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LINE公式アカウントの認証済アカウントとは?審査とメリットを解説

2021年8月19日

LINE公式アカウントの審査とは?認証済みのメリットについて

LINE公式アカウントの審査とは?認証済みのメリットについて

LINE公式アカウントには「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。「認証済アカウント」とは、LINEヤフー社が行う公式の審査を通過したアカウントのことです。

認証済になると、プロフィールに青色バッジが表示され、LINEアプリ内の検索結果に表示されやすくなるなどのメリットがあります。

この記事では、認証済アカウントにするための「審査」についてと、認証済アカウントのメリットなどを解説していきます。

LINE公式アカウントの種類と「認証済アカウント」の意味

冒頭でご紹介したように、LINE公式アカウントには、「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。

  • 認証済アカウント:LINEヤフー社の審査を通過したアカウント
  • 未認証アカウント:審査を受けていない、または審査に通過していないアカウント

アカウントを新規開設した時点では、すべて「未認証アカウント」としてスタートします。そこから審査を申請し、基準をクリアすることで「認証済アカウント」へ切り替えられます。

【補足:プレミアムアカウントについて】

プレミアムアカウント

引用:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/account-type/

このほかに「プレミアムアカウント」と呼ばれるものも存在します。ただし、これはLINEヤフー社が独自に選定・付与するもので、通常の運用者が申請できるものではありません。

そのため、実際に運用者が選択できるのは「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類と考えて問題ありません。

LINE公式アカウントの審査基準

LINE公式アカウントを認証するには、LINEヤフー社による審査を受ける必要があります。審査は無料で、主に以下の観点でチェックされます。(引用元:LINE公式アカウント 「認証済アカウント」申請の注意点とよくある質問

  1. LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
  2. 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
  3. 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
  4. 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
  5. 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか

※当社はお客さまに対し、審査結果およびその理由について説明する義務を負わないものとします。

これを見ると、具体的な審査基準が明記されていないことがわかります。

実際の審査基準の詳細は非公開です。また、LINEヤフー社は審査の合否理由を利用者に開示しないため、認証されるかどうかは申請してみないと分かりません。

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LINE公式アカウントを開設できない業種・サービスについて

これは「認証の審査」とは別の話ですが、そもそもLINE公式アカウント自体を開設できない業種やサービスがあります。LINEヤフー社が不適切と判断した場合、アカウントが発行されなかったり、開設後に停止されるケースもあるため注意が必要です。(引用元:LINE公式ガイドライン

出会い系サービス 街コンイベント会社、相席居酒屋、出会いパーティー、ライブチャット、インターネット異性紹介事業
アダルト関連 性風俗店、メンズエステ、アダルトショップ、ストリップ劇場、膝枕耳かき店、JKビジネス
連鎖販売取引 ねずみ講、マルチ商法・MLM
ネットワークビジネス販売方法 人間の不安・不幸・射幸心につけ込んで商品等を販売するもの、違法とされる営業方法で商品等を販売するもの、科学的な根拠が乏しい商品等を販売するもの

認証済アカウントのメリット

認証済アカウントになると以下のようなメリットがあります。

  • 青色のバッジがつき、検索結果に表示される
  • 店舗用ポスターの種類が選択できる
  • 友だち追加広告が利用できる
  • 請求書決済が利用できる
  • 「メンバーシップ」が利用できる
  • 「リサーチ」と「アカウント満足度調査」で自由回答が利用できる
  • LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる
  • 友だち一覧が確認でき、運営側からチャットが送付できる

順番にご紹介していきます。

青色のバッジがつき、検索結果に表示される

認証済アカウントになると、プロフィールのバッジが灰色から青色に変わります。また、LINEアプリ内のアカウント検索結果に表示されるようになり、ユーザーから見つけてもらいやすくなります。

検索結果に表示される

青色のバッジがつき検索結果に表示される
引用元:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/

 

店舗用ポスターの種類が選択できる

未認証アカウントでは利用できるポスターは1種類のみですが、認証済になると3種類から選択可能。店頭やイベントでの友だち追加促進に役立ちます。

店舗用ポスター

引用:認証済アカウントで利用できるポスターの例https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/

また、有料になりますが、ポップやショップカードといったノベルティを購入することも可能になります。

友だち追加広告が利用できる

LINE内で配信できる「友だち追加広告」は、認証済アカウントだけが利用可能です。有料にはなりますが、新規顧客獲得に効果的です。

請求書決済が利用できる

LINE公式アカウントの有料プランを利用する場合、クレジットカードでの支払いになります。認証済アカウントの場合は、それに追加して、決済サービス「Paid」を通じた請求書払いが利用できます。

