- Lステップとは、どんなサービスで具体的に何ができる?
- LINE公式アカウントで一斉配信を続けても、顧客の反応が伸びない…
- 問い合わせや予約対応を効率化したい…
こうした悩みや疑問を抱える担当者や個人事業主の方もいるのではないでしょうか。
LINE公式アカウントは便利な一方、標準機能だけでは、細かな配信や対応の自動化が難しい場面も少なくありません。そこで検討されるのが、LINE公式アカウントの機能を補完・拡張するツールです。その一つに「Lステップ」があります。
そこで今回は、Lステップの基本から主な機能、料金、活用事例まで、わかりやすく解説します。
Lステップとは?
Lステップとは、LINE公式アカウント専用のMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
顧客情報の取得・蓄積、ナーチャリング(見込み顧客の育成)、配信、継続的なフォローをLINE上で自動化し、ユーザーの状況に応じたコミュニケーションを設計できます。
LINE公式アカウントと連携して利用する
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツールです。単体で利用するサービスではなく、あらかじめLINE公式アカウントを開設し、両者を連携して運用する仕組みです。
たとえば、Lステップを活用すると、友だち追加後のアンケートで資料請求の希望を確認し、希望者にだけ詳しい案内を自動送信できます。
このように、LステップはLINE公式アカウントを置き換えるものではなく、連携によって運用の幅を広げるツールです。
幅広い業種で導入されている
Lステップは、個人事業主や店舗単位の運用から企業のマーケティング施策まで、BtoC事業を中心に幅広く利用されています。
主な導入業種は以下のとおりです。
- 美容・サロン
- コーチ・コンサル
- 整体院・治療院
- 飲食店
- 小売店
- クリニック・調剤薬局
- 介護・福祉
- 不動産
- 住宅
- 教育・スクール
- スポーツ・フィットネス
活用の目的は、集客や販促だけではありません。近年は採用応募者へのフォローや、社食の予約・福利厚生の案内といった社内利用でも導入が進んでいます。
Lステップの主な機能
Lステップには、顧客情報の管理や配信の最適化、予約対応の自動化、施策の分析など、LINE運用を支える多彩な機能が備わっています。
ここでは、顧客との継続的な関係づくりに活用できる主な機能を紹介します。
※利用可能な機能は料金プランによって異なり、一部機能にはオプション契約が必要です。
それぞれの機能の特徴と、企業のLINE運用でどのように活用できるのかを順に見ていきましょう。
顧客管理|友だち情報の収集・蓄積
顧客に合わせた配信や対応を行うための土台となるのが、顧客情報の蓄積です。Lステップでは、タグや友だち情報欄を使って友だち一人ひとりの情報を管理できます。
タグは、アンケートへの回答やURLのクリックなどをきっかけに自動付与するよう設定できるため、手作業を増やさずにデータが蓄積されます。
LINE公式アカウントの標準機能では把握しにくい属性や行動も、Lステップでは顧客情報として管理が可能です。
また、友だち情報欄に保存した氏名などをメッセージへ差し込めば、一斉配信でも個別の案内として届けられます。蓄積した情報は、次に紹介するセグメント配信の条件にも役立ちます。
セグメント配信|顧客に合わせた情報提供
セグメント配信とは、友だちの属性や行動などを条件に、配信対象を絞り込んでメッセージを届ける機能です。
前述のタグや友だち情報欄に加え、URLのクリックやフォームへの回答といった行動履歴も、絞り込みの条件として使えます。
LINE公式アカウント単体でもセグメント配信はできますが、使える情報が限定的です。
たとえば属性で絞り込む場合、以下のような違いがあげられます。
Lステップなら、アンケートで直接取得した情報をもとに、配信対象者の最低人数にかかわらずメッセージを送れます。
資料請求をしたものの申し込みに至っていない顧客にだけ、再案内を送るといった運用が可能です。このように、顧客の関心や検討状況に合った情報を届けることで、申し込みや予約などの次の行動を後押しできます。
シナリオ配信|継続的なフォローの自動化
シナリオ配信とは、あらかじめ用意した複数のメッセージを、設定した順番とタイミングで自動配信する機能です。たとえば友だち追加をきっかけに、次のような流れを組めます。
