LINE公式アカウントには、リサーチ機能があり、「アンケートフォーム」が作成できます。
例えば、選択形式や自由記述で、友だちの興味関心のアンケートをとることが可能です(ただし、自由記述は認証済アカウントのみで利用可能)。
この記事では、アンケートの作成方法と、自由記述アンケートが作成できないときの対処法についてご説明します。
有料サービス「LINEリサーチ」について
アカウントの友だち"以外"にも、幅広くアンケートを送付して調査をする場合は「LINEリサーチ」という有料サービスが、別途用意されています。
LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能とは?
LINE公式アカウントには、アンケートを作成して友だちの興味や関心を調査する「リサーチ機能」があります。LINE公式アカウントを利用している方は誰でも無料で利用できます。
リサーチ機能とは
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは、アンケートを作成して、そのページを友だちに配信し、回答を集計することができる機能です。
リサーチ機能は、Web版のLINE公式アカウントの管理画面から作成できます(2023年3月現在)。
LINE公式アカウントのリサーチ機能には、以下の特徴があります。
- アンケートの形式は、「選択式」(単一回答か複数回答)
- 認証済みアカウントの場合は、「自由回答式」も利用可能(※未認証アカウントは自由回答式は使えない)
LINE公式アカウントのリサーチ機能ではできないこと
LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能では、以下のことはできません。
- 未認証アカウントでは自由記述形式の質問は作れない
- 回答者と回答内容を結び付けられない
一方で、LINE公式アカウントを利用して、自由記述形式も含めたアンケートの取得を行い、アンケートの回答を友だちの情報として管理するニーズは高いのも現状です。
これらの機能を実現したい場合は、LINEのサポートツールを併用する必要があります。詳細は、以下の記事を参考にしてください。
リサーチの作成と配信方法
まずは、リサーチの作成方法をお伝えします。
LINE Official Account Managerにログインし、アカウントを選択し、「ホーム」> 「ツール」> 「リサーチ」へと進み、右上の「作成」ボタンをクリックします。
基本設定
まずは基本設定を行います。
設定項目
- リサーチ名
- リサーチ期間(未来の日付を設定)
- メイン画像
- リサーチの説明
- 公開範囲(リサーチに回答できるユーザーを、「友だちのみ」「すべてのLINEユーザー」のどちらかを選択)
紹介ページ設定
次に紹介ページの設定をします。
紹介ページは、アンケートを回答する前に表示されるページです。ユーザーの同意を得たり、お問合せ先を表示させることができます。
設定項目
- アイコン
- トップページの画像
- お問合せ先(任意)
- ユーザーの同意(任意)
サンクスページ設定
アンケート回答者に送るお礼を設定します。
設定項目
- お礼のクーポン(任意)
- お礼のメッセージ
質問内容(ユーザー属性)
アンケートの質問内容の設定です。
ユーザーの属性(性別・年齢・居住地)のみテンプレートが用意されているので、必要に応じて利用できます。
質問内容(自由形式)
ユーザー属性の質問以外は、個別に作成する必要があります。
未認証アカウントの場合は、回答は1つのみ選ぶ「単一回答」か、複数回答できる「複数回答」かを選び、質問内容と選択肢を入力します。
認証済みアカウントの場合は「自由回答」を選ぶことも可能です。
設定ができたら「保存」を押します。これでリサーチページの完成です。
リサーチを配信する
作成したアンケートは、メッセージ配信から送信します。
メッセージ配信の「リサーチ」を選択して、作成したアンケートを選び、「配信」をクリックすると友だちにアンケートが送られます。
友だちがアンケートに回答する流れ
作成したアンケートを友だちが受け取ります。
「回答する」をタップすると、紹介ページが開きます。
「同意して参加する」をクリックすると、アンケートが表示されます。回答後はお礼メッセージが送信されます。
アンケートの回答をユーザーと紐付けたいなら
LINE公式アカウントだけでは、「未承認アカウントで自由回答のアンケートが作れない」「回答とユーザーを結び付けられない」などの課題があります。
そんな時には、Linyの併用をお勧めします。Linyの「回答フォーム」機能を利用すると、以下を行うことができます。
- 自由記述形式を含んだアンケートフォームを作成
- 回答内容と友だちを紐付け、顧客管理が可能
- 回答内容に合わせてセグメント配信ができる
- アンケート結果をGoogleスプレットシートに保存
例えば、Linyで、選択式のアンケートを作成し、友だちに送付します。友だちの回答結果は「タグ」として友だちに自動付与されます。メッセージ配信時にタグで友だちを絞り込み、セグメント配信することができます。
Linyのアンケートフォームを利用したお客様事例
Linyを利用されているお客様の多くがアンケートフォームを活用されています。いくつか事例をご紹介します。
【滋賀県庁】アンケートを利用して友だち情報を取得しセグメント配信を実施
滋賀県の行政機関「滋賀県庁」では、Linyを利用してLINEで情報配信を行なっています。友だち追加時にアンケートフォームを送付して、ユーザーの年齢・お住まいの市区町村を収集し、集めたユーザー情報を活用して、セグメント配信をされています。
【滋賀県庁】アンケートを利用して友だち情報を取得しセグメント配信を実施
【株式会社新大人総研】アンケートを活用しLINE内で会員登録を実現
マーケティング、キャスティング、コミュニティ運営を行われている株式会社新大人総研では、アンケートフォームを用いてLINE内で会員登録の仕組みを作られました。アンケートフォームで年齢の情報を収集することで、年代別のお仕事の紹介を行われています。
【株式会社新大人総研】アンケートを活用しLINE内で会員登録を実現
まとめ
LINE公式アカウントでは、標準機能として選択式のアンケートを利用することができます。友だちのニーズなどを調査をする際に役立ちます。
また、自由記述形式のアンケートを用いたい場合や、回答内容と回答者を紐付けて顧客管理やセグメント配信を行いたい場合には、LINE公式アカウントのサポートツール「Liny」を利用することで実現できます。