Linyについて

LINE公式アカウントで柔軟にセグメント配信をする方法【Liny活用】

2021年3月11日

Linyで柔軟にセグメント配信する方法

LINE公式アカウントでメッセージ配信をする際、配信する内容によっては、送信先を絞り込みたい場合があります。

通常のLINE公式アカウントでも配信先を絞り込むことは出来ますが、限られた属性などでしか絞り込む事はできません。

この記事では、LINE公式アカウントのサポートツール『Liny(リニー)』を利用して、一人ひとりにあったセグメント配信を簡単に行う方法をお伝えします。

セグメント配信とは?

「セグメント」とは、マーケティングで使われる用語で、お客さまを属性ごとに仕分ける事です。

例えば、全体のユーザーを「東京在住」「30代男性」「購入履歴あり」など、特定の条件で仕分けることを指します。

仕分けたセグメントに対して、メッセージなどを配信することを「セグメント配信」と呼びます。

セグメント配信のメリット

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セグメント配信を行うメリットは何だろう?

適切なコンテンツを配信できる

セグメントを明確にすることで、ターゲットとなるユーザー層に対して、適切な配信メッセージを作ることが出来ます。

一斉配信では様々なユーザーがいますが、セグメントすることでユーザー層が明確になり、

  • どんな情報が求められているか
  • イラストや画像はどうすればよいか
  • どんな文言を使えば伝わりやすくなるか

を考えやすくなります。

1通あたりの配信効果を高める上でも、セグメント配信は重要です。

ブロック率の低下に繋げる

LINEは、家族や親しい友達との連絡手段として生まれたアプリです。そのため、「開封率が高い」「メッセージを見られるまでのスピードが早い」といった特徴があります。

その特徴ゆえに、自分の興味や関心がない情報が頻繁に送られてしまうと、メッセージの受信が煩わしくなり、ブロックに繋がることがあります。

友だちの興味・関心が無いメッセージを送ってブロックされるのを防ぐために、セグメント配信は重要です。

メッセージ通数を抑える

LINE公式アカウントは、プランによって無料メッセージ数/追加メッセージ料金が決まっています。

セグメント配信をすることで、全体のメッセージ通数を減らし、コストを抑えることに繋げられます。

LINE公式アカウントでは自由にセグメント配信が出来ない

LINE公式アカウントには絞り込み配信の機能がありますが、あらかじめ用意されている属性などを利用してしか、絞り込みは出来ません。

用意されている属性は以下です。

  • 友だち期間
  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア
  • 各種オーディエンス

詳細は以下のページを参考にして下さい。

LINE公式アカウントでは出来ないセグメント配信

例えば、このようなセグメント配信は、LINE公式アカウントの機能だけでは出来ません。

  • アンケートに回答してもらい、回答内容で絞り込んだ配信をする
  • 会員/非会員の情報を取得して、会員だけに配信する
  • 今月誕生日の方にクーポンを配信する
  • ある店舗の顧客対象にイベント情報を配信する
  • リピーターだけにセール情報を配信する

一方で、上記のようなセグメント配信を行いたいケースは多いでしょう。

Linyを利用すると自由度が高いセグメント配信が可能

当社が提供する、LINEのマーケティングツールLiny(リニー)を利用すると、LINE公式アカウントで一人ひとりにあったセグメント配信が可能になります。

Linyとは

先程の例に上げたような、LINE公式アカウントではできないセグメント配信もLinyであれば実現できます。

また、Linyではエンゲージメントが高い友だちをさらにセグメント化して配信することも可能です。

例えば、配信メッセージへの反応頻度をスコアリングして、興味を持ってくれている友だち限定で、魅力的なメッセージを送ったり、自社のサービスについてのアンケートを送付することも可能です。

