新卒採用では、応募者情報の管理や日程調整などの業務を効率化するだけでなく、応募後も学生とのコミュニケーションを継続し、関係を築いていくことが重要です。
LinyHRは、こうした新卒採用の課題に対して、LINEを活用した仕組みと採用のプロによる伴走支援の両面からサポートするサービスです。
本記事では、LinyHRの主な機能や特徴、一般的な採用管理システム(ATS)との違い、導入するメリットについて解説します。
LinyHR(旧採マネnext)とは
LinyHR(旧採マネnext)は、応募者管理や業務効率化だけでなく、学生との関係づくりを通じて採用成果の改善まで支援する新卒採用サービスです。
LINE公式アカウントの拡張ツール「Liny」の、採用領域に特化したサービスにあたります。
応募者の情報や選考状況をまとめて管理できるほか、日程調整などにかかる手間も減らせます。
また、学生が使い慣れたLINEを通じて、応募から選考、内定、入社までコミュニケーションを取ることが可能です。
こうして学生との関係を継続して築くことで自社への理解や志望度を高め、選考辞退や内定辞退を防ぐなど、歩留まりの改善につなげられる点がLinyHRの特徴です。
また、ツールの提供にとどまらず、採用のプロによる伴走・コンサルティング支援も受けられます。1,300社以上の採用を支援してきた実績とノウハウをもとに、自社の採用課題に合わせて運用や施策の改善に取り組めます。
LinyHRが新卒採用で重視する「学生との関係づくり」
LinyHRでは、応募後の学生との継続的な関係づくりを重視しています。その理由について解説します。
業務効率化だけでは解決できない採用課題
ATSを導入し、選考の管理や日程調整などにかかる手間を減らしても、それだけで学生との関係を深められるわけではありません。
近年は採用活動が早く始まり、学生と企業が最初に接点を持ってから入社するまでの期間も長くなっています。
その間に企業との接点が少なくなると、学生の関心が薄れてしまうケースも考えられます。したがって、応募後から選考、内定、入社までコミュニケーションを取り、学生との接点を保つことが大切です。
採用担当者の「業務の効率化」と、学生との関係を築いて志望度を高めていく「関係づくり」は、新卒採用において両輪で取り組む必要があります。
「会えない時間」における学生との関係づくり
採用活動では、学生と直接コミュニケーションを取れる機会が限られています。
一方、学生は自社だけでなく、複数の企業の説明会や選考を並行して進めるケースも少なくありません。企業からの連絡がしばらく途絶えると、その間に他社との接点が増え、自社への関心が薄れることも考えられます。
そのため、説明会や面接だけでなく、その間の「会えない時間」にも学生とのつながりを保つ工夫が必要です。
LinyHRでは、学生が使い慣れたLINEを活用し、応募後も学生との接点を持ち続けられる環境を整えます。
説明会や面接の案内だけでなく、学生の選考状況や興味・関心に合わせた情報を届けることで、会えない時間にも企業への理解や関心を深められます。
LinyHRの主な機能
LinyHRには、応募者情報の管理やLINEでのコミュニケーション、日程調整、データ分析など、新卒採用に役立つさまざまな機能が搭載されています。ここでは、代表的な機能をご紹介します。
友だちリストで応募者情報を一元管理
LINE名や本名、選考ステータスをはじめ、応募者に関するさまざまな情報を友だちリストで一元管理できます。
CSVのダウンロード・アップロードにも対応しており、既存の応募者データを取り込んで活用することも可能です。
また、応募者から提出されたファイル(画像/PDF/Excel/Word)を個人詳細画面にまとめることもできます。選考に必要な書類を応募者情報とあわせて管理できるため、確認や管理の手間を減らせます。
回答フォームで応募者情報を収集
LINEからアンケート(回答フォーム)を案内し、学生から選考に必要な情報を収集できます。
回答内容は自動で反映されるため、手作業で転記する必要がありません。
また回答フォームは、エントリー時の情報収集だけでなく、説明会後のアンケートや選考中の意向確認などにも活用できます。
選考のさまざまな場面で必要な情報をLINEから集められるため、学生に個別で確認する手間を減らせます。
一斉配信・シナリオ配信で応募者をフォロー
学生への一斉配信に加え、あらかじめ用意した複数のメッセージを順番に自動で送る「シナリオ配信」も利用できます。
説明会前後や選考中、内定後など、それぞれのタイミングに合わせた継続的なフォローを仕組み化できます。
また、「タグ」や「友だち情報欄」に登録された情報をもとに条件を設定し、対象となる学生に絞ってメッセージを配信できます。
※「タグ」は友だちを分類できるラベルのような機能、「友だち情報欄」は氏名や電話番号などの個別情報を記録できる機能
