LINE活用事例

【事例付き】顧客調査やモニター募集でLINEを活用する方法

【事例付き】顧客調査やモニター募集でLINEを活用する方法

【事例付き】顧客調査やモニター募集でLINEを活用する方法

自社サービスの改善や、新商品の開発、マーケティング施策の見直し... さまざまな施策において、顧客調査モニター調査といったリサーチは重要です。

一方、従来の調査方法では、どうしても多大な時間やコストがかかってしまうという課題があります。

この記事では、LINEを活用した顧客調査・モニター募集の方法を活用事例を交えてご説明していきます。コスト削減や時間短縮をするだけでなく、リードタイムの短縮にもつながりますので、是非参考にしてください。

顧客調査やモニター募集における課題

従来の顧客調査やモニター募集では、そのプロセス全体を通じて、多くのコスト時間がかかっていました。

リサーチの種類によってどのような費用がかかってくるのかは異なりますが、主に以下のような場面でコストが発生するでしょう。

  • 募集:モニター募集の広告費、調査会社への依頼費、特設ページ作成費
  • 実施:アンケート用紙の作成や郵送費、調査システムの導入費
  • 謝礼:参加者への謝礼
  • 人件費:募集から実施、分析までの一連のプロセスを実行する人件費

また、時間の観点でも、以下のような課題が考えられます。

  • 募集:対象者の募集や選定、応募者管理
  • 実施:アンケートの準備と実施、インタビューなどの実施
  • 分析:結果の回収、分析

大規模なリサーチはもちろんのこと、適宜行われるイベントや企画などでお客様の反応を集める際にも、あらかじめ計画を立てて準備をする必要が出てきてしまいます。

「LINE公式アカウント」と「Liny」でコスト削減と効率化を実現

上記のようなコストと時間の課題を解決するために、最近注目されているのが、LINEを活用した顧客調査・モニター募集です。LINEを活用することで、アンケート作成・郵送、システム開発にかかる費用などを大きく削減できるだけでなく、リサーチの募集・実施・回収・分析までを大幅に効率化することができます。

LINEの活用方法には、主に以下の2パターンがあります。

  1. LINE公式アカウントのみを活用
  2. LINE公式アカウントLINEのマーケティングツールを併用

LINEのマーケティングツールとしては、当社が提供する「Liny(リニー)」がおすすめです。この記事の後半では、Linyを併用した場合の活用例をご紹介していきます。

Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。

Linyの詳細はこちら▶︎

ではここから、先ほどの2パターンで顧客調査・モニター募集をLINEで実施する方法について、順番に説明していきます。

LINE公式アカウントを活用してリサーチする方法とメリット

まずは、LINE公式アカウントのみを活用して、リサーチをする方法とメリットです。すでにLINE公式アカウントを利用している場合は、すぐに実施できますので是非取り入れてみてください。

ここでは、以下の用途での利用法をご紹介します。

  1. 顧客調査の実施
  2. モニター募集の実施

では、順番に見ていきましょう。

LINE公式アカウントで顧客調査を実施する

LINE公式アカウントで、顧客調査を実施する方法です。3つの方法をご紹介します。

1. リサーチ機能を使って調査を実施する

リサーチ回答画面

選択式の例

まずは、LINE公式アカウントの「リサーチ機能」を利用する方法です。以下の選択肢が利用できます。

リサーチ機能を用いてアンケートフォームを作って送信すれば、アンケート用紙を作成したり、郵送したりする手間がかかりません。さらに集計の手間も不要です。謝礼代わりに、回答者にはクーポンのプレゼントも可能です。

時間もコストも削減できるので、気軽にアンケートが実施できます。

注意

LINE公式アカウントのリサーチ(アンケート)機能では、以下のことはできないのでご注意ください。

  • 自由回答式(認証済アカウントのみ可)
  • 回答者と回答内容の結び付け
  • 回答者と未回答者の判別

詳しい設定方法は、以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

参考:LINE公式アカウントのアンケート(自由記述)でリサーチする方法

2. アカウント満足度調査機能を使ってユーザー満足度を調査する

LINE公式アカウントの満足度調査」をピンポイントで行いたい場合に使える機能です。

LINE公式アカウントの満足度調査とは、アカウントに対するユーザーの評価を調査できる機能です。ユーザーに配信されるアンケートの内容は決まっており、カスタマイズなどはできません。プレミアムアカウントや認証済アカウントは、要望をヒアリングできる自由回答を同時に利用できます。