- 初日 :あいさつと自己紹介
- 3日後:サービスの紹介
- 7日後:申し込みの案内
シナリオの起点は友だち追加だけではありません。アンケートへの回答やリッチメニューのタップなど、顧客の行動をきっかけに配信を開始できるため、興味を示したタイミングを逃さず、その内容に合った情報を届けられます。
LINE公式アカウントにもステップ配信は備わっているものの、開始のきっかけや配信間隔、配信可能な通数に制限があるのが実状です。
Lステップでは、一度シナリオを設計すれば、担当者が個別に対応しなくても、見込み顧客へのフォローが継続的に行われる状態を作れます。
リッチメニュー|顧客ごとの導線設計
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に表示される固定メニューです。Webサイトや予約ページなどへの導線として活用できます。
LINE公式アカウントの標準機能では、すべての友だちに同じリッチメニューが表示され、タップ領域は最大6個です。
一方、Lステップでは、顧客の属性や興味、行動に応じて表示内容を出し分けられるうえ、設置可能なタップ領域は最大20個です。そのため、一人ひとりに合った導線を、より柔軟に設計できます。
たとえば、「エステを受けたい人」には施術案内を、「エステティシャンになりたい人」にはセミナー情報を表示し、ユーザーの興味に合わせてメニューの表示を切り替えられます。
さらに、Lステップではタブ式リッチメニューにも対応しており、商品カテゴリや会員区分ごとに情報を整理しやすい点も特徴です。
回答フォーム|アンケート・申し込み情報の収集
回答フォームとは、LINE上でアンケートや問い合わせフォームなど、各種申し込みの入力画面を作成できる機能です。氏名やメールアドレスなどの基本情報だけでなく、選択式の質問や自由記述欄も組み合わせられます。
回答内容に応じて、友だち情報欄への保存やタグの付与を自動化できる点も特徴です。回答内容と回答者がひもづくため、別の管理表へ転記する手間を抑えながら情報の蓄積が可能です。
さらに、アンケート回答者へクーポンを配布したり、資料請求者に詳しい案内を送ったりする運用にも対応しています。
このように、回答フォームを活用すれば、情報収集から回答後のフォローまでを仕組み化でき、担当者の負担を抑えながら回答内容に合った案内を届けられます。
予約管理|予約受付と日程調整の一元化
Lステップの予約管理には、用途に応じて使い分けられる「カレンダー予約」と「イベント予約」があります。
カレンダー予約は、施術や個別面談など、空いている枠から希望日時を選んでもらう形式です。
イベント予約は、セミナーや説明会など、あらかじめ設定した日時・定員で参加者を募る場合に向いています。
ユーザーはLINE上で空き状況を確認し、そのまま予約や変更、キャンセルまで行えます。
一方、運用側は、予約枠の設定や受付状況の確認をLステップ上で行えるため、電話やメールによる日程調整の負担を抑えられる点がメリットです。
予約情報は友だち情報とひもづけられ、予約内容に応じた案内や、次に紹介するリマインダ配信にも活用できます。
リマインダ配信|予約・申し込み前後の案内を自動化
リマインダ配信とは、予約日やイベント開催日などのゴールを設定し、友だちにリマインドを自動送信する機能です。
予約管理と連携すれば、「3日前」「前日」「当日」のように配信時期を指定し、予約日時や持ち物、参加方法などを案内できます。
予約以外にも、次のようなタイミングで活用可能です。
- セミナー開催前の参加案内や申し込み期限の告知
- 車検満了日前の案内
- プレゼントの受け取り期限前の告知
リマインダ配信を活用すると、対象者ごとに異なる日付に合わせて配信できるため、担当者が個別にメッセージを送る手間を減らせます。
案内漏れを防ぐとともに、予約忘れや期限切れを抑え、来店やイベント参加といった次の行動を後押しします。
分析機能|顧客行動と施策効果の可視化
Lステップには、友だち追加経路や行動を可視化し、施策の改善に役立てる分析機能があります。代表的な機能は次の3つです。
たとえば、購入につながっている流入経路や、申し込み前に離脱が多い段階を把握すれば、広告予算や配信内容、導線の見直しに活かせます。
