LINE公式アカウント

LINE公式アカウントの配信コストを抑えるポイント8選

2020年2月14日

コストを抑える

LINE公式アカウントは「配信数」によって料金が変わりますこの記事では、LINE公式アカウントの配信コストを抑えるポイントについてご紹介していきます。

知っておきたい!LINEアカウントの料金の仕組み

LINE公式アカウントには、3つの料金プランが用意されています。プランごとに、「無料メッセージ通数」と「追加メッセージ料金」が決まっています。

【料金についての補足】 2023年6月1日より、「LINE公式アカウント」の料金プランが改定されました。 改定の詳細は「【準備必須】2023年6月LINE公式アカウントの料金プランが改定に!」を、ご確認ください。
スタンダードプランは、無料分30,000通を超えた通数分を配信した場合に、追加で料金が発生します。


そのため、「追加のメッセージ数を抑えながらも、効果的にメッセージを配信する」事が重要です。

どのメッセージが課金(カウント)対象になる?

LINE公式アカウントのメッセージの配信にはいくつかのパターンがあります。中には課金の対象外となる(メッセージ通数としてカウントされない)メッセージもあるためどの配信がカウントの対象なのかを知っておきましょう。

カウントされるメッセージ

  • メッセージ配信(絞り込み配信)
  • ステップ配信

カウントされないメッセージ・投稿

  • チャットのメッセージ
  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ(自動応答)
  • VOOM投稿

クーポンの配信、最新情報やイベントのお知らせなど、友だちに「メッセージ配信」機能を利用して、メッセージを配信する場合は通数の対象となりますのでご注意ください。

【初級編】カウントされない機能を活用する

ここから、配信数を抑えるための方法をご紹介していきます。

チャットを活用する

トークやスタンプの送付をしてくれたLINEの友だち、一人一人と会話が出来る「チャット」機能は、課金の対象外となります。

この機能は、友だちの一覧、対応ステータス切り替え、友だちの情報(アイコン、LINE登録名、タグ設定、ノート設定)、チャット設定から構成されています。日常的に使っているLINEアプリような感覚で、友だちと気軽にチャットでメッセージなどのやりとりができます。

 

チャットを活用する

一人一人とのコミュニケーションが向いているサービスの場合は、是非活用してみましょう!

友だち数が多いアカウントの場合は、チャット対応が現実的でないケースも有るかと思います。アカウントの用途によって利用するかどうか、検討されると良いでしょう。

応答メッセージ(自動応答)を活用する

ユーザーからトークで話しかけられた際に、自動で送信されるメッセージを登録しておき、自動でメッセージを返信する機能です。こちらも課金の対象外です。

応答メッセージについては、以下のページで詳しくご紹介しています。

VOOM(旧タイムライン)でメッセージを投稿する

LINEアプリ内にある、「VOOM」のフィードに、メッセージ配信の内容や写真・テキストを掲載できる機能です。費用がかかる配信通数としてカウントされません。

通常の配信よりは閲覧数は少ないのですが、お知らせやキャンペーンを告知したり、ブログのような記事を投稿して情報発信を行うことが出来ます。またVOOM投稿では友だちが「シェア(共有)」を行える機能もあるので、シェアしたくなるようなキャンペーンや企画を投稿することで、情報の拡散や新規友だちの獲得にも使えます。

VOOMは友だち以外のユーザーでも見ることが出来ます。アカウントを身近に感じられるようなコンテンツも合わせて掲載していくと良いでしょう。

VOOMについては、以下のページで詳しくご紹介しています。

【中級編】メッセージ配信を工夫して利用する

通常ではコストがかかるメッセージ配信。工夫次第でコストを抑えることも可能です。

複数の吹き出しを活用する

ここで、配信数のカウント方法について見ていきましょう。メッセージ配信は1配信で最大3つの吹き出しまで設定できますが、図のように吹き出し3つで配信1回分とカウントされますつまり、1吹き出しのみであろうと、3吹き出しつなげようと、「1配信」としてカウントされます。

複数の吹き出しを活用
テキストや画像を組み合わせることで、1配信でも効果的に配信することができますので、是非知っておいてください。

属性別にセグメント配信を行う

LINE公式アカウントでは、メッセージ配信を行う際に、配信先を「絞り込み」することが出来ます。絞り込みによって、配信人数が絞り込まれ、配信数を抑えることに繋がります。(※ただし、友だち数が100人以上いないと利用は出来ません。)

