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LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?足りない時の配信方法

2023年5月29日

LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?足りない時の配信方法

LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?足りない時の配信方法

LINE公式アカウントのメッセージ配信分析画面で、ターゲットリーチという言葉を目にします。

この記事では、

  • 「ターゲットリーチ」とは、どういう意味?
  • 「友だち数」とは違うのか?
  • 「ターゲットリーチ数が100人以上」いない時に、どう配信すればいいのか?

を解説していきます。

LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?

LINE公式アカウントのターゲットリーチとは、【メッセージが配信される数】のことです。

具体的には、ターゲットリーチとは「友だち追加数」から以下のアカウントを "引いた" 数です。

  • ブロック中
  • 属性が不明(性別、年代、地域などが推測できない場合)
  • 絞り込みの対象外

ターゲットリーチの詳細について、2つのケースに分けて説明していきます。

  1. 「すべての友だち」にメッセージを配信する場合
  2. 「友だちを絞り込んで」メッセージを配信する場合
メッセージの2つの配信先

メッセージの2つの配信先

1. 「すべての友だちに」メッセージを配信する場合

メッセージ配信で、「すべての友だち」に配信する場合、

ターゲットリーチ = 「友だち追加数 」- 「ブロック数」 - 「属性が不明な数」

となります。

あるアカウントの例を見てみましょう。

LINE公式アカウントの管理画面の「分析」には、友だちに関する情報が表示されています。

ターゲットリーチ数

分析画面で確認する「ターゲットリーチ」

この画面で以下のことがわかります。

  • 友だち追加数:36
  • ターゲットリーチ:28
  • ブロック:6
  • 属性が不明:2(画面には表示されていないが、36 - 28 - 6 = 2 だと推定)

このアカウントのメッセージ配信画面で、配信先を「すべての友だち」にした場合、この「28人」がターゲット推計になります。

ターゲット推計

ターゲット推計

ただし、このターゲット推計は、あくまでも推計値です。実際の配信数と異なる場合があります。実際に配信されたメッセージ通数は、「分析」> 「メッセージ配信」> 「配信」でご確認ください。

分析からメッセージ配信数を確認

分析からメッセージ配信数を確認

2. 「友だちを絞り込んで」メッセージを配信する場合

メッセージ配信で配信先を絞り込む場合

ターゲットリーチ = 「友だち追加数」 - 「ブロック数」 -「 属性が不明な数」 - 「絞り込み対象外の数」

となります。

簡単にいうと、この場合のターゲットリーチ数は、絞り込まれた数を指します。

補足:絞り込み配信の2つの方法

友だちの絞り込み方は、2種類あります。

  1. 「オーディエンス」で絞り込む:メッセージを開封した人、URLをクリックした人などの条件で絞る
  2. 「属性」で絞り込む:LINEヤフー社が推計した、性別、地域、年代などの属性で絞る
絞り込み配信

2種類の絞り込み方法

こちらの絞り込み配信については「LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説!」の記事で詳しく紹介しています。

属性で絞り込む時の注意点

属性で絞り込む際には、ターゲットリーチ数(配信される人数)が100人以上必要になります。100人を満たない場合は、属性での絞り込み配信は利用できません。

ターゲットリーチ「100人未満」でも絞り込み配信できる?

ターゲットリーチが100人未満の場合、以下の2つの方法で絞り込み配信ができます。

  1. オーディエンスを利用する
  2. LINEのマーケティングツールを利用する

それぞれご紹介していきます。

1. オーディエンスを利用する

「オーディエンス」を用いた絞り込み配信の場合、ターゲットリーチが100人に満たなくても利用が可能です。

補足:オーディエンスとは

オーディエンスとは、絞り込み配信に用いられる方法の1つで、指定した条件をもとにグループ化したユーザーの集団のこと。

オーディエンスで指定できる条件と、配信制限は以下です(2023年11月現在)。

  • ユーザーIDアップロード:TXT、CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードして作成
  • クリックリターゲティング:過去に配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザー(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • インプレッションリターゲティング:過去に配信したメッセージを開封したユーザー(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • リッチメニュークリックリターゲティング:リッチメニューをクリックしたユーザー(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • リッチメニューインプレッションリターゲティング:リッチメニューを表示したユーザー(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • チャットタグオーディエンス:チャットに付けたタグで絞る(チャットでユーザーへのタグ付けが必要)
  • 追加経路オーディエンス:特定の経路で友だち追加したユーザ(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • ウェブトラフィックオーディエンス:LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンス。LINE tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能(配信利用では、オーディエンスのサイズが50以上必要)
  • 予約オーディエンス:LINEで予約経由で予約したユーザーを対象としたオーディエンス 。配信に利用するには、連携済の予約データが必要(性別、年代などと掛け合わせる絞り込み配信には、選択後の推計対象ユーザーが50人以上必要)

引用元:LINE公式アカウント「オーディエンス」

先ほども紹介しましたが、オーディエンスの使い方については、以下の記事で詳しく紹介しています。

2. LINEのマーケティングツールを利用する

LINE公式アカウントの機能では、絞り込みをする条件や、ターゲットリーチ数の規定があり、自由に絞り込み配信ができない場合があります。

例えば、以下のような配信は、LINE公式アカウントの機能だけでは困難です。

  • アンケートを行ない、その回答によってセグメント配信したい
  • 誕生月の方のみにクーポンを配信したい
  • 会員限定のメッセージを配信したい

このような自由なセグメント配信をしたい場合は、LINEのマーケティングツールを用いることになります。

当社の「Liny」もLINEのマーケティングツールです。一人ひとりにあったメッセージの配信が可能になります。

セグメント配信

顧客情報をLiny内で管理し、お客様情報に基づいてLINEのセグメント配信が可能

自由度の高いセグメント配信の方法にご興味がある方は、以下の記事をご覧下さい。

まとめ

  • ターゲットリーチとは、メッセージが配信される数のこと
  • 絞り込み配信をしない場合は【ターゲットリーチ = 友だち追加数 - ブロック数 - 属性不明数】
  • 絞り込み配信をする場合は【ターゲットリーチ = 絞り込んだ後の数 】
  • ターゲットリーチが100人に満たない場合は、オーディエンスを利用するか、LINEのマーケティングツールを利用すれば、絞り込み配信ができる

ターゲットリーチを絞り込んで、必要な人だけに必要な情報を届けることで、LINE公式アカウントの効果を高めていきましょう!

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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