本記事では、LINEマーケティングツール「Liny」を導入して成果を上げている医療・ヘルスケア業界の3つの事例を紹介します。
この記事は、次のような課題を抱える方におすすめです。
- 患者・利用者の情報をLINE上で登録・管理したい
- 電話対応や問い合わせ対応の工数を削減したい
- 予約受付をLINE上で完結させたい
- 対象者を限定した、クローズドな情報発信の仕組みを作りたい
- 医療・ヘルスケア業界でのLiny活用イメージを知りたい
自社の課題に近い事例を参考に、Linyの具体的な活用方法をイメージしてください。
医療・ヘルスケア業界のLiny導入事例3選
ここでは、実際にLinyを導入している医療・ヘルスケア業界の事例を3つご紹介します。
位置情報から医療機関・薬局の案内を自動化。対応負荷を大幅軽減した「医療支援団体」
JADEC(公益社団法人日本糖尿病協会)は、糖尿病を克服し国民の健康増進に寄与することを目的に活動する団体です。
同団体の「災害時糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)」では、災害時に糖尿病患者の状況を把握し、必要な医療情報を届ける仕組みが求められていました。
そこで、LINE公式アカウントとLinyの導入に至りました。
- 災害時に電話が繋がりにくいなかで、患者さんに情報を伝えることに苦労した
- 参加者のプライバシーを守りつつ、双方向のコミュニケーションができるツールを検討していた
- 都道府県・対象者ごとの運用では、必要なアカウント数が膨大になってしまう
【Linyで行った主な施策】
1. アカウントを1つに集約し、流入経路分析で患者と医療従事者を判別
都道府県・対象者ごとにアカウントを分けず、ひとつのLINE公式アカウントで運用する形を採用。
「患者向け」「医療従事者向け」にそれぞれQRコードを発行し、友だち追加と同時に属性を自動で判別できる仕組みを構築しました。
2. 回答フォームで、平時から患者情報を登録
回答フォームで、名前・住所・かかりつけの医療機関・糖尿病の型・使用しているインスリン製剤や器材などを登録できる仕組みを構築。
平時のうちに、災害発生時に活用できる患者情報をあらかじめ蓄積できるようにしました。
3. リッチメニューを平時・災害時で切り替え
平時用と災害用で2種類のリッチメニューを作成。
状況に応じてリッチメニューを切り替えることで、必要な情報にすぐアクセスできる導線を整えました。
4. 位置情報をもとに、最寄りの医療機関・薬局を自動返信
導入後、災害時の運用を想定した訓練を実施したところ、スタッフが最寄りの医療機関などを1件ずつ調べて返信する対応に苦労する場面がありました。
この経験を踏まえ、患者が位置情報を送ると、現在地から半径10キロ以内にある医療機関や薬局を近い順に自動で案内する仕組みを個別に開発。
自力で薬を受け取りに行ける方への案内を自動化し、手動対応を大幅に削減しました。
【Liny導入後の成果】
1回目の訓練では、約80名の参加に対して7名のスタッフで対応していましたが、自動返信の仕組みを導入した後の訓練は、約800人の参加がありながら、ほぼ2名で対応できました。
また、訓練後のアンケートでは参加者から肯定的な声が多く寄せられ、5点満点中4点と高評価を得ています。
「このような仕組みがあれば安心につながる」という声も多く、災害時の不安解消にもつながっています。
LINE予約で業務を効率化し、電話対応8割減・診療報酬増につなげた「診療所」
日本体育大学クリニック・アレックス東京は、日本体育大学のキャンパス内にある診療所です。
同院では、診療の予約枠がなかなか埋まらないという課題を抱えており、利用者が使いやすい予約の仕組みが求められていました。
そこで、LINE公式アカウントとLinyを導入し、予約システムを構築しました。
- 電話が繋がりにくく、予約の機会を逃すことがあった
- 予約は電話や窓口が中心で、スタッフが都度対応する必要があった
- 休診の案内など電話連絡が中心で、つながらない場合再連絡に手間がかかっていた