絞り込み配信できる属性としては5つあります。それぞれの種別を組み合わせて「フィルター設定」も可能です。

この属性は、LINE上でのユーザー利用動向から推計した"みなし属性" となります。

友だち期間 ・6日以下

・7日~29日

・30日~89日

・90日~179日

・180日~364日

・365日以上

性別 ・男性

・女性

年齢 ・14歳以下

・15~19歳

・20~24歳

・25~29歳

・30~34歳

・35~39歳

・40~44歳

・45~49歳

・50歳以上

OS ・Android

・iOS

・Windows Phone

・BlackBerry

・Nokia

・Firefox

エリア ・47都道府県

・北海道・東北地方

・関東地方

・甲信越・北陸地方

・東海地方

・関西地方

・中国地方

・四国地方

・九州・沖縄地方

 

【上級編】機能を組み合わせて利用する

上級編として、「リッチメニュー」と「応答メッセージ(キーワード応答)」を組み合わせた配信方法をご紹介します。

リッチメニューのコンテンツ設定で「テキスト」を選び、キーワードを入れます。友だちがリッチメニューをタップした際に、テキストで入力した単語が「ユーザーが発言したメッセージ」のように表示されます。

機能を組み合わせて利用その単語を「応答メッセージ機能」の「キーワード応答」として設定することで、送信したいメッセージを、自動で配信することが出来ます。

キーワード応答

応答メッセージ機能の応答タイプで「キーワード応答」を選択して、該当のキーワードを設定する

ユーザーがリッチメッセージを自分でタップする事で、配信数にカウントされることなく、メッセージを配信することが可能です。

【Linyで解決!】コストを抑えてもっと効果的な配信を

最後に、LINE公式アカウントの拡張ツール「Liny」を活用して、コストを抑えてもっと効果的な配信を行う方法をご紹介します。

LinyはLINE公式アカウントを利用して、集客・販促・顧客管理が出来るツールです。LINE公式アカウントの機能を拡張し、
LINEを利用したマーケティングに必要な機能を詰め込んだツールとなっています。

Linyの説明はこちら:https://line-sm.com/

詳細なセグメントに対して配信を行う

セールスマネージャーLinyを活用したLINE@セグメント配信の例

セールスマネージャーLinyを活用したLINE@セグメント配信の例

 

ページ上部でご紹介いたしましたが、LINE公式アカウントでは、属性別にセグメント配信ができるといっても、「みなし」で「決まった5つの属性」に分けられているとご紹介いたしました。

サービスによっては、

  • イベント参加者
  • 店舗別(A店舗/B店舗)
  • 担当者別
  • クレームが有った方以外
  • 対応中の方以外
  • 利用サービス別
  • クーポン利用者

など、より企業やサービスに合ったセグメントで配信を行いたい時があるかと思います。Linyを利用すると、友だち情報を簡単に取得・蓄積することができ、その情報を「セグメント化」して、セグメント別に適切な情報を届けることが可能です。

一人ひとりにあったメッセージの配信にご興味がある方は、以下の記事をご覧下さい。

適切なセグメント配信をすることで、配信数を抑えるだけではなく、顧客の興味関心に基づいた情報配信することができ、友だちの満足度の向上やブロック率の低下に貢献することも出来るでしょう。

5吹き出しまでを1通とカウントする

ページ上部で、3吹き出しまでは1通とカウントされることをご紹介いたしましたが、Linyの「パック作成」という機能を利用すると、5吹き出しまでは1通のカウント扱いとなります。(通信状況によっては稀に配信タイミングがずれ、5吹き出しでも2通カウントになる場合があります。)

配信の情報量が多いアカウントの場合は、この「パック作成」機能を利用することで、通数を削減することが可能です。

まとめ

この記事では、LINE公式アカウントの料金プランで重要になる「配信通数」と「従量課金」の対策方法についてご紹介しました。

友だちが少ないうちは問題ないかもしれませんしかし適切なLINEの運用を行っていくと友だち数の増加と共に配信通数が増え、配信コストに課題を感じられる企業さまも多くいらっしゃいます。
LINE公式アカウントの設定や、Linyを活用することで、効率的かつ効果的なメッセージ配信を行い、LINEの運用を行っていきましょう。

LINE公式アカウントの運用効果を最大化する
LINE活用サポートツールLiny

Linyとは、日本全国の企業3,500社*が導入している、 LINEをより活用するためのサポートツールです。
*OEMを含む

顧客とのやりとりの中で、好みの属性を自動で収集・管理することができ、
集めた顧客情報をもとに、一人ひとりの嗜好に合わせた情報だけを配信できるので
反応率・売上のUPにつながり、運用負担も軽減します。

Linyの導入事例はこちら

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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