Linyの詳細はこちら

Linyでセグメント配信を行う流れ

セグメント配信を行うには、友だちの情報を取得する必要があります。

Linyでは、セグメント配信を

  1. 友だちの情報を取得・蓄積する
  2. 友だちの情報を活用してセグメント配信する

というステップで行います。

Linyの設定の流れを「架空のヘアサロンLiny」のケースを用いて、ご紹介していきましょう。

ヘアサロンLiny

架空のヘアサロンLiny

【架空のヘアサロンLiny】

サロンLinyでは、「ヘアスタイルの提案」と、「ヘアケア商品の販売」に力を入れています。

安定した集客に繋げるため、LINE公式アカウントを利用して、お客様にお役立ち情報を定期配信することにしました。

お客様の興味関心は「ヘアスタイル」と「ヘアケア」で分かれているため、アンケートを取って、お客様が興味あるトピックのコンテンツのみを配信することにしました。

LINE公式アカウントでは、友だちの興味関心に基づいたセグメント配信が出来ないため、Linyを併用して運用を行います。

友だちの情報を取得・蓄積する

セグメント配信をするにあたって、まずは友だちの興味関心を把握しましょう。

Linyで友だちの情報を取得・蓄積する方法は様々あります。今回は「選択肢付きの質問」を作成・送付して、受け取りたい配信コンテンツを友だちに選んでもらうことにします。

「配信を受け取りたいコンテンツは?」という見出しで、「ヘアケアの方法について」と「最新のヘアスタイル」の選択肢を用意しました。

これを友だちに送って、タップしてもらいます。

配信コンテンツの質問

Linyの機能で選択肢付きの質問を作成できる。

友だちがタップをすると、Liny上で友だちに自動でタグをつけることが出来ます。

タグ

Linyの管理画面。友だち一人ひとりに個別のページが用意されている。友だちがタップをすることで、自動的に「タグ」が付与される。

Linyの管理画面では、友だちごとに個別のページが用意されています。ここで友だちの情報を見ると、「ヘアケア」というタグが付与された状態になっていることがわかります。

友だちの情報に基づいてセグメント配信する

次に、Linyでセグメント配信を行います。

今回は、「ヘアケアの方法について」の配信を受け取りたいと回答した友だちに絞って、「ヘアケアのコンテンツ」を送りましょう。

Linyの一斉配信で、「友だちを絞り込んで配信する」を選びます。

送信先の設定

送信先の設定で「友だちを絞り込んで配信する」を選択する。

配信先条件の設定は、様々な属性を組み合わせることが出来ます。

今回は、タグに「ヘアケア」が付与されている友だちだけを絞り込みます。

絞り込み条件

配信先の条件を自由に組み合わせて設定することが出来る。

条件を決定すると、

  • 設定した条件
  • 該当者を表示するボタン
  • 何人に送信されるのか

が表示されます。

絞り込み条件の設定

条件、該当者表示ボタン、送信される人数が表示される

その後、配信メッセージを入力して、「送信」という流れです。

これで、「ヘアケア」の情報が欲しい友だちにだけ、配信をすることが出来ました。

Linyを活用したお客様事例

実際にLinyを利用しているお客様の「セグメント配信」の活用方法をご紹介していきます。

【専門学校】「希望学校」の種類でセグメント配信する

東京の大田区にある学校法人東京滋慶学園 新東京歯科技工士学校では、入校前・在学・卒業後の学生を対象にLINE公式アカウントを運用されています。

セグメント配信

当学園では、歯科の学校を複数運営されています。そのため、入校前の方に対して「希望学校」を選択してもらい、選択した学校の情報のみをセグメント配信されています。

詳細:学校法人東京滋慶学園:学生の興味と関心に応じたセグメント配信

【県庁】地域・年齢別に配信する

滋賀県の行政機関「滋賀県庁」では、Linyを利用してLINEで情報配信を行なっています。

セグメント配信

市区町村と、生年を選択するアンケートが送信される

滋賀県のLINE公式アカウントを友だち登録すると、アンケートが送信されます。アンケートには「住まいの市町」「生年」の質問があります。

友だちがこのアンケートに回答すると、該当する市・年齢に合わせた情報のみが、セグメント配信されます。

詳細:滋賀県庁:年齢と地域ごとに必要な情報を絞り込んで配信

まとめ

セグメント配信を使って、欲しい情報を欲しい人にだけ届けることは大変重要です。

LINE公式アカウントだけでは、自由にセグメントを設定して配信することは出来ませんが、『Liny』を併用すれば可能です。

柔軟なセグメント配信にご興味がある方は、ぜひLinyをご活用ください。

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LINE活用サポートツールLiny

Linyとは、LINE公式アカウントの機能拡張ツールです。

顧客とのやりとりの中で、好みの属性を自動で収集・管理することができ、
集めた顧客情報をもとに、一人ひとりの嗜好に合わせた情報だけを配信できるので
反応率・売上のUPにつながり、運用負担も軽減します。

Linyの導入事例はこちら

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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