LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは無料で使える?できること・機能まとめ

2020年11月2日

LINE公式アカウントは無料で利用できる?どんな機能が使える?

LINE公式アカウントは無料で利用できる?どんな機能が使える?

LINE公式アカウントをこれから始めようとしている場合、「無料なら使ってみたい」「まずはコストをかけずに試してみたい」という方もいらっしゃるでしょう。そこで、この記事では無料でできることや機能をまとめました。

以下の内容を解説していきます。

  • LINE公式アカウントは無料で使えるのか?
  • 無料と有料の違いについて
  • 有料プランの料金はいくらか
  • 無料でできること・機能はどれか?

LINE公式アカウントは無料で使える?

結論、LINE公式アカウントは、無料で使えます。「開設」も「運用」も無料なので、一切費用をかけずにスタートできます。ただし、1か月に200を超えるメッセージを配信したい場合は、有料プランにする必要があります。

詳しくご説明していきましょう。

無料プランと有料プランの違い

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。無料で利用できるプランは、「コミュニケーションプラン」です。

無料プランと有料プランの違いは、送信できるメッセージ通数の違いです。機能には大きな差がなく、無料プランでも有料プランと同じ機能が利用できます

無料で使えるコミュニケーションプランは、月額固定費が0円、無料で200通までメッセージを送ることができます(1:1のチャットは通数に含まれません)。

例えば、

  • 友だち数が50人の場合→ひと月に4回
  • 友だち数が100人の場合→ひと月に2回

送信できるという計算になります。

200通を超えた場合は追加のメッセージを送ることはできないため、「あやまって201通以上送ってしまい、料金がかかってしまった!」ということもありません。

201通以上のメッセージを送りたい場合は、有料プランに変更する必要があります。

有料プランは、「ライトプラン」と「スタンダードプラン」の2種類があり、それぞれ無料メッセージ通数が「5,000通」、「30,000通」と増えます。また、スタンダードプランでは、~3円/通で追加メッセージを送信できます。

週1回(月に約4回程度)の配信をするなら、友だち数が50人以上のアカウントは、月5,000通まで無料で配信できる「ライトプラン」の利用をお勧めします。

メッセージ通数のカウント方法

メッセージ通数のカウント方法は以下の通りです。

ターゲットリーチ数 × メッセージ送信回数

ターゲットリーチとは、実際にメッセージが配信される数です。 ブロック中の友だちは省かれます。また、配信先を絞り込んだ場合は、絞り込み後の数がターゲットリーチ数になります。

例えば、100人の友だちがいる場合、絞り込み配信を使って50人のターゲットリーチに配信をするとします。そうすると、ひと月に4回メッセージが送信できます。

計算式は、

50人 × 4回 = 200通 となります。

200通以内に収まっているため、コミュニケーションプラン(無料)でメッセージを送ることが可能です。

次の月には、カウントが0からスタートします。 もしも翌月、友だち数が増えて「200人」となった場合、全員にメッセージを配信するのであれば、1回まで無料メッセージが送れます。

全てのメッセージがカウントされるの?

LINEで配信するメッセージの中には、メッセージ通数として「カウントされるメッセージ」と「カウントされないメッセージ」があります。

カウントされるメッセージ

  • メッセージ配信(絞り込み配信)
  • ステップ配信

カウントされないメッセージ・投稿

  • チャットのメッセージ
  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ(自動応答)
  • VOOM投稿

メッセージがカウントされない機能も併用することで、メッセージ通数を節約しつつも、ユーザーとの双方向のコミュニケーションが可能になります。

補足:セグメント配信でメッセージ通数を節約

2023年6月1日のLINE公式アカウント料金プラン変更に伴い、プラン毎に送信できる通数が大幅に減少しました。そのため、メッセージを友だち全員に一斉配信すると、すぐに無料通数に達してしまう可能性があります。

配信するメッセージ通数を減らすには、友だちを絞り込んでメッセージを配信する「セグメント配信」が効果的でしょう。セグメント配信については「LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説!」で詳しく解説しています。

無料で使える機能のまとめ

LINE公式アカウントでは、無料の「フリープラン」も、有料の「ライトプラン」「スタンダードプラン」でも全ての機能を利用することができます(ただし、一部の機能の利用方法では、差があるものもあります)。

利用できる機能には、以下が挙げられます。

  • メッセージ配信
  • ステップ配信
  • VOOM投稿
  • チャット機能
  • 自動応答機能
  • リッチメッセージ
  • カードタイプメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • リッチメニュー
  • クーポン
  • ショップカード
  • プロフィール
  • リサーチ
  • 分析
筆者

無料のプランでも「利用できる機能に差がない」ことに驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

2019年までのLINE公式アカウント(LINE@)では、無料プランでは利用できる機能に制限があったからです。LINE@がLINE公式アカウントに統合されてからは、どのプランでもすべての機能が利用できるように変更になりました

