LINE公式アカウントを運用していると、「友だちになっているユーザーにはどんな人がいるの?」という疑問や、「友だちの行動や情報を管理して、CRMやマーケティングに活用したい」という課題を抱える方が増えています。
この記事では、LINE公式アカウント上の友だちを確認する方法と、友だちから取得した情報の管理の仕方についてご紹介していきます。
LINE公式アカウントの友だちの確認方法は?
まず、LINE公式アカウントで友だちの数を確認するには、【LINE公式アカウントの管理画面 > 分析 > 友だち】で、確認可能です。
次に、友だち一覧の確認方法です。
ここで注意したいのは、「友だちになっている全ユーザーのリストを表示させることはできない」ということです。ただし、"チャットができる友だちのリスト" は、表示させることはできます。
もしも、全てのユーザー(友だち)のリストを表示させたいなら...
- チャットを利用しない場合
- チャットを利用しているけれど、友だちからメッセージが送られてきていない場合
上記の場合にも、全ユーザーのリストを確認したい場合は、LINEのマーケティングツール「Liny」がおすすめです。
友だち追加された段階で、管理画面上に友だちが表示され、友だちごとのアクションを自動で蓄積することができます。
チャットができる友だちの情報は、LINE公式アカウントの管理画面の「チャット」タブをクリックして、確認できます。

管理画面のチャットタブをクリックし、チャッと画面を開く

チャットができる友だちの一覧画面が表示される
【注意】友だちを確認するためには「友だちからのメッセージ送信」が必要
LINE公式アカウントの友だちとチャットをするためには、友だちから何らかのメッセージを送ってもらう必要があります。友だちからメッセージ送信があったことをきっかけに、その友だちを確認し、チャットの利用が可能になるという仕組みです。
たとえ友だちが100人いたとしても、メッセージを送ってきた友だちが一人もいなければ、チャットができる友だちは一人もおらず、友だちリストにも表示されません。
チャットの詳細については以下の記事もご確認ください。
友だちにメッセージを送ってもらうコツ
ここでは、友だちからメッセージを送ってもらうためのコツをご紹介します。
スタンプなど簡単に送れるものを依頼する
LINE公式アカウントの友だちになったユーザーは、一般的には以下のようなアクションを行います。
- 配信されるメッセージを確認する
- リッチメッセージをタップする
- クーポンを利用する
つまり、LINE公式アカウントに向けて、友だちからメッセージを送ることはほとんどありません。ですが、チャットを行うためには、何らかのメッセージを送ってもらう必要があります。
メッセージを送ってもらうこと自体、友だちにとって手間になってしまうため、できるだけその負担を減らす必要があります。例えば、「メッセージを送ってください」ではなく、「スタンプを送ってください」というお願いにするなどの、工夫が求められます。
あいさつメッセージの例:
友だち登録ありがとうございます!
こちらのアカウントでは友だち向けにお得なご案内、クーポンなどをお送りしています。
「友だち追加したよ!」の合図に、簡単なメッセージやスタンプを送ってください。
なぜ送って欲しいのかを伝える
できれば、「なぜスタンプなどを送って欲しいのか?」という理由も伝えたほうが、送ってもらえる可能性は上がるでしょう。
「友だちの情報を管理したいから」という管理側の意図ではなく、友だちがメッセージを送りたくなる理由が求められます。
例えば、あいさつメッセージの中で「スタンプを送ってくれた人にだけ、プレゼントをご用意しています。」というメッセージを入れておくのもよいでしょう。または、あいさつメッセージの中でクイズを出し、「クイズの答えが正解だった場合に、特典を差し上げます」という仕掛けを用意するのもありかもしれません。
もしくは、AI応答メッセージを活用してみるのもよいでしょう。「簡単なメッセージにはAIがお答えします。お店の営業時間は?と質問してみてください。」というように、AI応答メッセージを紹介する流れで、友だちにメッセージの送信を促すこともできます。
AI応答メッセージについては以下の記事も参考にしてください。
友だちが、自然とメッセージを送ってくれる流れを作ることが重要です。
チャットの友だち一覧画面の機能
チャットの一覧画面にはどのような機能があるのか、また、管理ができる友だちの情報にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

チャット画面
1. サイドメニュー
チャット機能のメニューが並んでいます。タグの管理や定型文の作成、友だちの画面上部に表示させるステータスバーなどの設定が行えます。
2. 友だちリスト
チャットが可能な友だちの一覧が表示されています。友だちの名前を運営側が変更した場合は、変更後の名前が表示されます。
3. 検索
タグ、メッセージ内のテキストなどを検索することができる機能です。
4. 要対応/対応済みマーク
対応が必要な友だちや、対応が済んだ友だちに付与することができるマークです。マーク別に友だちを絞り込むことができます。
5. 手動チャットへの切り替えボタン
チャットの対応時間外やAI応答メッセージの利用中は、チャットは使用できません。これに対処するためのボタンが「手動チャットへの切り替えボタン」です。これを押すことで、手動のチャットが1時間利用できます。また、手動チャットの延長や、チャットを終了させて通常の応答メッセージやAI応答メッセージに切り替えることも可能です。
6. チャット入力欄
チャットの入力欄です。テキスト入力だけではなく、定型文やスタンプなども選択することができます。
7. 友だちのプロフィール画像
友だちが設定しているプロフィール画像が表示されます。
8. 友だちのLINE名
友だちが設定しているLINE名が表示されます。鉛筆マークをクリックして、名前を変更することができます。この変更は友だち側には影響はありません。顧客管理が容易になるように、LINE名を変更していきましょう。
9. タグ
友だちに任意のタグを付与することができます。例えば、友だちから来店予約や希望などを受けた場合、その情報をタグとして管理することができます。
また、メッセージの一斉配信をする際に、タグで絞り込みを行うことができます。例えば、11月が誕生月の方に、「11月」というタグを付与しておき、11月にお誕生日クーポンを一斉配信することができます。
タグは顧客管理や絞り込み配信に便利な機能なので、ぜひ活用してください。
10. 担当者
担当者を設定できる項目です。サロンなどで担当者がつく場合などに活用できます。
11. ノート
友だちに関する情報を蓄積しておける場所です。例えば、来店日や購入内容などを記載することもできますし、お問い合わせがあった場合は、どんなお問合せなのかを残しておいても良いでしょう。顧客情報の保存場所として、また、複数人で顧客管理を行う際のメモとして活用できます。
全ての友だちを確認し情報を管理したい!
LINE公式アカウントでは、チャットができる友だちの情報しか閲覧・管理することができません。
その為、以下の状況では「友だちの情報」を管理することができません。
- チャットを利用しない場合
- チャットを利用しているけれど、友だちからメッセージが送られてきていない場合
しかし、「LINE公式アカウントの友だちを顧客と捉え、情報を管理したい」というニーズは大変多くあります。
そんな時は、LINEのマーケティングツール「Liny」を併用することで、すべての友だちをリストに表示させ、顧客管理することが可能です。

LInyの友だち一覧画面
Linyを用いると、以下のことが実現できます。
- 友だち登録された段階で友だち一覧に表示されるので、友だちからのメッセージは不要
- すべての友だちに対して1:1でのチャットが可能
- もちろんすべての友だちにタグをつけたり、より細かく情報を蓄積することもできる
LINE公式アカウントを利用して、顧客管理を行いたい場合には、ぜひLinyをお試しください。