LINEを使った集客やマーケティングを行う場合、ビジネス用のLINEアカウントが必要です。
この記事では、LINEビジネス用のアカウントの作成方法をお伝えするとともに、料金プランやログイン方法などもご紹介していきます。
LINEのビジネスアカウントとは?
LINE社は、みなさんご存知の「LINEアプリ」を提供している会社です。企業や店舗向けに「LINE for Business」として、ビジネス用のサービスも提供しています。例えば、LINE広告、LINEプロモーションスタンプなどがあります。
「LINE for Business」のサービス中で、企業や法人、店舗用のLINEのビジネスアカウントは「LINE公式アカウント」と呼ばれ、数多くのアカウントが開設されてきています。
以前はLINEのビジネスアカウントとして、「LINE@」「LINEカスタマーコネクト」「LINEビジネスコネクト」「API型公式アカウント」などの種類がありましたが、現在は、「LINE公式アカウント」1つになりました。
詳しくみていきましょう。
複数の種類があったビジネスアカウント
ビジネスで利用出来るLINEアカウントには、5つの種類がありました。
- 機能が制限されているが低価格の「LINE@」
- 機能が豊富な「LINE公式アカウント」
- お問合せ対応に適した「LINEカスタマーコネクトアカウント」
- LINEスタンプなどが利用できる「LINEビジネスコネクト」
- ほぼすべての機能が無制限で利用できる「API型公式アカウント」
自社が活用する時に、どのプランを利用すればいいんだろう?と悩むケースも有りましたが、2019年にこの5つのサービスが「LINE公式アカウント」に一本化されました。

引用:https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/20181218-01/
ビジネス用は「LINE公式アカウント」のみ!
現在、LINEが提供しているビジネスアカウントは、「LINE公式アカウント」のみになっています。
機能や料金も一新され、どの料金プランであっても、全ての機能が使えるようになりました!
特に、中小企業や店舗にとっては、使いやすい価格帯でマーケティング機能が豊富に搭載されたLINE公式アカウントが利用できる、という嬉しい状況になっています。
すでに、LINE公式アカウントの開設数は300万件以上にものぼり、多くの企業がマーケティングや集客ツールとしてLINEを利用しています。
料金プランについて
LINE公式アカウントには3つのプランがあります。
- フリープラン:無料
- ライトプラン:5,000円
- スタンダードプラン:15,000円
どのプランでも、同じ機能を用いることができますが、「毎月無料で配信できるメッセージ通数」と「追加メッセージの料金」が異なります。
「フリープラン」からスタートし、送信するメッセージの通数にわせてプランを変更すると良いでしょう。

引用元:https://www.linebiz.com/jp/entry/
(*) 詳細はこちらから確認ください:スタンダードプラン追加メッセージ料金テーブル
料金についての詳細は、以下のページも参考にしてください。
LINE公式アカウントの作成方法
次に、LINE公式アカウントの作成方法についてご紹介します。
管理画面にアクセス
まずはLINE公式アカウントの公式サイトにアクセスしてください。
公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/entry/
この画面では、
- 認証済アカウントの開設
- 未認証アカウントの開設
のどちらかを選ぶことになります。
「認証済アカウント」はLINE社が規定する審査に合格したアカウントで、認証済バッチの付与や、LINEアプリ内の検索結果に表示されるメリットがあります。
「未認証アカウント」は審査が行われないアカウントで、認証バッチの付与やLINEアプリ内検索は利用できませんが、個人や法人を問わず取得ができるという特徴があります。
店舗や企業としてLINE公式アカウントを運用していきたい場合は、認証済アカウントの開設をおすすめします。どちらかを選択して次の画面に進んでください。
LINE Business ID(LINEビジネスID)の作成
LINE公式アカウントを作成するためには「LINEビジネスID」を作る必要があります。
新規で作成する場合は以下の画面の「アカウントを作成」をクリックして、「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」か選択して作成します。
補足)「LINEアカウント」と「ビジネスアカウント」の違い
LINEビジネスIDの作成には、
- LINEアカウント:個人が普段利用しているLINEアカウントを用いる
- ビジネスアカウント:メールアドレスを用いる
の2つの選択肢があります。
個人のLINEアカウントと紐付けをしても、友だちに個人のLINEアカウントの情報が表示されるということはありません。一方で、仕事で使うLINE公式アカウントの場合は、会社のメールアドレスを利用したいという場合も多いでしょう。
どちらを利用しても問題ありませんが、ビジネスアカウントでLINEビジネスIDをした場合には、利用ができない機能がいくつかあります。例えば、以下の設定や機能はビジネスアカウントでは利用できないため、使用する場合にはLINEアカウントと連携する必要があります。
- お支払い情報を登録する
- テスト配信をLINEで受信する
有料プランを用いるために、お支払い情報を設定する場合などは、LINEアカウントでLINEビジネスIDを作成する必要があるのでご注意ください。
LINE Official Manager(管理画面)にログイン
アカウントが作成できたら、LINE Business IDのログイン画面から、ログインします。(ログイン画面がわからなくなった方は、https://www.linebiz.com/jp/entry/ ←こちらのページ内の「アカウントの開設」から遷移することができます。)
メールでLINEビジネスIDを作成した場合は、「ビジネスアカウントでログイン」を選びましょう。
ログインできたら、アカウント情報を設定していきます。アカウント名、業種などの必要項目を設定し、最後に確認ボタンを押します。

未認証アカウントの作成画面。 認証済アカウントを選択した場合は、「店舗・施設情報」「会社情報」の入力項目が増えます。
これで作成が完了しました!
不明点が出てきた方は、詳細の説明が以下のページにありますので、こちらも合わせてご確認ください。
参考ページ
機能や運用方法のご紹介
LINE公式アカウントには、通常のLINEには無い「集客用の機能」が豊富に用意されています。
一例として以下の機能があります。
- メッセージ配信:友だちに一斉にメッセージ配信出来る機能
- 自動応答メッセージ:友だちに自動で返信が出来る機能
- クーポン/抽選:LINEでクーポンや抽選を作成/配信できる機能
- ショップカード:LINE内にデジタルショップカードを作成できる機能
更に詳しい機能や運用方法については、以下の記事で詳細に説明していますので、合わせてご確認ください。
まとめ
LINEのビジネス用アカウントは、「LINE公式アカウント」に統合されました。開設も運用も無料から始めることが出来ます。
これから始めるという方も、今からでも遅くはありませんので、是非運用を始めてみてください!
LINE公式アカウントの活用方法は、無料で実施している【毎週水曜日開催!】LINE公式アカウント活用セミナーでご紹介しています。これから活用していく方は、こちらのセミナーにもご参加ください。最新の事例や運用方法を学ぶことが出来ます。
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