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LINE公式アカウント新料金プランの選び方【費用シミュレーション】

2020年6月19日

LINE公式アカウント新料金プランの選び方【費用シミュレーション】

LINE公式アカウント新料金プランの選び方【費用シミュレーション】

この記事では、LINE公式アカウントの料金プランの概要をお伝えしたのち、「プランの選び方」や「料金シミュレーション」をご紹介していきます。

【料金についての補足】 2023年6月1日より、「LINE公式アカウント」の料金プランが改定されました。 改定の詳細は「【準備必須】2023年6月LINE公式アカウントの料金プランが改定に!」を、ご確認ください。

この記事では、最新の料金プランの説明をしていきます。

LINE公式アカウントの3つの料金プラン

LINE公式アカウントには、3つの料金プランが用意されており、有料プランは月額の固定費がかかります。

どのプランでも、同じ機能が利用できますが、ひと月に送信できる「メッセージ通数」が異なります。

プラン 料金 メッセージ通数 追加メッセージ
コミュニケーション

プラン

0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円(税別) 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円(税別) 30,000通 ~3円/通(税別)

「追加メッセージ」とは、「メッセージ通数」をオーバーして送信する場合のメッセージのことです。スタンダードプランの場合のみ、「追加メッセージ」の送信が可能です。

詳細は、「LINE公式アカウントの運用にかかる費用・料金はいくら?」でご紹介しています。

メッセージ通数としてカウントされる配信はどれ?

LINE公式アカウントで、友だちに送信するメッセージですが、全てがメッセージ通数としてカウントされるわけではありません。

カウントされるメッセージ

  • メッセージ配信(絞り込み配信)
  • ステップ配信

カウントされないメッセージ・投稿

  • チャットのメッセージ
  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ(自動応答)
  • VOOM投稿

カウント対象外のメッセージや投稿も併用しながら、メッセージを配信していくことで、メッセージ通数の削減につながります。

LINE公式アカウントの料金プランの選び方

料金プランの選び方を3つご紹介します。

  1. 全ての友だち数から計算する
  2. 絞り込み配信を利用してターゲットリーチ数を調整する
  3. まずはコミュニケーションプランから始める

順番にご紹介していきます。

1. 友だち数から計算する

全ての友だちにメッセージを配信する場合、メッセージの送信回数に応じて、以下のような計算ができます。

※ なお、ここでいう「友だち数」とは、ブロック中と属性不明を除く、友だち数をさします。

月に1回送る場合の「友だち数」目安

  • コミュニケーションプラン:200人まで
  • ライトプラン:5,000人まで
  • スタンダードプラン:30,000人まで

月に2回送る場合の「友だち数」目安

  • コミュニケーションプラン:100人まで
  • ライトプラン:2,500人まで
  • スタンダードプラン:15,000人まで

月に3回送る場合の「友だち数」目安

  • コミュニケーションプラン:66人まで
  • ライトプラン:1,666人まで
  • スタンダードプラン:10,000人まで

月に4回送る場合の「友だち数」目安

  • コミュニケーションプラン:50人まで
  • ライトプラン:1,250人まで
  • スタンダードプラン:7,500人まで

目安にしてください。

2. 絞り込み配信を利用して「ターゲットリーチ」を調整する

メッセージは、全ての友だちに配信するだけではなく、配信先を絞り込むことができます。

実際にメッセージが配信される数を、「ターゲットリーチ」と呼びます。

この、ターゲットリーチ数を調整することで、メッセージ通数を削減することが可能です。

絞り込む条件の例としては、以下が考えられます。

  • LINE公式アカウントがあらかじめ用意している「属性」で絞り込む
  • チャットができる友だちに付与した「タグ」で絞り込む
  • 「過去の配信メッセージを開封した」友だちを絞り込む
  • 「過去の配信メッセージ内のリンクをクリックした」友だちを絞り込む

絞り込み配信は、セグメント配信とも呼ばれます。

絞り込み配信・セグメント配信の使い方については、「LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説!」の記事で詳しくご紹介しています。