ユーザーの評価は、NPS®の指標に基づき定量的に算出されます。

アンケートは無料で送付でき、90日間で1回実施できます。ユーザーの満足度を定期的に調査することで、施策の見直しに役立ちます。

アカウント満足度調査のメッセージ

アカウント満足度調査のメッセージ
上記の質問に追加して、プレミアムアカウントや認証済アカウントは、要望をヒアリングできる自由回答を同時に利用できる

利用する場合は、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、「ツール」 > 「リサーチ」> 「アカウント満足度調査」を選択してください。

アカウント満足度調査

アカウント満足度調査

注意点

  • 配信先は、ターゲットリーチが10万人以下の場合は「すべての友だち」、10万人より多い場合は「ランダム抽出」が設定されます。
  • 絞り込み配信は利用できません。

3. アンケートページのリンクを送信する

任意のアンケートページがある場合は、そのページへ誘導するメッセージを送信できます。

アンケートページへ誘導するメッセージ例

アンケートページへ誘導するメッセージ例

LINEは開封されるまでのスピードが速いツールです。調査期間が短い場合の告知にもおすすめです。

LINE公式アカウントでモニターを募集する

モニター募集にもLINE公式アカウントを活用することができます。ここでは、チャットを利用した募集方法をご紹介します。

チャットを利用する場合、手動で対応する必要があるため手間がかかりますが、LINEで返信してもらうことで、スピーディーなやりとりが可能になります。

モニター募集の案内例

モニター募集の案内例

チャットには、タグやメモ欄が用意されているため、これらを活用することで管理の手助けになります。

参考:LINE公式アカウントのチャット(1:1トーク)の使い方と注意点

LINE公式アカウントを活用するメリット

LINE公式アカウントをリサーチで活用するメリットをまとめます。

  • 低コスト: LINE公式アカウントの配信コストのみで、アンケートの作成・配信・募集まで実施できます。
  • 効率化: アンケートの作成から配信、回答の回収、集計までをLINE上で完結でき、作業の効率化につながります。
  • 高い回答率: エンゲージメントが高いユーザーが友だちになっているケースが多いため、高い回答率が期待できます。
  • 迅速な結果回収:約80%がその日のうちにLINEを開封するため*、アンケートの結果回収も迅速に行えます。
  • 対象を絞ったアンケートの実施:  (アカウント満足度調査以外は)属性や過去の行動履歴に基づいて顧客を絞り込み、アンケートの配信を行うことが可能です。

* LINE公式アカウントのサイトより

Linyを活用してリサーチする方法とメリット

次は、LINE公式アカウントとLinyを併用して、リサーチをする方法です。Linyでは、おもいどおりにLINE運用ができる豊富な機能を提供しているため、顧客調査やモニター募集・管理がさらに容易に実施できるようになります。

Linyはどのような業界のリサーチで使われているの?

化粧品や文具、日用品などの消費財メーカーから、BtoBの業界まで幅広い業界のリサーチでLinyが活用されています。

先ほどと同様に、以下の2つの用途での利用法をご紹介します。

  1. 顧客調査の実施
  2. モニター募集の実施

Linyで顧客調査を実施する

まずは顧客調査の実施の際に活用できる機能をご紹介します。

1. フレックスメッセージで簡単なアンケートを実施する

フレックスメッセージ機能を活用したアンケートの実施です。

フレックスメッセージは、複数のブロックを自由に組み合わせて、パネル型のメッセージを作成できる機能です。ブロックにはテキストやボタン、画像や動画を設定できます。色や大きさもカスタマイズできるので、イメージに合わせて柔軟にメッセージを作れるのが特徴です。フレックスメッセージを複数並べて、横にスクロールすることも可能です。

参考:更にリッチなデザインのLINE配信を実現!Linyのフレックスメッセージとは?