Lステップの分析機能を活用すれば、感覚に頼るのではなく、データをもとに改善策を検討できる点がメリットです。
広告連携|広告ごとの流入と成果の計測
広告連携は、Google広告やMeta広告とLステップを連携し、広告経由の友だち追加や、その後のフォーム回答・予約などをコンバージョンとして計測する機能です。どの広告から流入したユーザーが、LINE上で申し込みに至ったのかが明確になります。
Lステップの広告連携では、友だち追加数だけでなく、その先の成果まで広告ごとに比較できる点が強みです。申し込みにつながりやすい広告やLPを見極め、予算配分やクリエイティブ、導線の改善に活かせます。
さらに、計測したコンバージョンデータを各広告媒体へ反映することで、広告配信の最適化にも役立ち、見込みの高いユーザーへ広告を届けられます。
メール・ウェビナー・EC関連機能|LINEを軸に販促を仕組み化
Lステップは関連サービスと組み合わせると、LINEを起点にメール配信、ウェビナー、ECまで販促の幅を広げられます。Lステップに蓄積した顧客情報や行動データを活用し、情報発信から販売、その後のフォローまでを仕組み化できる点が特徴です。
主な関連サービスは、次の3つです。
それぞれの特徴を順に紹介します。
Lメール|LINEとメールを組み合わせた情報配信
Lメールとは、Lステップに蓄積した顧客情報や行動履歴を活用し、LINEとメールを連動して情報を配信する機能です。Lメールでは、友だち情報にメールアドレスをひもづけ、Lステップ上の情報をメール配信にも活用します。
たとえば、登録された名前の自動差し込みや、タグに応じた配信先・内容の変更により、顧客の属性や関心に合わせたメールを届けられます。
簡潔な案内や期限の通知はLINE、詳しい商品情報や継続的な情報発信はメールと、内容に応じた使い分けが可能です。このように、Lメールを活用すれば、それぞれの特性を活かしながら、顧客との接点を維持できるようになります。
L-CAST|オートウェビナーの配信・フォローを自動化
L-CAST(Lキャスト)は、Lステップと連携して利用するLINE専用のオートウェビナーツール※です。※ウェビナーとは、インターネット上で開催するセミナーを指します。
オートウェビナーとは、事前に録画されたウェビナーを、自動的に配信する仕組みのことです。
L-CASTの「擬似LIVE機能」を活用すると、あらかじめ準備した映像を生放送のような形式でユーザーに届けられるため、臨場感を演出しやすくなります。
Lステップ公式活用チャンネル「ウェビナー開催例」
L-CASTでは、ウェビナー運営に必要な次の対応を自動化・効率化できます。
- 参加申し込みの受付
- 開催前のリマインド
- 録画したウェビナーの配信
- 視聴後のフォロー
- 視聴時間やコメントなどの行動データの把握
- 視聴者の反応に応じたメッセージ配信
申し込みから視聴後の対応までを一元化し、ウェビナー運営の負担を抑えられるのが特徴です。
L-CASTを活用すると、担当者が毎回リアルタイムで登壇する必要がなくなり、運営工数を抑えながらウェビナーの開催回数を増やせます。
L-ma|LINE上の商品販売・決済
L-ma(エルマ)は、Lステップと連携し、商品の案内から購入・決済までをLINE上で完結させるLINE専用のD2C向け通販システムです。専用のECサイトを別途用意しなくても、LINEを起点とした販売導線を整えられます。
L-maでは、Lステップに蓄積した顧客情報を活用し、属性や購入履歴に応じた商品の提案が可能です。購入時のアップセル・クロスセルや、定期購入による継続課金にも対応し、顧客単価の向上や安定した売上づくりを後押しします。
さらに、購入やカゴ落ち、発送などのタイミングに合わせ、タグ付けやフォローを自動化。商品の案内から購入後の対応までを仕組み化し、EC運営の負担軽減につなげます。
外部システム連携|Webhook・APIによるデータ連携の自動化
外部システム連携は、自社システムやECサイト、CRM、AIツールなどとLステップをつなぎ、データの受け渡しや処理を自動化する仕組みです。
Lステップには、役割の異なる次の3つの連携方法があります。
- Webhook転送:LINE公式アカウントで発生した操作情報を外部システムへ転送
メッセージの送信や友だち追加など、LINE上で発生したユーザーの操作情報を、Lステップ経由で外部システムへそのまま転送する機能です。 - Webhookアクション:Lステップ上のアクションを外部システムへ送信
