LINE公式アカウントの友だちの情報を取得してLINE公式アカウント内で管理を行い、配信に活用したいと考える方も多いでしょう。
本記事では、LINE公式アカウントで友だち情報を管理・活用する方法について詳しくご紹介します。
友だちの情報を取得するタイミング
LINE公式アカウントで友だち情報を取得するタイミングは、主に1対1のチャット中です。
たとえば、チャットで予約を受け付けた場合、「ユーザーの予約日時」などの情報を取得できます。

チャットで予約を取る例
取得したユーザー情報の保存場所
取得したユーザーの情報はどうすればいいでしょうか?
取得した情報は、特別な対応をしない限りチャット画面にしか残りません。そのため、管理しやすい場所に保存することが重要です。
LINE公式アカウントでは、主に以下の方法で情報を保存・管理できます。
- 友だち名
- タグ
- 担当者
- ノート

チャット画面
それぞれ説明していきます。
友だち名
表示される友だち名を変更する事ができます。
LINE上ではニックネームを使うユーザーが多いため、管理しやすいように本名や管理用の名称に変更すると便利です。なお、名前を変更してもユーザー側には通知されません。
タグ
友だちにタグを付けることが出来ます。
友だちにタグを付けることで、属性ごとの管理やメッセージ配信時の絞り込みが可能になります。
例えば、3月に来店したユーザーには「3月来店」というタグを付けておき、このタグが付いたユーザーにだけ特別クーポンを配信するなどの運用が可能です。
タグはセグメント配信(絞り込み配信)の前提として活用することをおすすめします。
2025年3月4日「チャットProオプション」という月額3,000円(税別)の有料オプションがリリースされました。
このオプションの登場により、これまで無料で利用できていた「チャット関連機能(チャット履歴、タグ、ノート)」が大幅に変更になります。今までの仕様は廃止され、新たに「無料で利用できる機能」と「チャットProオプションで利用できる機能」の2つのパターンに分かれます。
具体的な変更点を以下にまとめました。変更点を太字にしています。
【2025年3月3日まで】 | 【2025年3月4日以降】
無料 |
【2025年3月4日以降】
チャットProオプション |
|
月額費用 | 無料 | 無料 | 3,000円(税別) |
チャット履歴 | 保存:1年間(例外あり)
ダウンロード:可能 |
保存:6ヶ月
ダウンロード:不可 |
保存:5年間
ダウンロード:可能 |
チャットタグ | 作成:全200個
付与:1人(1チャットルーム)につき10個 |
作成:全5個
付与:1人(1チャットルーム)につき1個 |
作成:全300個
付与:1人(1チャットルーム)につき30個 |
ノート | 1人(1チャットルーム)につき10,000個 | 1人(1チャットルーム)につき1個 | 1人(1チャットルーム)につき1,000個 |
新機能 | なし | なし | カスタムフィルター |
詳細は以下の記事で紹介しています。チャット機能を利用されている方には影響がある重要な内容なので、ぜひご確認ください。
担当者
LINE公式アカウントの管理権限があるメンバーを、友だちごとの「担当者」として設定できます。
担当者で絞り込んでチャットを表示できるため、顧客フォローの効率化につながります。

担当者を付けることができる
ノート
ノートは、顧客に関するメモを残せる機能です。
たとえば、前回の注文内容や対応履歴、顧客の特徴などを記録するのに適しています。ノートは複数追加でき、情報を整理しやすくなります。
もっと詳細な顧客管理をしたい方へ
LINE公式アカウント単体でも基本的な顧客情報の取得・蓄積は可能ですが、当社が提供するLinyを併用することで、より高度な顧客管理が手軽に実現できます。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない「顧客管理」「セグメント配信」「予約管理」などが実現します。
Linyで実現できる顧客管理
Linyでは、各友だちに対して「顧客情報ページ」が用意されており、情報欄は自由にカスタマイズ可能です。テキスト情報に加え、PDFや画像ファイルも保存できます。

Linyの顧客管理ページの例
さらに、Linyでアンケートや質問を送り回答してもらうと、回答内容が自動的に顧客管理ページに保存されます。別途管理のためにデータをコピペする、などの作業も不要です。
人材業界でのLiny活用事例
Linyを人材業界で活用する場合、ユーザーから履歴書データをLINE公式アカウントに送ってもらい、Liny上で保存する運用が可能です。
希望の職種や条件などもアンケートで収集・管理が自動で行えます。さらに予約機能もあるため、面談予約も自動管理が可能です。
ユーザー情報はすべてLinyで管理できるので、顧客管理ツールとメッセージ配信ツールの両方の用途で活用できます。
不動産業界でのLiny活用事例
新築住宅やアパート賃貸など多岐にわたる事業を展開する第一建設株式会社では、Linyを併用して顧客情報を効率的に管理されています。
イベント参加者にLINE登録を促した後、自動でアンケートフォームを送信。「求めている情報は何か?」といった設問に対する回答が、Linyの顧客情報ページに自動反映される仕組みを構築しています。
その結果、手作業による集計やデータ入力の手間が省かれ、セグメント配信にも即活用できる体制が整いました。
Linyを利用すると、このようなアンケートの送付・回答・情報の蓄積が簡単にできます。
参考:顧客ニーズを掴んだセグメント配信で「欲しい情報だけ」を「見過ごされること無く」配信
LINE公式アカウントで更に効果を出したい方へ
Linyでは、顧客管理機能のほかにも、以下のような便利な機能を提供しています。
- リッチメニューの切り替え機能
- セグメント配信機能
- アンケートフォーム機能
- 予約管理機能
- 広告連携機能
LINE公式アカウントの効果を最大化したい方は、Linyの導入をぜひご検討ください。
また、LINE公式アカウントの運用ノウハウや成功事例を知りたい方は、以下の無料セミナーもぜひご活用ください。
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