全員に同じ内容を送るのではなく、学生の状況に合わせて必要な情報を届けることで、よりきめ細かなコミュニケーションにつながるでしょう。
イベント予約・カレンダー予約で日程調整を効率化
説明会やセミナーなどの参加受付には「イベント予約」、面接などの日程調整には「カレンダー予約」を活用できます。
学生はLINEから希望する日時を選んで予約できるため、企業側から候補日を提示したり、学生の希望を確認したりする手間がかかりません。
日程調整のために何度もやりとりする必要がなく、企業・学生双方の負担を軽減できます。
また、普段利用しているGoogleカレンダーやOutlook予定表と連携すれば、予約情報もそのままカレンダー上で確認できます。
Zoomとの連携にも対応しており、オンラインでの面接のURLは自動発行・送信も可能です。
予約受付から日程調整、オンライン面接の準備まで、一連の業務を効率化できます。
友だち情報欄に蓄積した応募者情報を活用
基本情報や志望動機など、友だち情報欄に蓄積された応募者情報は、その後の選考や配信に活用できます。
たとえば友だち情報欄に登録した内容を、エントリーシート(ES)形式で表示・出力することも可能です。以下のとおり、選考時に確認しやすい形でまとめられます。
また、友だち情報欄に蓄積された情報は、LINEでメッセージを配信する際に本文へ挿入できます。氏名など学生ごとに異なる情報をメッセージに反映できるため、一人ひとりに合わせた配信が可能です。
歩留まり分析で選考状況を可視化
歩留まり分析機能を活用すれば、「求人サイト→会社説明会参加→応募→面接→入社」などの選考ステップを「コンバージョン」として設定し、各ステップの人数や次のステップへの移行率をグラフで確認できます。
これにより、「会社説明会には多くの学生が参加しているのに、応募に進む学生が少ない」といった、学生が離れやすいポイントの把握が可能です。
また、目標人数に対して、各ステップでどの程度の未到達人数(目標と実績の差)があるかも可視化されます。
目標との差を確認しながら、優先して対策すべきステップを見つけられる点も特徴です。
課題のあるステップを特定し、どのような対策が必要かを検討できるため、歩留まりの改善につなげられます。
追跡QRコードで流入経路や来場状況を把握
追跡QRコード機能では、URLやQRコードを使って、どこから友だち登録されたかを確認します。
たとえば、求人サイト・SNS・会社説明会など、それぞれに専用のURLやQRコードを発行することで、媒体や施策ごとの友だち登録数を把握できます。
また友だち登録時には、流入経路に応じたタグを自動で付けることも可能です。付与したタグは、流入経路ごとの配信やその後の行動分析などに活用できます。
追跡QRコードの用途は、流入経路の把握だけではありません。説明会やイベントの受付で読み取ってもらえば、学生の来場情報を記録できます。参加の有無を把握できるため、来場後のフォローにも活かせるでしょう。
ダッシュボードで応募者データを分析
蓄積されたタグや友だち情報、友だち登録日などから2つの項目を指定し、掛け合わせて学生数を集計できるのがダッシュボード機能です。
たとえば、応募媒体と選考ステータスを掛け合わせると、媒体ごとに応募・面接・採用まで進んだ学生数が一覧で表示されます。
こうしたデータから、どの媒体が採用につながりやすいかを比較し、広告費の配分を見直すなど、今後の採用活動にも役立てられます。
LinyHRの特徴
学生との継続的な関係づくりを支援するLinyHRの代表的な4つの特徴を紹介します。
順に解説します。
LINEで「会えない時間」の接点を強化できる
説明会や選考など直接顔を合わせる時間だけでなく、「会えない時間」にもLINEを通じて接点を持てるのがLinyHRの特徴です。
継続的にコミュニケーションを取ることで、企業への理解や興味・関心を深め、志望度の向上につなげられます。
学生が企業を選ぶ際は、条件面だけでなく「この会社で成長できそう」「社員の雰囲気が自分に合いそう」といった企業に対する共感や期待も、重要な判断材料の一つです。
LinyHRでは、こうした企業の魅力を継続的に伝えることで、学生の理解や共感を深め、志望度を高めるコミュニケーションを得意としています。
学生一人ひとりに合わせたフォローを仕組み化できる
学生の属性や選考状況などに応じて、配信する情報やLINE上に表示するリッチメニューを出し分けられます。
たとえば、説明会への参加前後や選考中、内定後など、それぞれの状況やエリアに合わせた情報を届けることが可能です。
(左)「選考受付前エリア」では、選考会のボタンをタップしても「選考希望エリア」の画像が表示されない
(右)「選考受付中エリア」では、エリアを選択してエントリーに進める
リッチメニューに会社情報や選考に関するコンテンツの導線を設けておけば、学生が興味を持ったタイミングで、知りたい情報にすぐアクセスできます。
