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LINE公式アカウントの配信コストを抑える8つの方法

2020年2月14日

LINE公式アカウントの配信コストを抑える8つの方法

LINE公式アカウントの配信コストを抑える8つの方法

LINE公式アカウントは、メッセージの配信数によって料金が変わります。そのため、1ヶ月に何通のメッセージ配信を行うのかは、LINE運用の重要なポイントになります。

この記事では、LINE公式アカウントの配信コストを抑える方法をご紹介していきます。

知っておきたい!LINEアカウントの料金の仕組み

LINE公式アカウントには、3つの料金プランが用意されています。プランごとに、「無料メッセージ通数」と「追加メッセージ料金」が決まっています。

スタンダードプランは、無料分30,000通を超えた通数分を配信した場合に、追加で料金が発生します。


そのため、「追加のメッセージ数を抑えつつ、効果的にメッセージを配信する」事が重要です。

どのメッセージが課金(カウント)対象になる?

LINE公式アカウントのメッセージには、いくつかの種類があります。中には課金の対象外となる(メッセージ通数としてカウントされない)ものもあるため、どの配信がカウントの対象なのかを知っておきましょう。

カウントされるメッセージ

  • メッセージ配信(絞り込み配信)
  • ステップ配信

カウントされないメッセージ・投稿

  • チャットのメッセージ
  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ(自動応答)
  • VOOM投稿

最新情報やイベント情報、クーポンの配信など、友だちに「メッセージ配信」機能を利用する場合は、通数のカウント対象となりますのでご注意ください。

【初級編】メッセージ通数としてカウントされない機能を活用する

ここから、配信数を抑えるための方法をご紹介していきます。まずは、メッセージ通数としてカウントされない3つの機能をピックアップしてご紹介します。

1. チャットを活用する

友だちと1:1で会話ができる「チャット」機能は、課金の対象外です。

日常的に使っているLINEアプリのような感覚で、友だちとチャットのやりとりができます。一斉配信ではなく、チャットでのメッセージ送信が向いている場合には、チャット機能の活用も検討してみましょう。

ただし、友だち数が多いアカウントや、LINE運用の用途によってはチャットの利用は難しいケースもあるので、チャットを用いた方が良いのかは個別にご検討ください。

2. 応答メッセージ(自動応答)を活用する

ユーザーからメッセージが送られてきた際に、あらかじめ返信するメッセージを設定することで、自動応答ができる機能です。こちらも課金の対象外です。

応答メッセージについては、以下のページで詳しくご紹介しています。

3. VOOM(旧タイムライン)でメッセージを投稿する

LINEアプリ内にある、「VOOM」のフィードに、メッセージ配信の内容や写真、動画、テキストを掲載できる機能です。こちらも、配信通数としてカウントされません。

VOOM投稿では友だちが「シェア(共有)」を行える機能もあるので、シェアしたくなるようなキャンペーンや企画を投稿することで、情報の拡散や新規友だちの獲得にも使えます。

VOOMについては、以下のページで詳しくご紹介しています。

【中級編】1回のメッセージ配信を工夫する

メッセージ配信では、配信方法の工夫によってメッセージを削減できる可能性があります。2つの方法をご紹介します。

4. 複数の吹き出しを活用する

メッセージ配信は1配信で、最大3つの吹き出しまで設定できます。

以下の図のように、吹き出し3つであっても、配信1回分とカウントされます。

複数の吹き出しを活用
テキストや画像を組み合わせることで、1配信でも十分な情報量を配信することができます。テキストだけではなく、画像や動画なども活用して、訴求するのがポイントです。

メッセージ通数が増えてきた場合は、吹き出しを活用してメッセージを統合できないか、検討するのも一つの手です。

5. 属性別にセグメント配信を行う

LINE公式アカウントでは、メッセージ配信を行う際に、配信先を一部のユーザーに絞り込むことができます。絞り込みをすることで、配信人数が絞り込まれ、メッセージ通数を抑えることが可能です。

絞り込む条件は、「属性」と「オーディエンス」の2種類があります。

属性について

属性は、LINE公式アカウントが、LINEユーザーのスタンプや追加しているLINE公式アカウントなどから推定して、自動的に振り分けを行ったものです。以下の種類があります。

  • 友だち期間
  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア

オーディエンスについて

オーディエンスは、ユーザーのLINE公式アカウント上の行動や、運用者が設定した情報によって振り分けるものです。以下の種類があります。

  • メッセージクリック
  • メッセージインプレッション
  • リッチメニュークリック
  • リッチメニューインプレッション
  • 友だち追加経路
  • チャットタグ
  • 予約
  • ユーザーIDアップロード
  • ウェブトラフィック

セグメント配信の詳細については、以下の記事で紹介しています。

6.【上級編】機能を組み合わせて利用する

上級編として、「リッチメニュー」と「応答メッセージ(キーワード応答)」を組み合わせた配信方法をご紹介します。

リッチメニューのコンテンツ設定で「テキスト」を選び、キーワードを入れます。友だちがリッチメニューをタップした際に、テキストで入力した単語が「ユーザーが発言したメッセージ」のように表示されます。

機能を組み合わせて利用その単語を「応答メッセージ」の「キーワード応答」として設定することで、送信したいメッセージを、自動で配信することが出来ます。

キーワードを設定する

「キーワード」を設定する

ユーザーがリッチメッセージをタップする事で、配信数にカウントされることなく、メッセージを送信することが可能です。

【Linyで解決】メッセージ通数を抑えつつ、もっと効果的な配信を

最後に、LINE公式アカウントの拡張ツール「Liny」を活用して、コストを抑えてもっと効果的な配信を行う方法をご紹介します。

Linyとは

Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない「顧客管理」「セグメント配信」「予約管理」などが実現します。

7. 詳細なセグメントに対して配信を行う

LINE公式アカウントでは、属性やオーディエンスによってセグメント配信ができますが、より細かな顧客情報に基づいたセグメント配信は困難です。

一方で、以下のようなセグメントでメッセージ配信をしたい場合があります。

  • イベント参加者のみ
  • 店舗別
  • 担当者別
  • クレームがあった方以外
  • 対応中の方以外
  • 利用サービス別
  • クーポン利用者
  • 会員登録済みの方

Linyを利用すると、上記のような友だち情報を簡単に取得することができ、その情報を基に「セグメント配信」をすることが可能です。

一人ひとりにぴったりのメッセージ配信にご興味がある方は、以下の記事をご覧下さい。

適切なセグメント配信をすることで、配信数を抑えるだけではなく、ユーザーの満足度の向上ブロック率の低下も期待できます。

8. 5吹き出しまでを1通とカウントする

LINE公式アカウントでは、3吹き出しまでは1通とカウントされることをご紹介いたしましたが、Linyの機能を利用すると、5吹き出しまで1通のカウント扱いとなります。

配信の情報量が多いアカウントの場合は、この機能を利用することで、通数を削減することが可能です。

まとめ

この記事では、LINE公式アカウントの配信通数を抑える方法についてご紹介しました。

友だちが少ないうちは問題ないかもしれませんが、友だち数の増加と共に配信通数が増え、配信コストに課題が生じるケースも少なくありません。

ここでご紹介した設定を取り入れながら、効率的かつ効果的なメッセージ配信に取り組んでみてください。

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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