「自動応答」のメッセージや「回答フォーム」の回答内容を、外部システムへ送信する機能です。 - API連携:外部システムの処理結果をLステップへ反映
外部システムで処理した結果をLステップへ返し、顧客情報の更新やメッセージ配信を実行する機能です。
たとえば、キャンペーンの応募情報をWebhookアクションで抽選システムへ送り、当落結果をAPI連携でLステップへ返せば、結果通知まで自動化できます。
このように、Lステップの外部システム連携を活用すれば、Webhookアクションで「送る」、API連携で「返して動かす」を組み合わせた「往復連携」が可能です。
LステップとLINE公式アカウントの違い
LINE公式アカウントとLステップは、役割や管理できる情報、配信・分析の範囲が異なります。
LINE公式アカウントが企業や店舗と友だちをつなぐ基盤であるのに対し、Lステップは顧客情報の蓄積や配信の自動化など、LINE運用の幅を広げるツールです。
標準機能における主な違いを、以下にまとめました。
| 比較項目 | LINE公式アカウント | Lステップ |
|---|---|---|
| 位置づけ | ビジネス用LINEアカウント | LINE公式アカウントの拡張ツール |
| 顧客情報 | 管理できる情報が限定的 | 回答・行動履歴を顧客ごとに蓄積 |
| 配信 | 属性・オーディエンスで出し分け | 回答・行動なども条件に設定 |
| リッチ メニュー |
・原則として全員に同じ表示 ・タブ設定不可 |
・顧客ごとに表示を切り替え ・タブ式リッチメニューの設定可 |
| フォーム | リサーチ機能でアンケートを作成※ | ・アンケートや申し込みに対応 ・回答を顧客情報へ反映 |
| 予約・ リマインド |
・予約機能なし ・自動リマインドなし |
・全業種に対応 ・リマインドを自動配信 |
| 分析 | ・開封・クリック・友だち追加経路などの集計 ・各データを個々の友だち情報とひもづけて確認できない |
・流入経路や回答・行動履歴を友だちごとにひもづけて蓄積 ・属性や行動を掛け合わせた分析・離脱の特定に対応 |
※LINE公式アカウントの「リサーチ」機能は、2026年12月2日に終了予定
LINE公式アカウント単体でも、メッセージ配信などの基本的な運用は可能です。一方で、顧客情報を蓄積し、一人ひとりに合わせた配信や対応を自動化したい場合は、Lステップとの連携が適しています。
機能の組み合わせでできること
Lステップの機能は、単独で使うだけでなく、複数を組み合わせることで活用の幅が広がります。顧客の関心度に応じた提案や参加型キャンペーン、会員向けの情報提供など、自社の目的に合わせた仕組みを構築できます。
代表的な施策は、以下のとおりです。
それぞれの仕組みを順に見ていきましょう。
スコアリング|顧客の関心度を数値化
スコアリングとは、友だちの属性や行動に点数を付け、商品・サービスへの関心度や見込み度を数値化する手法です。Lステップに「スコアリング」という名称の単独機能があるわけではなく、複数の設定を組み合わせて実現します。
点数を加算する行動の例は、次のとおりです。
合計スコアを配信条件に設定すれば、顧客の関心度に応じて案内内容を変更できます。
高スコアの顧客から対応するなど、営業やフォローの優先順位を判断しやすくなるため、担当者のリソースを適切に配分し、営業活動の効率化につなげられます。
診断コンテンツ|回答に応じた商品・サービスの提案
Lステップでは、質問への回答に応じて診断結果を出し分け、一人ひとりに合った商品やサービスを案内する診断コンテンツを作成できます。
診断画面には、カルーセル※、回答フォーム、リッチメッセージ、Lフレックスのいずれかを使用できます。友だち情報欄やタグなどを組み合わせ、回答を記録しながら診断結果や案内内容を出し分ける仕組みです。※画像や選択肢付きのパネルが作れるテンプレート機能
カルーセル:診断結果に応じた商品を提案
たとえば、香りに関する質問への回答に合わせて、おすすめのアロマ製品を案内できます。ユーザーが自分に合った選択肢を見つけやすくなり、企業側はヒアリングや提案の負担を抑えられる点もメリットです。
診断で取得した情報は、診断後のセグメント配信や継続的なフォローにも活かせます。
ガチャ・おみくじ|ユーザー参加型のキャンペーン