無料プランでも全機能が利用できるので、店舗や中小企業の方にとって、さらに使いやすいツールになっています。ぜひ活用してください。

それぞれの機能について紹介していきます。

メッセージ配信/絞り込み配信

LINE公式アカウントのメイン機能と言えるでしょう。友だちになったユーザーに一斉にメッセージを送る機能です。配信メッセージは、文字、クーポン、スタンプなどを組み合わせて送付できます。

3吹き出し

3つの吹き出しまで「1配信」とカウントされる

送り先は「友だち全員」と「絞り込み配信」を選べます。絞り込み配信は、送りたい送信先を指定して送ることが可能です。

絞り込み配信の方法は、以下のページで詳しく解説しています。

ステップ配信

LINE公式アカウントのステップ配信は、「友だち登録したという行動」をきっかけに、「◯日後」にメッセージを自動配信する機能です。

ステップ配信

引用:PR Times https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002916.000001594.html

この例では、友だちが追加されると、あいさつメッセージが送信され、その後に、以下のメッセージが順番に送付されます。

  • ◯日目に商品のお知らせメッセージを配信
  • △日目にクーポンを配信
  • □日目にアンケートを配信

詳細については以下の記事で紹介しています。

VOOM(旧タイムライン)

LINEの公式アカウントには「VOOM」という機能があります。VOOMで投稿をすると、友だちのLINEアプリのVOOMに表示されます。

VOOM機能はこちらで詳しく解説しています。

チャット

メッセージを送ってくれた友だちに対して、1:1のチャットのやり取りができます。いわゆるLINEアプリで行うメッセージのやり取りが、LINE公式アカウントでもできます。

チャットでのメッセージのやり取りは、配信数にカウントされないというのも嬉しいポイントです。

例えばチャットを利用して、店舗の予約を受け付けることも可能です。

チャット事例

チャットでの予約も可能

チャット機能の詳細は以下で確認ください。

自動応答

LINE公式アカウントには、友だちからのメッセージに自動で応答できる「応答メッセージ」があります。この機能を利用すると、一人ひとりに手動で回答をする手間を省けます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

リッチメッセージカードタイプ/メッセージリッチビデオメッセージ

画像や動画を使った配信メッセージです。事前に画像や動画を作成しておく必要があります。

文章だけで送るよりも目に止まりやすいため、高いクリック率を期待することができます。画像をクリックすると、設定したリンク先に遷移させることも可能です。

リッチメッセージ

画像を用いて視覚的にキャッチーなメッセージを送信することができる

リッチメニュー

LINE公式アカウントで是非利用していただきたいのが、リッチメニュー機能です。リッチメニューとは、トーク画面の最下部に固定表示される、メニュー画像の事です。

画像をタップすると、クーポンの送付や自社サイトへの誘導ができます。

LINE公式アカウントシネマデモアカウント

画面最下部に固定されるため、メッセージの配信に埋もらせず、見てもらえる

リッチメニューの詳細は、こちらの記事もご覧ください。

クーポン

LINE公式アカウント内で、友だちに対して配信できるクーポンです。割引クーポンなどを画像にして送るイメージをしてもらえば良いでしょう。

店舗がある場合でも、ECサイトやオンラインサービスなどでも活用することができます。

クーポンの内容は「500円OFF」「ドリンク1杯無料」にするなど、自由に設定することができます。

クーポンの例

クーポンの例

ショップカード

ショップカード機能は、LINE内で作成できるポイントカードです。店舗などで発行される「ポイントカード」をLINEアプリ内で管理することが可能です。

QRコードを読み込むことで、ポイントを貯める事ができ、設定しておいた数のポイントが溜まったら、特典となるクーポンが獲得できます。

ショップカード

ショップカード

プロフィール

LINE公式アカウントのプロフィールでは、「名前」「プロフィール画像」「営業時間」「住所」「アクセス」などの基本情報や「予約」「クーポン」などのコンテンツが表示できます。

LINE公式アカウントを開設したら、まずはプロフィールを設定しましょう。

プロフィール例

リサーチ

LINEで友だちにアンケートを送付する機能です。友だちのニーズを知りたい時などに活用します。

アンケート

アンケートの例

アンケートへの回答者にはクーポンのお礼を送ることが可能です。

分析

LINE公式アカウントに関する様々な数値を分析することができる機能です。

例えば、以下のデータを分析することができます。

  • 友だち:追加数、ブロック数
  • タイムライン:フォロワー数
  • メッセージ通数
  • チャット:受信メッセージ、送信メッセージ
  • メッセージ配信:配信数、開封数、クリックユーザー

配信効果を測定する際に役立ちます。

無料でLINE公式アカウントを開設する

こんなに豊富な機能を使えて、無料で運用できるならLINE公式アカウントを使ってみたい!」と思われたら、早速LINE公式アカウントを作ってみましょう。

もちろん、アカウントの開設費用も無料です。

作成方法はこちらの記事に詳しく記載していますので、以下を参考に作成して下さい。

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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