通信制の高校・大学・学校では、業務負担の軽減や生徒とのスムーズなコミュニケーションのために、LINE公式アカウントの利用が広がっています。
生徒、入学相談者、保護者など、さまざまな方が登録する学校のLINE公式アカウントでは、メッセージのセグメント配信やユーザー管理が重要です。そのため、LINE公式アカウントだけではなく、LINE公式アカウントのサポートツールであるLinyを併用するケースも増えています。
この記事では、LINE公式アカウントを利用するメリットや、Linyを併用することでどのようなLINE運用が実現できるのかをご紹介していきます。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
通信制の高校・大学・学校でLINE公式アカウントを活用するメリット
LINE公式アカウントは、企業や組織向けのLINEアカウントです。友だちになっているユーザーへのメッセージの一斉配信や、チャットでの気軽なコミュニケーションができるサービスです。
友だちから送られたチャット内容は、他の友だちには見られません。ただし、LINE公式アカウントの運営者間では情報が共有されるため、生徒と教員の双方にとって、安心してコミュニケーションを行えるツールです。
通信制の高校・大学・学校でも、LINE公式アカウントの導入が広がってきています。なぜなら、LINEの活用には、以下のようなメリットがあるからです。
- 対面で接する機会が少ない通信制の学校において、スムーズで丁寧なやり取りが容易に行える
- チャットができるため、電話のすれ違いやかけ直しの手間がなくなる
- 資料の郵送の代わりにPDFの資料を送信できるため、業務負担とコストの削減ができる
- 生徒は気軽に質問ができ、学校に通う安心感が生まれる
- 生徒や保護者にとって、メールよりもLINEの利便性が高い傾向にある
このように、学校側にも生徒や保護者側にも利便性が高いため、電話や郵送に加え、LINE公式アカウントの導入が広がってきています。
一方、通信の高校・大学・学校のLINE運用ではこんな課題が...
LINE公式アカウントは利便性が高い一方で、運用担当者からは、以下のような課題や要望が寄せられます。
通信制の学校においては、「生徒数が多い」「顔を合わせる機会が少ない」「生徒だけではなく、保護者や入学相談者、休学中の生徒、卒業生などさまざまな属性のLINE登録者がいる」という傾向があり、LINE公式アカウントの機能だけでは、以下のような運用上の課題が生じることも少なくありません。
- メッセージの一斉配信で不要な人にまでメッセージを配信してしまい、受信者が混乱する
- LINE公式アカウントの登録者が、生徒なのか保護者なのか入学相談者なのかわからない
- チャットの対応をするのに、「誰なのか」「何の質問なのか」を個別に確認する必要があり、対応に時間がかかる
このような課題を解決するために、当社のLINE公式アカウントのサポートツール「Liny」が併用されています。
Linyを使えば「業務負荷の軽減」と「ひとりひとりに合わせた丁寧なコミュニケーション」が実現
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない「顧客管理」「セグメント配信」「予約管理」などが実現します。
Linyの機能と活用方法
Linyにはさまざまな機能がありますが、特に通信制の学校におすすめの機能と利用方法は以下です。
- 「回答フォーム」で登録者の情報を収集
- 「セグメント配信」で必要な人にだけ情報配信
- 「予約機能」で行事やカウンセリングの受付を管理
- 「管理画面」でのやり取りの履歴から、教員間で情報の共有が可能
順番にご紹介していきます。
1.「回答フォーム」で登録者の情報を収集
Linyには、回答フォームを簡単に作成・送付できる機能があります。登録者に回答してもらうことで、登録者の情報を収集することができます。
例えば、以下のような情報を収集できます。
- 生徒、保護者、入学前、卒業生などの属性
- 氏名、学年、クラス
- 選択科目の希望
回答内容はユーザーの個別ページに自動で蓄積されるので、登録者管理が自動で行えます。また、Googleスプレッドシートと連携でき、情報の共有も容易です。
参考:LINE公式アカウントでアンケートを取得し顧客管理をする方法【Liny活用】
2.「セグメント配信」で必要な人にだけ情報配信
セグメント配信は、登録者の情報(フォームの回答など)に基づき、絞り込み配信ができる機能です。
例えば、以下のようなセグメント配信をすることができます。
- 特定の学年の生徒に提出物を案内する
- 保護者にお知らせを送信する
- 行事に参加する生徒に連絡事項を伝える
セグメント配信により、必要な人だけに情報を配信することができます。不要な情報を配信して、受信者の混乱を招くようなこともありません。また、メッセージの送信数も抑えられます。
3.「予約機能」で行事やカウンセリングの受付を管理
通信制の学校では、修学旅行や校外学習などの行事が行われることがあります。また、学校が提供しているスクールカウンセラーやソーシャルワーカーとの面談設定を行う場合もあります。
このような場合、紙や電話での予約管理に加えて、LINE公式アカウントでの申し込みの仕組みを導入することで、管理が容易に行えるとともに、生徒が気軽に申し込みを行うことができ、利用の促進にも繋がります。
参考:LINE公式アカウントでカレンダー予約を自動化【Liny予約機能】
4.「管理画面」でやり取りの履歴が残り、教員間で情報を共有できる
Linyで送受信したメッセージは、Liny上に履歴が残ります。また、送信者も表示されるため、誰がいつどんなメッセージを送ったのかを把握することが容易です。
生徒とのコミュニケーションが増えた場合にも、漏れなく効率的な対応ができるように、対応状況が一目でわかる「対応マーク」を設定することができます。
参考:【顧客管理を効率化】LINEのマーケティングツールLiny「対応マーク機能」のご紹介
Liny導入事例【愛知県立旭陵高等学校】生徒と教員の相互コミュニケーションで、安心の学校生活を
通信制高校の旭陵高等学校では、主な連絡手段として電話や郵送を用いながら、公立の通信制高校としてはじめてLINEを導入しました。さらにLinyを利用することで、郵送物を約70%削減し、業務効率化とコストカットを実現しました。また、Linyの予約機能を用いることで、行事やスクールカウンセラーの予約管理に関わる業務を効率化し、スクールカウンセラーの予約数が3倍に増加するなど、利用促進にもつながりました。
まとめ
通信制の高校・大学・学校では、LINE公式アカウントでコミュニケーションを行うケースが広がってきました。一方で、LINE公式アカウントだけでは、ユーザーの情報収集を行うのに手間がかかり、チャットのやり取りの際に課題が生じたり、一斉配信を行った際に、不要な情報まで配信してしまうという問題が起こってしまいます。
Linyを併用することで、適切なセグメント配信が実現でき、さらに予約機能の活用で、業務効率の向上とスムーズなコミュニケーションが行えます。
ぜひ一度、Linyをお試しください