Lステップでは、複数の機能を組み合わせてガチャやおみくじなどの参加型コンテンツを構築できます。ユーザーがボタンをタップすると結果をランダムに表示し、内容に応じてクーポンやポイントの付与が可能です。
たとえば、1日1回引けるポイントガチャを設置すれば、繰り返しLINEを開くきっかけを作れます。参加回数や獲得ポイントを友だち情報として記録し、一定数に達した顧客へ特典を案内する運用も可能です。
ゲーム感覚で楽しんでもらいながら顧客との接点を増やし、キャンペーン参加や来店、購入を促す施策に活用できます。
ランク制度・会員カード|会員別の情報提供
Lステップでは、会員ランクに応じてリッチメニューや配信内容、特典を出し分けられます。
タグで管理する会員ランクと、友だち情報欄に記録した来店回数・ポイントをもとに、会員ごとの利用状況に合った情報を届ける仕組みです。
たとえば、来店回数に応じて、次の3段階の会員ランクを設定できます。
- ブロンズ会員:来店1〜2回 /来店ごとに1ポイント
- シルバー会員:来店3〜5回 /来店ごとに2ポイント
- ゴールド会員:来店6回以上/来店ごとに3ポイント
会員ランクに合わせて、来店時に付与するポイント数や誕生月クーポンの割引率の変更も可能です。
会員ごとに適した情報や優待を届けることで、継続利用や再来店を促し、ロイヤルカスタマーの育成につなげられます。
Lステップの料金プラン
Lステップには、4つの基本プランがあり、月間配信数や利用できる機能が異なります。ここでは、各プランの料金と主な機能を比較し、自社に合ったプランの選び方を解説します(2026年10月現在)。
4つの基本プランと月間配信数
Lステップには、フリー・スタート・スタンダード・プロの4つの基本プランがあります。初期費用はいずれのプランも無料です。また、新規契約者は有料プランの初月料金も無料になるため、導入時のコストを抑えながら運用を始められます。
月額料金と月間配信数は次のとおりです。
料金とあわせて、自社が予定する配信数に収まるプランかを確認しましょう。
なお、Lステップの利用には、LINE公式アカウントの契約も必要です。LINE公式アカウントの利用料は上記に含まれず、契約プランや配信通数によって別途費用が発生します。
※月間の配信数が50,000通を超える場合、大量送信プランがあります。
※フリープランの契約は、1社1アカウントまでです。
料金プランの選び方
Lステップのプランは、次の2点を基準に選びます。
- 月間配信数
- 利用したい機能
LステップとLINE公式アカウントには、それぞれ月間配信数の上限があります。メッセージの送信には両方の配信枠を使用するため、どちらか一方の残り通数がなくなると配信できません。
また、Lステップはプランによって利用できる機能が異なります。たとえば、リッチメニューはスタンダードプラン以上、分析機能や広告連携はプロプランが対象です。
プランを選ぶ際は、月間配信数だけでなく、実施したい施策に必要な機能が含まれているかも確認したうえで、自社の運用目的や予算に合ったプランを検討しましょう。
企業向けLステップ導入事例
Lステップは、販促だけでなく、採用やスクール運営、受注対応など、企業のさまざまな業務に利用されています。ここでは、業務負担の軽減や売上増加につながった次の3事例を紹介します。
各社が抱えていた課題と、Lステップで構築した仕組み、導入後に得られた成果を順に見ていきましょう。
採用業務の工数が5分の1|イベント会社
熊本県を中心にイベントの企画・運営を手がける株式会社ライドエンターテイメントでは、担当者1名にアルバイトの募集・選考・管理が集中していました。
応募者への確認や個人情報の収集を一人ずつLINEで行っていたため、イベントが多い月は朝から晩まで対応に追われる状況にあったそうです。
Lステップ導入後は、友だち追加時に情報登録フォームを送信し、応募前に氏名や振込先などの必要情報を取得する流れを構築しました。
求人案内にはカルーセルを使い、ボタンを押した参加希望者へ自動でタグが付くようにしています。採用者・不採用者もタグで管理し、一斉に連絡できる仕組みです。
これらの施策の結果、応募者情報の取得・保管が自動化され、選考や連絡にかかる時間も大幅に短縮。採用業務の負担は従来の5分の1まで減少しました。
2か月でLINE経由の売上20倍|スクール運営