この機能を用いて、選択形式の簡単なアンケートを作成することができます。

フレックスメッセージで作成したアンケート例

フレックスメッセージで作成したアンケート例。横にスクロールして複数のパネルを確認できる。1問ずつ順番に送ることも可能。

友だちがタップした選択は、Linyのユーザー個別のページに自動保存されます。これにより誰がどのボタンをタップしたのかが判別できます。

活用事例のTips

フレックスメッセージを使えば、タップするだけで情報取得ができます。そのため、リサーチ目的だけではなく、その後のセグメント配信の際に利用したい「ユーザー属性」を合わせて取得するパターンも少なくありません。

2. 回答フォームで詳細なアンケートを実施する

Linyの回答フォーム機能を活用すれば、詳細なアンケートが作成できます。

回答フォームは、アンケートやお問い合わせフォーム、会員登録フォームを簡単に作成できる機能です。フォームは、選択式記述式ファイル添付、都道府県の選択、日付選択、などの多様な設問を設定できます。さらに、友だちの回答に応じて質問を分岐することもでき、複雑なアンケートの作成も可能です。

デザインもカスタマイズ可能なので、自社ブランドに合わせたフォームが作成できます。

参考:
LINE公式アカウントで申し込みフォームを作成する方法【Liny活用】
Linyの回答フォームのデザインをカスタマイズする方法【CSSサンプル付き】

この機能を用いることで、シンプルなものから複雑なアンケートまで、自由に設定することが可能です。

Linyの回答フォーム例

Linyの回答フォームを使ったアンケート例

回答内容は、Linyのユーザー個別のページに自動保存され、誰がどの回答をしたのかが判別できます。また、アンケートの結果は、Googleスプレッドシートに連携できるので、結果を社内で共有することも容易です。

Linyでモニターを募集する

次は、モニター募集や管理を行う方法です。こちらも2つの方法をご紹介します。

1. 回答フォームでモニター募集と管理を行う

先ほど紹介した、回答フォーム機能を活用してモニター募集を行う方法です。応募に必要な項目を設定し、フォームを配信します。

モニター募集フォームの例

モニター募集フォームの例

配信時には、セグメント配信も利用できるため、優先的にモニター募集を案内したいユーザーを絞り込むことも可能です。

また、回答内容はスプレッドシートに連携できるので、参加者の選定も容易です。

参考:LINE公式アカウントで申し込みフォームを作成する方法【Liny活用】

活用事例のTips

モニター募集の際に、フォーム内に項目が多すぎると、離脱につながる場合があります。必要な情報は、モニターとして採用された後に取得することにして、募集の段階では必要最低限の情報に絞ることも検討してみましょう。

2. 予約機能でモニター募集と管理を行う

Linyの予約機能を使えば、モニター募集の申し込みフォームの送付と、応募管理が簡単にできます。応募者の中から当選者を選んだ後、当選結果のメッセージをワンクリックで送付することも可能です。

予約機能を使った応募管理の例

予約機能を使った応募管理の例

応募情報や、当落情報もユーザー別に保存できるため、後日、セグメント配信をする際にも活用できます。

参考:Linyの予約機能をわかりやすく解説【事例付き】

Linyを活用するメリット

LINEでのメリットはそのままに、さらにLinyを活用することで得られるメリットを以下にまとめました。

  • コストカット:高度なアンケートやモニター募集の仕組みを簡単に作成することができるため、別途システムを導入したり、専用ページを用意する必要がありません。
  • ユーザー情報の蓄積: 友だちとアンケートの回答を結び付けられます。誰がどんな回答をしたのかが確認でき、精度の高い分析が可能になります。
  • リードタイムの短縮:Liny上でアンケートやモニター管理の仕組みをスピーディーに設定できるため、リサーチを実施をしたいと思ったときに、企画・準備・募集・実施・回収の一連の流れを迅速に行うことが可能です。
  • 高い回答率: フレックスメッセージ、回答フォーム、予約機能など、ユーザーにとって操作しやすいデザインでフォーム作成が可能なので、高い回答率が期待できます。
  • 効率化: アンケートや予約フォームの作成、配信、集計までをLiny上で完結できるため、作業を効率化できます。個別応対は、ほぼ不要になります。
  • セグメント配信:  アンケートの回答を友だちごとに保存することができ、回答をもとにしたセグメント配信にも活用できます。

* LINE公式アカウントのサイトより

Linyを活用したリサーチに興味がある方へ

ここまで、LINE公式アカウントとLinyを活用して、手軽スピーディーに顧客調査やモニター募集・管理を行う方法をご紹介してきました。

LINEを活用することで、時間もコストも抑えつつ、リサーチを実施することができます。サービス改善、新サービスの開発、マーケティング調査など、幅広い用途で利用できます。

さらにLinyを用いることで、おもいどおりのリサーチが実施できます。Linyは消費財メーカーからBtoBまで、さまざまな業種のリサーチにも活用されています。事例の詳細や、自社の調査でLinyをどのように活用できるのかについて知りたい方は、以下のお問合せからお気軽にご連絡ください。担当者がお答えいたします。

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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