LINE公式アカウントのタグ付け機能は、絞り込み配信や、チャット管理にとても役立ちます。
一方で、「どのように使ったらいいの?」「活用方法や注意点はない?」という疑問をお持ちの方も多い機能です。
この記事では、タグ付けの活用方法から注意点まで、詳しく解説していきます。
LINE公式アカウントのタグ付けとは?
LINE公式アカウントでは、チャットができる友だちに「タグ」を付けて、顧客管理をすることができます。さらに「タグ」がついている友だちだけに、メッセージを一斉送信することも可能です。
例えば、以下のようなタグを作って、運用ができます。
- 顧客種別:「新規顧客」「リピーター」「VIP」
- 誕生日月:「誕生月:1月」「誕生月:5月」
- 来店月:「来店:1月」「来店:2月」
- 来店予約:「予約あり」
ユーザー1人に対して最大10個までタグを付けることができます。
LINE公式アカウントのチャットタグの使い方
では、チャットタグの作り方・使い方を「PC」と「スマホ」それぞれで説明していきます。
PCでチャットタグを使う場合
まず、タグを作っていきます。
LINE公式アカウントの「チャット」をクリックして、チャット画面を開きます。
チャット画面が開くので、左のメニューから「チャット設定」をクリックし、「タグ」を選択します。ここで、作成されているタグのリストを確認したり、タグの新規作成が可能です。
次に、ユーザーにタグを付けていきましょう。
左のメニューから「チャット」をクリックし、該当の友だちを選び、名前の下にあるタグの編集ボタンをクリックします。
タグは、すでに作られている既存のタグから選んだり、この画面内で新規に作成することもできます。また、タグを削除することも可能です。
スマホアプリでチャットタグを使う場合
まず、タグを作りましょう。
LINE公式アカウントのアプリを開き、チャットメニューを選択します。
右上の設定をタップします。
チャットの選択項目表示されるので、タグを選びます。
この画面で、タグの新規追加、修正、削除などを行うことができます。
次に、友だちにタグを付与します。
該当の友だちのチャット画面を開き、右上の下矢印マークをタップします。
そして、ユーザーのプロフィールを管理をタップします。
ここで、タグの付与/削除などが可能です。
LINE公式アカウントのタグの3つの活用方法
チャットタグが活用される3つのシーンをご紹介します。
【絞り込み配信】タグを付けた人に一斉送信する
LINE公式アカウントのメッセージの一斉送信では、特定のチャットタグを付与しているユーザーを指定して、メッセージを送信することができます。これがタグの活用方法として、最もよく利用されます。
例えば、以下のような配信が可能です。
- 「誕生月」の方だけに、お誕生日クーポンを送る
- 「リピーター」の方だけに、リピーター特別割引セールの案内を送る
チャットタグを指定してメッセージを送る場合には、事前に「オーディエンス」を作成する必要があります。オーディエンスに関しては、以下の記事を参考にしてください。
【ステップ配信】チャットタグオーディエンスによる条件分岐を設定する
ステップ配信では、条件によってメッセージを分岐させることができます。この条件の設定でもオーディエンスとして「チャットタグ」を指定することができます。
ステップ配信については、以下の記事も参考にしてください。
【顧客管理】タグを付けた人をチャットリストで絞り込む
チャット欄には、チャットができる友だちのリストが並んでいます。この中から、特定のタグがついているユーザーを絞り込むことができます。
例えば、複数のタグで絞り込んで、該当のユーザーを確認することができます。
チャットタグ利用時の5つの注意点
チャットタグの利用には、注意点もあります。しっかりとポイントを押さえて運用を行いましょう!
1. タグは1人最大10個まで追加できる
冒頭でもお伝えしましたが、タグは1人のユーザーに対して、最大10個まで追加することができます。11個以上は追加できないので、ご注意ください。
2. タグの作成は最大200個まで
タグは全部で200個まで作成することができます。200個をどのように利用するのかは、事前に設計しておく方が安全です。
3. タグ付けは自動ではできない
タグ付けは、基本的には手動で行います。先ほどご紹介したように、チャットができるユーザーの画面から、個別にタグ付けをします。
4. 一斉送信の際、選択可能なタグの上限は10個
一斉送信で「タグ」を指定してメッセージを送る場合、複数のタグを選択することができます。選択可能なタグの上限は10個までです。
5. チャットができる人にしかタグ付けは利用できない
LINE公式アカウントの友だちとチャットをするためには、友だちから何らかのメッセージを送ってもらう必要があります。友だちからメッセージ送信があったことをきっかけに、その友だちを確認し、チャットの利用が可能になるという仕組みです *。
(* 認証済アカウントの場合は異なります。詳細はこちらのページを参照)
タグをもっと活用したい方へ
LINE公式アカウントのタグは、「顧客管理」や「絞り込み配信」で活用できるとお伝えしました。
一方で、
- タグの最大数や選択数に上限がある
- タグ付けは基本的には手動で行わないといけない
などの制限があります。
もしも、もっと自由にタグ機能を利用したい!という場合には、LINE公式アカウントだけではできないので、当社のLinyのような、LINEのサポートツールを併用することになります。
詳細は以下の記事をご覧ください。