こうした仕組みをあらかじめ整えておけば、担当者がその都度対応しなくても、学生一人ひとりの状況や関心に合わせて継続的にフォローできます。
学生の志望度・意向度を可視化できる
リンクのクリックやアンケートへの回答など、学生の行動に応じてスコアを付け、志望度や意向度を可視化できます。
担当者の感覚に頼るのではなく、学生の反応をデータとして把握できるため、一人ひとりの状況に合わせてフォローしやすくなります。
たとえば、志望度が高まっている学生には適切なタイミングでフォローし、反応が少ない学生には配信する情報やアプローチを見直すなど、データをもとに対応を変えることが可能です。
採用のプロによる伴走支援を受けられる
LinyHRは、ツールを提供するだけのサービスではありません。1,300社以上の導入実績とノウハウをもとに、採用のプロによる伴走やコンサルティング支援を受けられる点も大きな特徴です。
ツールの使い方はもちろん、学生にどのような情報をどういったタイミングで届けるかなど、採用活動そのものの課題について相談しながら進められます。
自社だけでは課題や改善策を見つけにくい場合でも、採用のプロと一緒に今後の取り組みを考えていくことができます。
LinyHRと一般的なATS(採用管理システム)の違い
LinyHRと一般的なATSの違いについて解説します。
学生との関係づくりまで実現するのがLinyHR
一般的なATSは、応募者情報や選考の進み具合をまとめて管理し、採用担当者の負担を減らすことを主な目的としています。
一方、LinyHRは応募者の管理や業務の効率化に加えて、LINEを使って学生一人ひとりの状況に合わせて情報を届けたり、フォローしたりできます。
こうしたやり取りを通じて学生との関係を築き、応募後のフォローや歩留まりの改善まで支援できる点が特徴です。
既存のATSと併用することも可能
LinyHRは、必ずしも既存のATSと置き換えなければならないわけではありません。
現在利用しているATSで応募者情報や選考状況を管理しながら、LinyHRで学生とのコミュニケーションを深め、志望度や歩留まりを高めていくといった使い分けもできます。
そのため、これまで構築してきた採用管理の仕組みや運用フローを活かしつつ、LINEを通じた学生との継続的な接点を採用活動に取り入れられます。
既存のATSで採用管理を効率化しながら、LinyHRで学生一人ひとりへの情報提供やフォローを充実させるなど、それぞれの強みを活かした運用ができます。
LinyHRを導入するメリット
LinyHRの導入によって期待できる、代表的な4つのメリットを紹介します。
説明会や面接への参加を促せる
説明会や面接を予約してもらっても、開催までに時間が空くと、学生の関心が薄れたり、予定を忘れたりしがちです。
LinyHRでは、予約後から開催日までLINEで情報を届けたり、リマインドメッセージを自動配信したりできます。
たとえば、開催前にイベントの詳細や当日の案内を届けることで、参加への意識を保ちやすくなります。さらに、直前にリマインドを送れば、予約忘れの防止にもつながるでしょう。
日程変更や欠席の連絡もLINEから受け付けられるようにしておけば、都合が悪くなった学生も早めに連絡しやすくなります。企業側も事前に予定の変更を把握でき、空いた枠をほかの学生に案内するなど、有効活用できます。
選考辞退・内定辞退を防ぎやすくなる
選考期間は複数の企業を比較・検討し、内定後もどの企業に入社するか慎重に考える学生は少なくありません。
そのため、選考中や内定後も学生の状況に合わせて情報を届け、自社への理解を深めてもらうことが重要です。
LinyHRでは、社員紹介や社風、働く環境などが伝わるコンテンツをLINEで届けられます。
適切なタイミングで情報を提供することで、企業への理解や共感が深まり、志望度の維持・向上も期待できるでしょう。
また、内定後も定期的な情報発信や個別の声かけを続けることで、入社までの不安や疑問を解消する機会をつくれます。
内定を出して終わりにするのではなく、入社まで継続して関係を築くことが、内定辞退を防ぐうえでも重要です。
採用担当者の業務負担を軽減できる
新卒採用では、応募者の管理や選考に関する連絡、日程調整など、さまざまな業務が発生します。
応募者数が増えるほど、一人ひとりへの連絡や管理にかかる工数も増え、採用担当者の負担が大きくなりがちです。
LinyHRでは、応募者の情報をまとめて管理できるほか、説明会・面接の予約受付からリマインド配信、アフターフォローまで自動化が可能です。担当者が個別に対応していた作業を減らし、採用業務の負担を軽くできます。
その結果、日々の管理や連絡に追われる時間が減り、学生一人ひとりへのフォローや、採用の進め方を見直すための時間を確保しやすくなるでしょう。
属人化を防ぎ、再現性のある採用体制を構築できる
採用活動が担当者の経験やスキルに依存している場合、学生への対応やフォローの内容・タイミングにばらつきが生じやすくなります。
