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LINE公式アカウントのメンバーシップ機能とは【サブスク可能】

2023年2月6日

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能とは【サブスク可能】

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能とは【サブスク可能】

2023年1月、LINE公式アカウントに新しく「メンバーシップ機能」が追加されました。

メンバーシップ機能とは、LINE公式アカウントの友だちが月額課金をすることで、メンバーだけにメッセージを送ったり、特典を提供することができる機能です。

この記事では、詳しいメンバーシップ機能についての説明と注意点、さらにどのようにメンバーシップ機能を活用していけば良いのかをご紹介します。

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能について

まずは、メンバーシップ機能がどのような機能なのかみていきましょう。

メンバーシップ機能とは

メンバーシップ機能イメージ

引用:LINE公式アカウント(https://www.linebiz.com/jp/news/20230127/)

メンバーシップ機能とは、

  • 友だちに月額課金をしてもらい、会員になってもらう
  • 会員に対して、限定メッセージや特典を送ることができる

というもの。

いわゆる、サブスクリプション(サブスク)機能なので、オンラインサロンやオンラインレッスンなどで活用ができます。

メンバーシップ機能のメリット

メンバーシップ機能を利用することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • サブスクでコンテンツを収益化できる
  • オンラインサロンがLINE公式アカウント内で簡単に運営できる
  • ファン層に限定コンテンツを届けられる

メンバーシップ機能が向いているケース

メンバーシップ機能の利用が向いているアカウントは、大きく2種類考えられます。

  1. コンテンツを収益化するのに適している場合(インフルエンサー、クリエイター、オンラインレッスンの講師など)
  2. 限定クーポンを会員に配信したい場合(飲食店、ネイルサロン、美容サロンなど)

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能3つの注意点

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能は、誰でも使えるわけではありません。

3つの注意点があります。

  1. 利用条件を満たしてなければ使えない
  2. 審査に通過する必要がある
  3. 利用不可な業態がある

順番に紹介していきます。

1. 利用条件を満たしてなければ使えない

メンバーシップ機能の利用申込ができるのは、

  1. LINE公式アカウントが認証済み、もしくはターゲットリーチが200人以上
  2. ログインしているビジネスアカウントが、LINEアカウントと連携済み
  3. ログインしているビジネスアカウントが、管理者権限を持つ

に該当している場合のみです。

2、3については、すぐに対応できるものでしょう。

1.については、認証済みアカウントにするためにLINEヤフー社の申請を行ったり、未承認アカウントの場合は、200人以上のターゲットリーチ数(ブロックされていない友だちの数)にするために、運用が必要になるケースもあります。

認証済みアカウントについては、以下の記事を参考にしてください。

2. 審査に通過する必要がある

申し込みをしても、誰でも使えるというわけではありません。

LINEヤフー社の審査に合格したアカウントのみが利用できます。

審査に落ちた場合には、その理由を教えてもらうことはできません。

また、未承認アカウントの場合には、本人確認も実施されます。

3. 利用不可な業態がある

メンバーシップ機能では、利用を制限される業態があります。以下のカテゴリーに該当すると判断された場合は、利用ができません。

  • 生命・身体・健康に影響を与えるもの
  • 投資・資産運用に関連するもの
  • クラウドファンディング・寄付・投げ銭に類するもの
  • ヒーリング・セラピーに類するもの
  • 自己啓発に類するもの
  • メンタルヘルスに関連するもの
  • 宗教・スピリチュアルに関連するもの
  • 政治に関連するもの
  • アカウントと関連のないプランを提供するもの

その他、LINEヤフー社が独自に判断して使えない場合もありますので、ご注意ください。

引用元:LINE公式アカウント メンバーシップ機能ガイドライン

LINE公式アカウントのメンバーシップを開始する流れ

LINE公式アカウントのメンバーシップ機能を開始する流れは、3ステップで行います。

  1. LINE公式アカウントを開設し、利用条件を満たす
  2. メンバーシッププランを作成し、審査に申し込む
  3. メンバーシッププランに入ってもらう

順番に説明していきます。

1. LINE公式アカウントを開設し、利用条件を満たす

メンバーシップ機能は、LINE公式アカウントの機能なので、LINE公式アカウントの開設が必要です。

開設の方法は以下の記事をご覧ください。

先述しましたが、アカウントが「認証済」アカウントであるか、「未認証」アカウントの場合は、ターゲットリーチ数(ブロックされていない友だちの数)が200人以上必要になります。

どちらかの条件をクリアしましょう。

2. メンバーシッププランを作成し、審査に申し込む

LINE公式アカウントにログインすると、上部のタブに「メンバーシップ」が追加されているのでタップします。

メンバーシップ

この画面で、ステップ1とステップ2の条件が満たされていることを確認し、利用規約に同意して「メンバーシッププランを作成する」ボタンをクリックします。

メンバーシップ作成画面

引用元:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/

それぞれの入力項目を設定し「審査をリクエスト」をクリックします。

その後、「アカウント情報」「事業者情報」「申込者情報」などの審査情報をさらに入力し、審査を申請すればOKです。

審査についての注意点

  • 審査完了後にメンバーシップ機能が利用できます。
  • 審査は、数日から数週間かかる場合があります。
  • 審査基準や否認理由は公開しておらず、問い合わせても回答はもらえないのでご注意ください。

審査が通過すれば、メンバーシップが利用できます。

プランを公開する前に、「特定商取引法に関する表記」を登録する必要があります。これは、個人であっても法人であっても必要です。

「メンバーシップ」のタブ>「設定」をクリックし、必要情報を入力してください。

特定商取引法

引用元:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/

3. メンバーシッププランに入ってもらう

メンバーシップを公開したら、友だちにメンバーシッププランに入ってもらいましょう!

その際、メンバーシップに入ると、どんなメリットがあるのかをしっかりとアピールする必要があります。

メンバーシップ用のURL/QRコードの取得をして、ブログやSNSなどで宣伝することが可能です。

「メンバーシップ」のタブ>「宣伝」をクリックし、プロフィールの設定やURL/QRコードを取得します。

メンバーシップの宣伝

引用元:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/

加入したメンバーの一覧は、プランごとに確認が可能です。

引用元:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/

メンバーの確認方法

誰がメンバーに入っているのかは、メンバーシップ機能内では分かりません。

もし、メンバーを個別に把握したり、チャットを1:1でしたい場合は、メンバーからメッセージを送ってもらう必要があります。

メンバーがメッセージを送ると、チャット画面に現れます。チャット上で、メンバーシップごとに用意されたタグが自動で付与されるため、誰がメンバーなのかを判別することが可能です。

チャットでの友だち管理については以下の記事を参照ください。

LINE公式アカウントのメンバーシップを運用する方法

メンバーシップの運用の基本は、「メッセージ配信」です。

メンバーシップに加入しているメンバーには、メッセージを無料で無制限に配信できます。

メッセージ配信は、通常のメッセージ配信と同様の操作で可能です。

サイドメニューの「メッセージ配信」をクリックし、配信先で「メンバーシッププランメンバー」を選択し、該当のメンバーシッププランを選択します。

メッセージ配信

引用元:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/membership/

あとは、メンバー限定コンテンツを配信すればOKです。

まとめ

メンバーシップ機能は、LINE公式アカウント内でオンラインサロンを作ることができる機能です。

メンバーに限定コンテンツを配信して、距離を縮めることができ、売り上げにもつなげられます。

LINE公式アカウントは、ユーザーとの距離が近いメッセージサービスなので、友だちのファン化にピッタリです。

是非、活用してみてください。

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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