LINE公式アカウントを開設した後は、友だちを増やすことが重要です。
この記事では、LINE公式アカウントを友だち追加してもらう方法と、友だちの増やし方を事例を交えてご紹介していきます。
LINE公式アカウントを開設したら「友だち」を増やそう!
LINE公式アカウントでは、友だち追加したユーザーに対してメッセージを送信することができます。つまり、メッセージを届けるためには、友だち追加をしてもらう必要があります。
他のSNSサービスでの「フォロワー数」のように、LINE公式アカウントでは「友だちの数」が重要な指標となります。そのため、LINE公式アカウントを開設した後は、友だち追加を促進するために様々な方法で周知を行います。
友だち追加をしてもらう7つの方法・経路
LINE公式アカウントを友だち追加してもらう方法は複数あります。ここでは7つの経路をご紹介します。
- QRコードの読み取り【ポスター・チラシ・ポップ用】
- URLをタップ【メール・SNS用】
- 友だち追加ボタンをタップ【Webサイト・ブログ用】
- クーポンQRコードの読み取り
- ショップカードの利用
- ID検索
- アカウント名検索/キーワード検索
順番に説明します。
1. QRコードの読み取り【ポスター・チラシ・ポップ用】
ユーザーにQRコードを読み取ってもらい、該当のLINE公式アカウントに遷移させる手法です。店舗用のポスター、チラシ、ポップなどに用いられることが多く、名刺にQRコードを掲載するケースもあります。
QRコードは、LINE公式アカウントの管理画面 > 【友だちを増やす】> 【友だち追加ガイド】> 【QRコードを作成】からダウンロードできます。
また、同じ【友だち追加ガイド】画面内で、【ポスターの作成】を選ぶと、ポスターがダウンロードできます。【案内ガイド】は、ポップやノベルティなどを購入することができる機能です。案内ガイドは、認証済アカウントのみ利用が可能です。
参考:LINE公式アカウントの審査とは?認証済のメリットについて
2. URLをタップ【メール・SNS用】
ユーザーにURLをタップしてもらい、LINE公式アカウントに遷移させる方法です。主にメールやSNSなどでLINE公式アカウントを案内する場合に利用されます。
スマホの画面上にQRコードを表示させても、そのQRコードを読み込むことは簡単にはできません。そのため、ユーザーがスマホでメールやSNSを見ている場合には、QRコードではなくURLを利用することをおすすめします。
URLは、LINE公式アカウントの管理画面 > 【友だちを増やす】> 【友だち追加ガイド】> 【URLを作成】からダウンロードできます。
また、画像付きURLを添付することもできます。詳細は以下のページでご紹介しています。
参考:LINE公式アカウントのURLはどこにある?貼り付け方も解説
3. 友だち追加ボタンをタップ【Webサイト・ブログ用】
ユーザーにボタンをタップしてもらい、LINE公式アカウントに遷移させる方法です。Webサイトやブログに「友だち追加ボタン」を設置する場合に利用します。
友だち追加ボタンは、LINE公式アカウントの管理画面 > 【友だちを増やす】> 【友だち追加ガイド】> 【ボタンを作成】から、「友だち追加ボタンのコード」をダウンロードできます。
コードが表示されるので、コピーしてWebサイトやブログに簡単に設置できます。
4. クーポンQRコードの読み取り
ユーザーがQRコードを読み込むと、お店のクーポンが表示され、友だち追加への誘導が行えます。クーポンを運用している場合に用いることができます。ユーザーは、友だち追加した後にクーポンを利用します。
クーポンのQRコードは、LINE公式アカウントの管理画面 > 【友だちを増やす】> 【友だち追加ガイド】> 【クーポンQRコードを作成】から、ダウンロードできます。
クーポンは事前に作成しておく必要があります。
5. ショップカードの利用
ユーザーがQRコードを読み込むと、お店のショップカードが表示され、友だち追加に繋がる方法です。ショップカードの利用は、友だち追加が必須となったため、自然な流れで友だち追加に誘導できます。
ショップカードの作成方法は、以下の記事を参考にしてください。
参考:LINE公式アカウント「ショップカード」の作り方と活用方法・事例
6. ID検索
LINE公式アカウントには個別のIDがあります。そのIDをユーザーに伝え、ユーザーがLINEアプリの「ホーム」や「トーク」などの検索ボックスに、該当のLINE公式アカウントのIDを入力して検索して友だち追加することも可能です。
IDは、「@xxxxxx」のように、@ から始まる数字とアルファベットの組み合わせです。@も忘れずに入力します。
LINE公式アカウントのIDは、PCもしくはスマホアプリを開き、アカウントを選択した後、ホーム画面の上部で確認できます。
7. アカウント名検索/キーワード検索
LINE公式アカウントの名前や、プロフィールに登録しているキーワード(アカウント名、店舗情報、ステータスメッセージ)で検索する方法です。
ID検索と同様に、ユーザーはLINEアプリの「ホーム」や「トーク」などの検索ボックスに、該当のLINE公式アカウント名やキーワードを入力して検索して友だち追加することも可能です。
ただし、アカウント名やキーワードで検索する方法は、LINE公式アカウントが認証済アカウントでなければ利用できません。
詳細については、以下の記事を参考にしてください。
友だちを増やすコツと事例
友だちを増やす道のりを、3ステップに分けて考えることができます。
- LINE公式アカウントがあることを知ってもらう
- LINE公式アカウントに追加したいと思ってもらう
- 実際に友だち追加してもらう
各ステップで、どのような取り組みができるのか、実際の事例を交えてご紹介します。
1. LINE公式アカウントがあることを知ってもらう
まずは、LINE公式アカウントがあることをユーザーに知ってもらうことが重要です。以下のような、さまざまな方法を組み合わせて、LINE公式アカウントを運用していることを告知しましょう。
- 店頭での声かけ/友だち追加キャンペーン
- ポスター・チラシ・ポップで案内
- Webサイトで案内
- SNSで案内
どの経路が効果的なのかを分析してみよう!
