- 社内の基幹システムや顧客データベースと、LINEのやりとりをつなげたい
- 自社の業務フローに合う仕組みが、ツールの標準機能だけでは作れない
LINE公式アカウントの活用が進むと、このような要望や課題が出てくることがあります。
Linyでは、標準機能では対応できない要件に向けて「個別開発・個別連携」を提供しています。既存のシステムや業務フローに合わせて、LINEの仕組みを設計・構築できます。
本記事では、Linyの個別開発・個別連携で対応できる内容と、実際に個別開発を取り入れた事例を紹介します。あわせて、安心して利用するためのセキュリティ対策も紹介します。
Linyの個別開発・個別連携とは
Linyの個別開発・個別連携は、外部システムとの連携や独自機能のカスタマイズに対応するサービスです。現在利用しているシステムを活用しながら、目的や要件に合わせたLINE運用を構築できます。
対応できる内容は次の5つです。
- 既存の基幹システム・社内DBとの連携
社内で使っている基幹システムやデータベースとLinyをつなぎ、蓄積されたデータをLINE活用に役立てられます。また、LINE・Liny経由で得られたデータを基幹システムやデータベースに蓄積できます。 - 業務フローに合わせた設計・構築
問い合わせ対応や受注、予約など、企業ごとに異なる業務の流れに合わせてLINE・Linyの仕組みを設計・構築します。 - 独自機能の追加・カスタマイズ開発
Linyの標準機能にない仕組みが必要な場合は、要件に合わせて独自の機能を追加開発します。 - AI活用による自動化・高度なデータ活用
AIを活用した業務の自動化や、データを使った高度な活用にも対応します。 - 官公庁レベルのセキュリティ設計
大規模な組織や官公庁が求めるセキュリティ要件にも対応できます。
なお、自社の開発チームでシステムとLinyをつなぎたい場合は、API連携やWebhook転送を使う方法もあります。仕組みや活用例は次の記事で紹介しています。
「自社で開発する体制がない」「どこから手をつければよいかわからない」という場合は、個別開発・個別連携で要件の整理から相談できます。
Salesforceとの連携が容易に|Liny for Salesforce
なお、Salesforceとの連携には、個別開発を行わずに利用できる「Liny for Salesforce」という選択肢もあります。開発不要・ノーコードで、SalesforceとLINE公式アカウントを連携できます。
両方のプラットフォームに蓄積された顧客データを自動で連携・反映できるため、専門的な開発を行わずに活用できます。
- Linyで取得した行動・回答データをSalesforceへ自動で蓄積できる
- 顧客属性や商談フェーズに応じた配信・対応をLiny上で実行できる
- Salesforceを顧客管理の中核に、営業・CS業務を分断せずにDXを進められる
Salesforceは、クラウド型の顧客関係管理(CRM)・営業支援(SFA)のプラットフォームです。Liny for SalesforceはSalesforceのアプリマーケットプレイス「AppExchange」に掲載されています。AppExchangeにはSalesforceの審査を通過したアプリだけが掲載されるため、セキュリティや品質の面でも安心して連携できます。
Liny for Salesforceは有料オプションです。ご利用には別途お申し込みが必要です。
機能の詳細や活用例は以下の記事で紹介しています。
Linyの個別開発・個別連携の事例
ここからは、Linyの個別開発・システム連携を取り入れた2つの事例を紹介します。
【JADEC(公益社団法人日本糖尿病協会)】位置情報から最寄りの医療機関・薬局をLINEで自動案内
JADECは、糖尿病を克服し国民の健康増進に寄与することを目的に活動している団体です。日本糖尿病学会と共同で発足した「災害時糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)」では、災害時における糖尿病患者さんの状況把握と情報提供のために、Linyを導入しています。
【課題】災害時の返信を手作業で行っていた
糖尿病患者さんの中には、生命維持のためにインスリン治療が欠かせない方がいます。災害時には電話がつながりにくく、患者さんへ情報を届ける手段が課題となっていました。