特に法人アカウントでは便利なポイントです。

「メンバーシップ」が利用できる

月額課金で特典を提供できる「メンバーシップ機能」は認証済アカウント限定です。飲食店の常連向けサービスや、有料会員サイトなどに活用できます。

「リサーチ」と「アカウント満足度調査」で自由回答が利用できる

リサーチ機能とアカウント満足度調査で、選択式だけでなく自由回答アンケートを実施できるようになります。顧客の声を直接集めたいときに有効です。

認証済アカウントの場合:

自由回答

認証済アカウントの場合は自由回答も選べる

LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる

LINE公式アカウントの管理画面で設定をすれば、「アカウント情報」や「クーポン」を、LINEアプリ内に掲載できます。

表示情報 表示場所
アカウント
  • LINE公式アカウントリスト
  • おすすめの公式アカウント
クーポン
  • LINEクーポン
  • LINE公式アカウントリスト など

新規ユーザーにリーチしやすくなるメリットがあります。

友だち一覧が確認でき、運営側からチャットが送付できる

2024年6月より認証済アカウントの場合、LINEに追加した友だちの一覧を、「チャット」> 「連絡先」から、確認できるようになりました。

確認画面

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20240522/

ただし、利用ケースが限られています。以下の点にご注意ください。

  • ユーザーが必要とする情報やサービスの提供と異なる目的で利用するのは禁止
  • 広告や宣伝目的でチャットを送信することは禁止(例:新規サービスや商品の紹介、キャンペーンのお知らせなど)

審査の申請方法

LINE公式アカウントを認証済にするには、「アカウント認証リクエスト」を行う必要があります。申請方法は大きく分けて2つです。

  1. LINE公式アカウントの開設時に、アカウント認証リクエストを行う
  2. すでに運用している未認証アカウントから、アカウント認証リクエストを行う

それぞれの方法についてご紹介します。

1. LINE公式アカウントの開設時に申請する

新しくLINE公式アカウントを開設する際、同時に認証リクエストを送ることができます。

開設後の画面下部に「アカウント認証をリクエストする」ボタンが表示されるので、そこから申し込みフォームへ進み、必要事項を入力すればOKです。

アカウント作成完了

アカウントの開設は以下で紹介しています。

2. 既存の未認証アカウントから申請する

すでに未認証アカウントを運用している場合は、管理画面から申請できます。

管理画面右上の「設定」>「アカウント設定」> 情報の公開の認証ステータス:「アカウント認証リクエスト」ボタンをクリックします。

リクエストボタン

「認証申請の流れとポイント」ページに遷移します。このページ下部に、【アカウント認証を申請する】ボタンがあるのでクリックします。そうすると、申し込みフォームが開くので、申請を進めます。

申請フォーム入力の注意点

申請時に記入する内容には審査で重視される項目が多いため、正確に入力しましょう。以下から各項目の注意点を紹介します。

アカウント名

  • 新規で申し込みを行う場合は「アカウント名」の入力が必要です。
  • アカウント名は、サービス名や店舗名など、わかりやすい名称にしましょう。(例:リニー転職サービス、株式会社リニー)
  • アカウント名は、20文字以内です。
  • 一度申し込みを行うと、変更はできません。
  • 個人や個人を特定できるアカウントでは、認証済アカウントは作成できません。(個人名では認証済アカウントは作成できません)

店舗/施設情報

  • アカウントの作成する対象の店舗名、企業名、サービス名などを50文字以内で入力します。
  • 店舗の場合で、同じ名称で複数店舗ある場合は、代表となる店舗情報を入力します。
  • 住所は、全角(英数字は半角)で入力します。
  • URLでは、店舗や施設の情報が確認できるサイトやSNSを入力します。サイトもSNSもない場合は、店舗や施設情報が掲載されている情報掲載ページなどを入力します。これは、審査時に参考となりますので、入力するようにしましょう。

申込者情報

  • 申請者のフルネームの入力が必要です。メールや電話による、申込みの意思確認や在籍確認などの「本人確認」が行われますので、連絡が取れる連絡先を入力します。

審査関連のポイント

審査関連で知っておきたいポイントをまとめました。

  • 申請できるのは「管理者権限」のみ。運用担当者では申請ボタンが表示されません。
  • 入力不備がある場合など、再申請は可能です。
  • 開設と同時に認証申請しても、審査が終わるまでは「未認証」として利用できます。
  • 審査には通常10営業日程度かかりますが、繁忙期にはさらに時間を要することもあります。
  • 合否の理由は開示されません。

まとめ|認証済アカウントで信頼性・利便性を高めよう

LINE公式アカウントを「認証済アカウント」にすることで

  • 検索結果に表示されやすくなる
  • 青色バッジで信頼性が向上する
  • 未認証では使えない機能が利用できる

といったメリットが得られます。審査基準の詳細は公開されていませんが、申請自体は無料で行え、再申請も可能です。

企業・店舗用として利用する場合は、認証済アカウントになることで、ユーザーからの信頼性もアップします。

審査は無料で行えますので、認証済アカウントを申請してみましょう!

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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