多様な経路で友だち追加をしてもらうことができますが、LINE公式アカウントの機能を活用すると、「友だち追加された経路(友だち追加経路)」を計測することが可能です。
計測方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。
2. LINE公式アカウントに追加したいと思ってもらう
LINE公式アカウントの存在に気付いても、「友だち追加したい」とユーザーに思ってもらえなければ、友だちは増えません。ここでは、友だち追加したくなる2つの誘導方法をご紹介します。
1. プレゼントを用意する
友だち追加のインセンティブ(動機)となるプレゼントを用意する方法です。メリットがわかりやすいため、高い効果が期待できます。プレゼントは、「クーポン」として自動配信することが一般的です。クーポン送付方法は以下です。
- クーポンを作成する
- あいさつメッセージにクーポンを追加する
- ユーザーに友だち追加でクーポンがもらえることを伝える
- ユーザーはLINE公式アカウントを友だち追加して、クーポンを受け取る
クーポンのプレゼントの例としては、以下のようなものがあります。
- ドリンク1杯無料
- お菓子1つ無料
- お会計10% OFF
- 500円割引
店舗がある場合、友だち追加クーポンを活用することで、店頭での声かけや友だち追加キャンペーンの成果を高めることができます。その理由は、"今すぐ" お得になると感じてもらいやすいからです。例えば、「友だち追加したらその場でドリンク1杯無料」「今日のお会計を10%OFF」などを企画することで、その場で友だちを増やすことが自然にできます。ポイントは、"今すぐ" お得になるという点なので、「次回のお会計時」や「次回ご利用時」ではなく、すぐに使えるプレゼントを考えてみましょう。
クーポンの「おすすめしない」使い方
クーポンには抽選機能があります。事前に当選確率を設定しておき、当選した方のみが、クーポンを利用できるというものです。
抽選機能はイベントなどで利用すると盛り上がるのですが、友だち追加のインセンティブとして利用するには使い勝手が良くありません。なぜなら、友だち追加をしてもらえる可能性は高いのですが、抽選に外れてしまうとブロックにつながりやすいからです。
友だち追加に誘導し、そのまま友だちになってもらうためには、抽選ではなく通常のクーポンを用いることをおすすめします。
2. 友だち追加メリットを伝える
2つ目は、LINE公式アカウントを友だち追加することで、どんなメリットがあるのかを伝える方法です。クーポン割引などがしづらい場合や店舗がない場合にはこちらの方法が用いられます。
例えば、以下のようなメリットが考えられます。
- LINEで商品の相談や問い合わせができる
- LINEで人気商品の予約ができる
- LINEで来店予約ができる
- LINEでイベントの申し込みができる
- LINEでチラシを受け取れる
このようなメリットを適切に伝えていくことで、ユーザーに利便性を感じてもらい、LINE公式アカウントの友だち追加を促します。
成功事例
地元のお客様に愛される百貨店「トキハ」では、LINEで商品予約の仕組みを構築し、最高額の売り上げを達成されました。お客様にLINEで予約ができるメリットを案内し、着実に友だち数を増加させています。
業務用食品の卸売を行う「株式会社久世」では、LINE公式アカウントを活用して営業支援のDX化を実現しています。LINEで商品のお問合せ・注文ができる利便性をお客様に丁寧に説明し、理解をいただくことで、友だち追加に繋げています。
3. 実際に友だち追加してもらう
最後は、実際に友だち追加をしてもらうステップです。ユーザーに「LINE公式アカウントを友だち追加したい!」と思ってもらったら、すぐに友だち追加に繋げましょう。ここで、「友だち追加方法がわからない...」と思われると、機会損失になります。
そのため、友だち追加されやすい導線を整えることが重要です。
例えば、IDで検索するよりも、QRコードを読み取ってもらう方がユーザーの手間が省けるかもしれません。SNSに投稿する場合は、QRコードではなくURLを載せた方が、タップしやすく、友だち追加が容易かもしれません。店頭で案内する場合は、すぐに追加できるように、チラシ、ポップ、ポスターなどを用意しておくことが必要かもしれません。
このように、告知をする媒体に合わせて、ユーザーが追加するまでの流れがスムーズになるように追加のQRコード、URL、ボタンを配置しましょう。実際に自分でも試してみて、問題がないことが確認できれば完了です!
まとめ
LINE公式アカウントの運用では、友だちを増やしてメッセージを届けることが重要です。以下の3ステップを実践しながら、友だちを増やしていきましょう!
- LINE公式アカウントがあることを知ってもらう
- LINE公式アカウントに追加したいと思ってもらう
- 実際に友だち追加してもらう
さらに、分析や友だち追加経路を計測しながら、運用の中で友だち追加の効果的な方法を見つけていきましょう。