3. まずはコミュニケーションプランから始める

LINE公式アカウントを初めて開設される場合は、友だちがいない状態から始めることになるため、「コミュニケーションプラン」から利用されると良いでしょう。

月額固定費は「無料」で、月に200通までメッセージ配信ができます。

コミュニケーションプランを利用する場合のイメージとしては、

  • 機能の使い勝手を試す場合
  • ひと月のメッセージは200通に収めながら使う場合
  • 問い合わせ対応を目的として、メッセージにカウントされない「チャット」「応答メッセージ」を活用する場合

などの用途が考えられます。

チャットの利用については、「LINE公式アカウントのチャット(1:1トーク)の使い方と注意点 」の記事を参考にしてください。

応答メッセージ(自動応答)については「LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方【自動応答の設定方法】」の記事で詳しくご紹介しています。

プランをアップグレードするターゲットリーチの目安

一般的に、LINE公式アカウントの配信は週に1回程度と言われています。

それ以上の配信をすると、友だちがメッセージの受け取りを煩わしく感じ、ブロックにつながる恐れがあるからです。

逆に、週に1回未満になると、メッセージの受け取り回数が減るため、関係構築がしにくいという傾向があります。

例として、月に4回配信をする場合を考えてみましょう。計算を簡単にするため、1回ごとの送信数は一定であると仮定します。

50人に4回メッセージを送ると200通となるため、「コミュニケーションプラン」の無料メッセージの上限に達します。

ここがアップグレードの目安です。週に1回配信の場合は「送信先となる、ターゲットリーチが50人」以上になってきた際に、ライトプランへの変更を検討されると良いでしょう。

ライトプランの無料メッセージは5,000通です。月に4回配信する場合は、1,250人に送ることが可能です。「ターゲットリーチが1,250人」以上になってきた場合に、スタンダードプランへのアップグレードを検討してみてください。

プランの変更について

LINE公式アカウントは、月単位での料金プランの変更が可能です。

配信数が多い月は一番配信数の多いスタンダードプランにし、配信数が少ない月は真ん中のライトプランというように、配信数に合わせて柔軟にプランを変更することができます。

料金シミュレーションの例

例えば、架空のお惣菜屋さんをイメージしてシミュレーションを行い、1年間で必要になる費用の見積もりを出してみました。

架空のお惣菜屋さんの設定

  • 商圏内のお客様は300人
  • 商圏内のお客様全員に、LINEアカウントの友だちになってもらう
  • 月4回、クーポンを友だち全員に配信する
 

友だち数*

(ターゲットリーチ)

通数

(友だち数×4回)

 

月額固定費(税別)

 

1

 

10

 

40

コミュニケーション

プラン

(0円)

 

2

 

30

 

120

コミュニケーション

プラン

(0円)

 

3

 

60

 

240

ライトプラン

(5,000円)

 

4

 

90

 

360

ライトプラン

(5,000円)

 

5

 

120

 

480

ライトプラン

(5,000円)

 

6

 

150

 

600

ライトプラン

(5,000円)

 

7

 

180

 

720

ライトプラン

(5,000円)

 

8

 

210

 

840

ライトプラン

(5,000円)

 

9

 

240

 

960

ライトプラン

(5,000円)

 

10

 

270

 

1080

ライトプラン

(5,000円)

 

11

 

300

 

1200

ライトプラン

(5,000円)

 

12

 

300

 

1200

ライトプラン

(5,000円)

 

合計

 

-

 

-

 

50,000円

(* ブロックした友だちは含みません)

想定年間コストは「50,000円」となりました。

LINE公式アカウントを導入することで、このコスト以上の利益・メリットが出ていれば、利用する価値があるといえます。

まとめ

LINE公式アカウントの料金は、「月額固定費」が必要です。「コミュニケーションプラン」の場合は、無料で利用することが可能です。

ひと月に送信する回数と、配信数を計算して、適切なプランを選択していきましょう!

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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