【Linyで行った施策】
1.LINEで24時間予約・変更ができる仕組みを構築
カレンダー予約を使って、リッチメニューから24時間予約・変更ができる仕組みを構築。
これにより、スタッフが電話や窓口で予約を代行入力する必要がなくなり、患者自身で予約を完結できるようになりました。
また、学生や入学希望者が利用する日本体育大学のアプリ内にも、LINE予約への導線を設置。
学生が日常的に使うアプリからも、スムーズにLINE予約を利用できるようにしています。
2.LINE配信で電話のすれ違いを解消し、連絡業務がスムーズに
診療時間の変更や休診連絡、会計についての連絡などで電話がつながらない場合に備え、LINEで個別にメッセージを送るよう運用を整備しています。
授業中で電話に出づらい学生など、電話では連絡が取りづらい方にも確実に連絡できるようになっています。
【Liny導入後の成果】
患者自身がLINE上で予約を完結できるようになったことで、予約関連の電話件数は7〜8割ほど減少しました。
また、LINEでの個別連絡により、電話がつながらない患者への再連絡の手間も削減されました。
業務の最適化が進んだ結果、2025年4〜6月の診療報酬が前年同月比で大幅に増加しています。
診療時間が3時間と限られる中での成果として、大きな効果が出ています。
承認制リッチメニューで契約企業向けの子育て支援を実現した「医薬品卸会社」
株式会社バイタルネットは、宮城県仙台市に本社を置く、東北地方を中心に事業を展開する医薬品卸会社です。
同社では新規事業として、赤ちゃんの睡眠に悩む契約企業の従業員向けに、LINEで長期的な個別サポートを提供するサービスを発足。
実現にあたって、サービスを契約企業の従業員だけに限定する仕組みと、専門スタッフが個別に対応できる体制づくりが課題でした。
- 契約企業の従業員のみに限定したサービス提供の仕組みを作りたかった
- 顧客一人ひとりに合わせた、継続的な個別フォロー体制が必要だった
【Linyで行った主な施策】
1. ユーザー情報を登録する回答フォームを構築
回答フォームで初回アンケートを作成し、友だち追加後に回答してもらう仕組みを構築。
取得した情報は、お子様の年齢などに応じたコンテンツ配信にも活用しています。
2. 承認後、契約者限定リッチメニューを自動で表示
回答内容は管理者が確認し、契約企業の従業員であることを確かめた上で、手動で承認しています。
承認作業を行うと、契約者用のリッチメニューが自動で表示される仕組みです。
友だち追加した人すべてにサービスを公開するのではなく、契約企業の従業員だけに限定したクローズドな環境をLINE上に構築しています。
3.専門スタッフへの相談窓口を設置
リッチメニューに相談ボタンを設置し、助産師などの専門スタッフへ直接子育ての悩みを相談できる導線を構築。
複数のスタッフに問い合わせを振り分けられるオペレーター機能を活用し、対応漏れを防ぎながら、利用者一人ひとりに合った応対ができる体制を整えています。
【Liny導入後の成果】
承認制の仕組みにより、契約企業の従業員限定というクローズドな環境をLINE上に構築でき、サービスを届けられるようになりました。
また、オペレーター機能により複数の専門スタッフで分担しながら対応できる体制が整い、新規事業の立ち上げ期から質の高い個別サポートを提供できています。
まとめ:Linyで自社の課題を解決しよう
今回は、医療・ヘルスケア業界でLinyを活用している3つの事例を紹介しました。
Linyは、LINE公式アカウントと接続し、自由度の高い仕組みを構築できるサービスです。
大手企業をはじめ、全国2,100社の企業に導入されています。
Linyを活用すれば、以下のような施策を実現できます。
- 回答フォームで利用者情報を蓄積・管理できる
- 対象者を判別し必要な人にだけ情報を届けられる
- LINE上で予約受付や日程変更を完結できる
- 個別開発で、自社の要望に合わせた独自機能も構築できる
ぜひ、自社のLINE運用にLinyを取り入れてみてください。









