株式会社日能研
広報部ディレクター 小林茜様
中学受験塾を展開する日能研では、未入会の方との接点創出を目的にLINE公式アカウントとLinyを導入しました。定期的な配信やデジタル資料の配布をLINE上で行っています。
今回は、Linyを導入して約1年が経過したタイミングで、これまでの取り組みや得られた成果について、広報部ディレクターの小林様にお話を伺いました。
Liny導入の効果
日能研は、小学生を対象とした中学受験専門塾です。1953年に神奈川県の菊名で創設され、今年で73年目を迎えます。創設当初から変わらず、私立中高一貫校を目指す子どもたちを応援してきました。
私は広報部に所属しています。日能研グループは全国に5社ありますが、どの地域でも大切にしている想いや理念を発信し、多くの方に知っていただくことがミッションです。
日能研では中学受験を、人として成長し豊かな学びを得られる体験と捉えています。その価値を発信し、このような中学受験を選択するご家庭や子どもたちを少しでも増やしたいと考えています。
弊社は、理念を文章で伝えることを大切にしており、新聞広告やDM、チラシといった紙媒体を重視してきました。また、申し込みに直結しやすいイベント日程などの情報提供には、Web広告を活用しています。
ですが、「興味はあるが個人情報の登録までは至っていない」という方々へアプローチする手段がありませんでした。そのような層にタイムリーに情報を届けられるツールを探していたところ、LINEが最適なのではないかと考えました。
さらに、資料請求の対応では郵送コストの増加が課題となっており、LINEで簡易版の資料を送付できないかと検討していました。Linyならその運用が可能だと伺い、導入を決めました。
自治体や企業での導入実績が豊富だったことが大きな理由の1つです。そしてツールの使いやすさだけでなく、緊密な連携のもとで運用サポートを受けられる点も決め手となりました。
LINE公式アカウントがあっても、活用方法が明確でないと成果につながりません。友だちをどう増やすか、どのように運用していくかを一緒に考えていけると感じ、Linyの導入に至りました。
LINE公式アカウントは、問い合わせから入塾までの流れをスムーズにするために活用しています。未入会の方との接点づくりを目的に、さまざまな施策を実施しています。
具体的には、友だち登録時に回答フォームを案内し、学年や知りたい教室のエリアを選択していただきます。回答後は、リッチメニューから資料や時間割が閲覧できる設定にしています。その際、首都圏を中心に90校以上の教室がある中で、アンケートで取得した「希望教室」の時間割を確認できる仕組みを構築しています。
また、メッセージ配信は月に数回行っています。各種テストやイベント告知が中心ですが、ホームページに掲載しているコンテンツなども発信しています。
こうした仕組みを整えたうえで、現在は「メッセージをどう読んでもらうか」に注力し、運用の改善を続けています。
目を留めていただけるクリエイティブにするために、さまざまなパターンを試しました。テキスト中心の配信から始まり、画像の中にキャッチコピーを入れるなど工夫を重ねてきました。
特に、1回の配信内容を“1枚の画像”にまとめる形式に切り替えたことで、クリック数・クリック率が大幅に増加しました。今では、コンテンツの形も成熟してきたと思っています。
LINEに最適化したクリエイティブ制作は社内だけでは難しい部分もあり、Linyのサポート担当の方にたくさん助けていただきました。「弊社としてどういうメッセージを出したいのか」をもとに、LINEで伝わりやすい形にするため細部までこだわって、クリエイティブに反映していただけたのは本当にありがたかったです。
日能研はブランディングに強いこだわりがあります。一方で、こだわりが強いがゆえにアプローチが単調になることもありました。外部からのご提案を受けることで、表現の幅や視野が広がり、新しいアプローチが見つかりました。
当初は全国テストやイベント申し込みが中心でしたが、イベントのない時期でも継続的に配信する必要があります。その際に、Webサイトに掲載している『親と子の栄冠ドラマ』を紹介してはどうかという提案をいただきました。
『親と子の栄冠ドラマ』は、いわゆる合格体験記なのですが、日能研では合格体験記という言葉を使いません。合格だけではなく、それまで歩んできたプロセスすべてが子どもや保護者にとっては体験です。ですので、『親と子の栄冠ドラマ』という名前でWeb上に掲載していますが、積極的に取り上げてアピールはしてきませんでした。
ですが、LINEで紹介したところ閲覧が増え、多くの方に読んでいただけるようになりました。
はい。こういったエピソードをLINEで配信することも、中学受験の世界観を知っていただくのに有効であることを、私たちも発見しました。
また、配信内容だけでなく配信対象者の設定についても、私たちでは想定しなかった細やかな視点でご提案をいただいています。「ここまで細かいセグメントができるのか」と驚くほどです。
まず、発信したいタイミングで情報をタイムリーに届けられる点は非常に大きな効果でした。「このイベントをもっと訴求したい」と思った時に、すぐに配信できるのはLINEならではの強みだと感じています。
また、簡易版の資料請求についても、郵送コストをかけずに送付でき、利便性の向上につながりました。
運用開始から10ヶ月で友だち数が7,000名に達しました。日能研に関心を持ってくださる方は“小学生の保護者”に限られ、さらに首都圏の中学受験率は約2割ということを考えると、短期間で多くの方にご登録いただけたと捉えています。
各種テストやイベントの申し込みも安定しており、ご登録にもつながっています。個別の配信で大きな成果が出たこともありますし、全体としてもクリック率が約2倍になっています。
クリックしていただけるということは、「その先の情報を見たい」と思ってくださっている証拠であり、クリエイティブや配信内容の改善が実を結んでいると感じています。
LINEで配信したことをきっかけに、教室担当者がホームページの更新や資料のアップデートを行うなど、情報に対する意識が高まっているようです。「LINEで旬な情報をタイムリーに届けられている」という実感もあるようで、社内からも良い取り組みであるという声が上がっています。
私たちは中学受験に特化した塾であるため、常に新しい方に知っていただく必要があります。そのため、メッセージ発信だけでなく、友だち数増加につながる導線設計や、友だち追加直後のコミュニケーション内容についても、今後より深く検討していきたいです。
さらにLinyのユーザー会で、他社のリッチメニュー施策について伺いました。弊社でもそうした施策を積極的に取り入れていきたいと思っています。
はい。Linyはやりたいことが幅広く実現できますが、重要なのは「効果があること」「伝わること」だと思っています。今後もさまざまな施策を試しながら、成果につながるかどうかを検証していきます。
また、広告とLINEの連携も考えています。LinyでもGoogle広告との連携機能が追加されたと伺ったので、その機能も活用しながら成果につなげていきたいと思っています。
中学受験や塾選びは大きな選択です。だからこそ、私たちは必要な情報をしっかりと発信し、より良い選択ができるように支援することを大切にしていきます。
※本事例は2025年12月時点での情報です。
※インタビューの内容は、インタビュー当時のLiny及びLINE公式アカウントで提供されている機能に基づいています。
企業名 : 日能研
事業内容 : 小学生のための中学受験塾、私・国立中学への進学支援、進学準備教育推進/教室運営/授業・学習支援など
公式サイト : https://www.nichinoken.co.jp/
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