また、担当者の異動や退職によって、それまで培ってきたノウハウが十分に引き継がれないこともあるでしょう。
LinyHRでは、学生への情報発信やフォローの内容・タイミングをあらかじめ設定し、一定の基準に沿ってコミュニケーションを行う仕組みをつくれます。
担当者が変わっても同じ流れで対応しやすくなるため、個人の経験やスキルへの依存を抑えられます。
さらに、志望度のスコアリングや歩留まり分析をもとに、学生の反応や選考の進み方を振り返ることも可能です。
効果のあった施策や改善すべきところを把握し、次の採用活動に活かすことで、ノウハウを組織に蓄積していけます。
このように、担当者個人の感覚や経験だけに頼るのではなく、仕組みとデータを活用しながら、再現性のある採用体制を構築できる点もメリットです。
さらに、採用のプロによる伴走・コンサルティング支援も受けられます。ツールを活用した仕組みづくりだけでなく、自社の採用課題に合わせて、どのような取り組みが必要かを相談しながら改善していけるのもLinyHRの強みです。
LinyHRがおすすめの企業
LinyHRは、以下のような課題を抱えている企業におすすめです。
- 新卒採用を積極的に行い、応募者対応の工数が増えている
- 応募は集まっているものの、選考辞退・内定辞退に課題がある
- 学生一人ひとりへの継続的なフォローが十分にできていない
- 採用活動が担当者に依存し、仕組み化できていない
- 既存のATSを活用しながら、学生とのコミュニケーションや歩留まりを改善したい
すでに一定数の応募が集まっている企業では、さらに母集団を増やすことだけに注力するのではなく、応募後の離脱を減らし、歩留まりを高めることも重要です。
集めた学生との関係を継続的に築き、説明会や選考、内定後まで適切にフォローすることで、採用活動全体の成果を高めやすくなります。
こうした課題がある場合は、採用業務の効率化に加え、学生との関係づくりや歩留まりの改善にも取り組めるLinyHRの導入を検討してみるとよいでしょう。
LinyHRの導入までの流れ
LinyHRの導入は、オンラインでの初回商談からスタートします。
現在の採用活動における課題や要望をヒアリングしたうえで、状況に合った活用方法をご提案。内容に納得いただいたうえで契約し、構築・導入へと進みます。
導入後も、専属の担当者によるサポートが続く点がLinyHRの特徴です。
活用提案のミーティングや個別レクチャーのほか、チャットや動画FAQも用意されており、運用しながら生じた疑問や課題について相談できます。
LinyHRの導入事例
LinyHRの導入事例をご紹介します。
株式会社あきんどスシロー|合同説明会後の学生フォローを効率化
株式会社あきんどスシローでは、合同説明会に参加した学生へのフォローに多くの時間を要していました。数百名分の氏名や連絡先を確認しながら、3〜4名の社員がお礼の連絡を行っており、その作業だけで約6〜7時間かかっていたといいます。
LinyHRの導入後は、学生がLINEに友だち登録すると、すぐにお礼のメッセージを届けられる仕組みに変更。これまで約6〜7時間かかっていた連絡業務を削減し、採用担当者の負担軽減につなげています。
また、学生からはメールよりもLINEのほうが返信しやすいという声もあり、連絡業務の効率化だけでなく、学生とのコミュニケーションにも良い変化が見られました。
株式会社ACN|採用活動期間を5か月短縮
株式会社ACNでは、コンサルティング支援を活用して、採用プロセスを見直しました。
選考ステップ自体は従来より増えたものの、学生との連絡を電話からLINEへ切り替えたことでコミュニケーションが効率化。電話のように双方の予定を合わせる必要がなく、それぞれのタイミングでやり取りできるようになりました。
導入後は学生からの反応も早くなり、次の選考へスムーズに進んでもらえるようになった結果、採用活動期間を5か月短縮しています。
\採用でのLINE活用のポイントがわかる/
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まとめ
LinyHR(旧採マネnext)は、新卒採用における応募者管理や業務効率化に加え、学生との関係づくりを通じて採用成果の改善を支援する新卒採用サービスです。
LINEを活用した継続的なコミュニケーションと、採用のプロによる伴走支援により、歩留まりの改善につなげられます。
また、既存のATSと併用できるため、現在の採用管理の仕組みを活かしながら、LINEを通じた学生へのフォローを充実させることも可能です。
採用業務の効率化だけでなく、応募後の学生とのコミュニケーションや歩留まりに課題を感じている場合は、LinyHRの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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