリックして画像に合う色を設定します。

背景色の設定

背景の色が変更されました。

次にテキスト(文字)を追加しましょう。テキストを追加をクリックすると、画面中央に「テキスト」という文字が表示されます。

テキスト追加

文字のメニューが表示されるので、文字色を変えてみます。

文字色を変える

今回は文字色を白にし、画像の下に配置しました。文字の場所は移動できます。そして、文字の内容を変更します。

文字を変更

文字の大きさを調整したい場合は、四隅の四角をドラッグして変更することができます。

文字の大きさ調整

「テキスト追加」をクリックすると、複数のテキストを追加することができます。

複数のテキスト

これで画像は完成です!

保存する

作成ができたら、右上の「適用」をクリックします。

作成した画像をファイルとして保存したい場合は、「適用」をクリックする前に左横にある「ファイルに保存」を行ってください。

保存

アクションを設定する

次に、選んだテンプレートに基づいて、タップした場合のアクションを設定します。

アクションは以下の3つから選べます。

  • リンク
  • クーポン
  • テキスト

リンクを選んだ場合は、タップした時に遷移させたいWebサイトのURLを入力します。

アクションラベル」という設定項目がありますが、これは音声読み上げ時に利用されるものなので、リッチメッセージの内容を記載しておくと良いでしょう。(例:今回のリッチメッセージの場合は「ヘアケア用品セール」)

クーポンは、事前に作成したクーポンを設定できます。友だちがタップすると、クーポンを表示させることができます。

テキストは、ユーザーがタップすることで、設定したテキストがトークルームに送信されます。通常、応答メッセージと組み合わせて利用します。

これで「保存」をクリックすれば、リッチメッセージの作成完了です!

リッチメッセージの配信方法

リッチメッセージの作成が終われば、リッチメッセージを配信しましょう。配信する場合はリッチメッセージではなく、メッセージ配信を利用します。

左のサイドメニューから、「メッセージ配信」>「メッセージを作成」を選択します。

メッセージ配信

メッセージの設定セクションで、リッチメッセージを選択します。

リッチメッセージ

送信したいリッチメッセージを選択したら、あとは「配信」を押せば完了です。

リッチメッセージの配信

リッチメッセージのデザイン事例

リッチメッセージのデザイン事例をご紹介します。

スターバックス

タップ箇所は1箇所でシンプルなデザインです。

スターバックスリッチメッセージ

引用:@starbucks-j

牛角

タップ箇所は1箇所でインパクトのあるデザインです。

牛角リッチメッセージ

引用:@gyukaku

東京電力エナジーパートナー

カスタムデザインが用いられており、タップは1箇所です。

TEPCOリッチメッセージ

引用:@tepcoep

ローソン

タップ箇所は4箇所でインパクトのあるデザインです。

ローソンリッチメッセージ

引用:@lawson

アースガーデン

テンプレートは3つに分かれているものを選択しています。リンクは2箇所(中段・下段)に設定されています。

アースガーデンリッチメッセージ

引用:@earth-garden

まとめ

リッチメッセージの特徴や、設定方法、デザイン事例をご紹介してきました。

リッチメッセージは視覚的にわかりやすく、LINEとの相性が良い配信コンテンツです。是非活用してみてください。

リッチメッセージを活用する中で「画像をタップしたユーザーが誰なのか知りたい」「画像の中でも、どのセクションが最もタップされているのか知りたい」といった要望が生まれることがあります。

そんな時は、当社が提供するLINEマーケティングツール「Liny」の活用がおすすめです。タップされたユーザーを一覧で確認したり、タップされた箇所の計測が行えます

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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