そこでJADECは、LINE公式アカウントとLinyを活用し、患者さんの状況を把握しながら、必要な情報を提供する仕組みを整えました。
2024年に行った1回目の災害訓練では、患者さんが回答フォームで送った情報をスタッフが確認し、1件ずつ手作業で返信していました。約80名の参加に対してスタッフ7名で対応しており、実際の災害時に同じ対応ができるのか、スタッフを確保できるのかという懸念が生まれました。
【個別開発】位置情報をもとに近くの医療機関・薬局を自動で返信
こうした課題に対応するため、Linyの個別開発により、患者さんの位置情報をもとに最寄りの医療機関や薬局を自動で案内する仕組みを導入しました。
運用は「平時」と「災害時」に分かれています。平時は回答フォームで、かかりつけの医療機関や使っているインスリン製剤などの情報を登録してもらいます。災害時はリッチメニューを災害用の表示に切り替えます。
自分で医療機関や薬局へ行ける方は、LINEで位置情報を送ると、半径10キロ以内の病院や診療所、調剤薬局が距離の近い順に自動で返信されます。自分で薬を取りに行くことが難しい方は、回答フォームでインスリンの種類や必要な消耗品を入力し、スタッフが個別にチャットで対応します。
【成果】参加者10倍の訓練を、ほぼ2人で運用
自動返信の仕組みが整った2025年の2回目の訓練には、1回目の約10倍となる約800人が参加しました。多くの部分を自動返信で対応できたため、約800人が参加した訓練も、ほぼ2人でスムーズに運用できたといいます。訓練後のアンケートでは5点満点中4点の評価を得て、患者さんから「このような仕組みがあれば安心につながる」という声も寄せられました。
大規模災害が起きたとき、人が関わる工程が多いほど混乱が生じやすくなります。そこを自動化することで、必要な情報をシンプルに、正確に、そして素早く届けられるようになりました。(JADEC)

\Linyの個別開発・個別連携の詳細がわかる/
サービス資料をダウンロード
安心して利用するためのセキュリティ対策
個別開発・個別連携では、顧客データや社内システムとLINEをつなぐため、セキュリティ対策が欠かせません。Linyを提供するソーシャルデータバンクは、セキュリティ対策にも力を入れています。
技術面の対策
技術面では、以下のようなセキュリティ対策を行っています。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 通信の暗号化 | SSL/TLSによる安全な通信 |
| 脆弱性診断 | 外部専門機関による定期診断 |
| AWS基盤 | クラウド環境で安全にデータを管理 |
| 二段階認証 | 不正ログイン対策 |
| WAF導入 | サイバー攻撃からシステムを保護 |
| IPアドレス制限 | 管理画面へのアクセスを制御 |
| reCAPTCHA | ボットによる不正アクセスを防止 |
| 権限管理 | スタッフごとに操作権限を設定 |
| アクセス端末制限 | 端末ごとのアクセス権限を制御 |
組織の体制と認定
- プライバシーマーク(2020年取得):個人情報保護体制を整備
- ISMS認証(ISO27001)(2023年取得):情報セキュリティ管理体制の認証を取得
- LINEヤフー株式会社 公式認定「Premier」:最上位の認定
取り組みの詳細:セキュリティへの取り組み
Linyの個別開発・個別連携で、自社に合ったLINE活用を
Linyの個別開発・個別連携では、基幹システムや社内DBとの連携、業務フローに合わせた設計・構築、独自機能の追加開発などに対応しています。標準機能では実現できない要件があっても、既存のシステムを活かしながらLINEの仕組みを作れます。
JADECは、位置情報をもとにした自動返信の仕組みにより、災害訓練の対応をほぼ2人で運用できるようになりました。株式会社久世は、LINEと受発注・顧客管理システムを連携し、受注を約15倍に伸ばしています。
「自社のシステムとLINEをつなげられるか知りたい」「標準機能で足りない部分を相談したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。具体的な要件が固まっていない段階でも、ご相談いただけます。
Linyやサポートについて詳しく知りたい方
個別開発・連携の相談をしたい方