ハンドメイドや美容の資格を取得できる通信講座・PBアカデミーでは、LINE公式アカウントの友だちが約8,000人いたものの、運用ノウハウがなく、LINE経由の売上はほぼゼロでした。
見込み顧客への情報提供や問い合わせ対応を効率化し、受講者を増やすことが課題だったといいます。
Lステップ導入後は、アンケートの回答者へPDF資料を送り、興味や検討状況に応じたシナリオ配信を実施しました。
さらに、タップするだけで回答できる「ハンドメイド適正診断」を用意し、選択内容に合わせて、講座の中から適したものを自動で提案する仕組みも整えています。
リッチメニューには、受講を検討している人向け・受講生向け・課題提出用に3つのタブを設置。講座一覧や適性診断、よくある質問、課題提出など、多数のボタンから必要な情報へ進めるようにしています。
受講生は作品の写真やコメントを回答フォームから送れるようになり、郵送していた課題提出もオンライン化されました。
こうした取り組みの結果、構築後2か月でLINE経由の売上が約20倍に増加。問い合わせ対応や課題提出にかかる負担の軽減にもつながり、売上向上と業務効率化の両方を実現した事例です。
月商が平均約200万円増加|鮮魚店
北海道函館市の有限会社マルショウ小西鮮魚店では、スタッフが個人LINEで注文を受けており、常時100〜200件の未読を抱えていました。
注文方法が決まっていなかったため、店舗情報や送料、取引条件をその都度確認する必要があり、対応工数が膨らんでいたといいます。
Lステップ導入後は、友だち追加時のアンケートで業務用・一般向けを分け、取引先には店舗登録フォームを送る流れに変更。住所や連絡先、定休日など、注文に必要な情報を事前に取得できるようにしました。
さらに、ユーザーが必要な情報をすぐに確認できるよう、リッチメニューに注文方法や送料などをわかりやすくまとめています。表示内容は月ごとに自動で切り替え、その時期の旬の商品を案内する仕組みも整えました。
また、タグを使ってプロ向けと一般向けで配信内容を分け、それぞれに適した商品を案内しています。
これらの施策を組み合わせた結果、アカウント公開から3か月で月商が平均約200万円増加しました。
休眠顧客からの問い合わせや、友だち追加後に注文へ至っていなかった見込み顧客からの購入も増え、売上向上と対応工数の削減を両立した事例です。
よくある質問
Lステップに関するよくある質問をまとめました。
Lステップのログインページはどこですか?
Lステップの管理画面へは、ログインページ(https://manager.linestep.net)からアクセスできます。
Lステップはパソコンとスマートフォンの両方で使えますか?
パソコンとスマートフォンの両方で利用できますが、詳細な設定や構築はパソコンで行うのが基本です。スマートフォンアプリは補助的な位置づけで、外出先での通知確認や個別トークへの素早い返信に便利です。
大規模なLINE運用にはLinyがおすすめ
LINE公式アカウントの機能拡張・自動化をお考えなら、Linyという選択肢もあります。
Linyは、Lステップと同様にソーシャルデータバンク株式会社が提供する、LINEに特化したCRMプラットフォームです。
Lステップは、少人数で運用を始めたい個人事業主・店舗・中小企業をはじめ、自社で設定や改善を進めたい企業に適しています。
一方、Linyは、複数部署での組織的な運用や、専任担当者による支援を重視する企業・自治体に適しています。
さらに、Linyでは、Lステップの基本的な機能を一通り利用でき、顧客情報の収集・管理から配信、効果検証までを一貫して行えます。
Linyが適している企業・団体
Linyは、次のような運用を検討している企業・団体に向いています。
- 専任担当者による伴走支援を受けたい
- 複数拠点・複数部署でLINEを運用したい
- 月間10万通以上などの大規模なメッセージ配信を想定している
- 外部システムとの連携やAPIを本格的に活用したい
- 自社の業務に合わせた個別開発を依頼したい
- IPアドレス制限や請求書払いなど、個別のセキュリティ・契約要件がある
一方、Lステップは、個人事業主や店舗、中小企業などが、自社で設定・運用しながらLINEマーケティングを始めたい場合に適しています。
Linyの導入事例
Linyは、企業のマーケティングだけでなく、医療情報の提供や自治体業務の効率化にも利用されています。ここでは、Linyの導入によって情報発信や利用者対応を改善した、次の3事例を紹介します。
各企業・団体が抱えていた課題と、Linyで構築した仕組み、導入後に得られた成果を順に見ていきましょう。
アンケート回答数が約2.8倍|カルビー株式会社
カルビー株式会社では、以前は配信のたびに代理店やベンダーとの調整が必要で、企画から実施まで約1か月かかっていました。配信頻度も月1〜2回ほどに限られ、施策の展開スピードにも課題があったといいます。
Liny導入後は、専任担当者の伴走支援を受けながら定期的なキャンペーンを実施。通知欄に表示する文言やメッセージ冒頭、配信画像のデザインなどを見直し、内容がひと目で伝わるように改善しました。
さらに、友だち追加時に送るアンケートへの入力を促すため、回答数に応じてリッチメニューのキャラクターや特典が変化する参加型コンテンツを取り入れています。
その結果、メッセージの開封率は約1.8倍、クリック率は2倍、1日あたりのアンケート回答数は約2.8倍に向上しました。
Linyの導入により、お客様との関係を深めながら、社内のアイデアを迅速に施策へ反映し、継続的に改善できる運用体制が整った事例です。
位置情報をもとに医療機関を自動案内|JADEC
JADEC(公益社団法人日本糖尿病協会)の災害時糖尿病医療支援チーム「DiaMAT」では、災害時に糖尿病患者の状況を把握し、必要な医療情報を届ける方法に課題感がありました。
当初は都道府県や利用者別に約150のLINE公式アカウントを作る案もありましたが、管理の負担が大きく、現実的ではなかったといいます。
Liny導入後は、QRコードとタグで患者・医療従事者を判別し、平時には回答フォームから治療状況や使用するインスリンなどの情報を収集する仕組みを構築しました。災害時には、リッチメニューを専用の表示へ切り替える設計です。
さらに、ユーザーが位置情報を送信すると、半径10キロ以内にある医療機関や調剤薬局を、距離の近い順に自動返信する仕組みを個別開発しました。
自力で薬を受け取りに行くことが難しい場合は、回答フォームで必要な薬剤や器材の情報を送り、スタッフが個別に対応します。
1回目の災害訓練では約80人に対して7人のスタッフが手作業で返信していましたが、自動案内を導入した2回目は約800人が参加し、実質2人で運用できました。必要な情報を迅速に届け、患者の安心と運営負担の軽減につながっています。
救命講習の受付業務を自動化|京都市消防局
京都市消防局の教育管理課では、年間約1,900件の救命講習を実施し、約2万7,000人が受講しています。
従来は、受講希望者が電話で空き状況を確認したうえで、紙の申込書を提出する必要があり、職員は1件の受付に約15分を要していました。修了証の印刷や氏名の修正、紛失時の問い合わせ対応も大きな負担だったといいます。
Liny導入後は、リッチメニューから希望する講習を選び、申し込みをLINE上で完結できる仕組みを構築。予約完了メッセージや講習前日のリマインド、キャンセル手続き、一定期間後の再受講案内までを自動化しています。
講習の開始時と終了時には二次元コードを読み取り、出席と受講完了を確認する設計です。従来は紙で発行していた修了証も、LINE上で自動交付できるようになりました。
施策を実施した結果、24時間365日、講習開始の直前まで申し込めるようになり、申し込みの約4割がLINE経由となりました。
電話対応が大幅に減少したほか、修了証の作成費用も年間約20万円削減できています。職員の業務負担を抑えながら、市民の利便性も高めた事例です。
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まとめ
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張し、顧客管理や配信の出し分け・自動化、予約、分析などを行えるMAツールです。
自社で設定・運用を進めながら、LINEマーケティングを強化したい個人事業主・店舗・中小企業に適しています。
一方、複数部署での運用や伴走支援、本格的な外部システム連携、個別開発が必要な場合には、Linyの活用がおすすめです。
LステップとLinyのどちらを選ぶべきか迷っている方は、検討を始める第一歩として、まずは以下のLinyの資料をご覧ください。











































