LINE公式アカウントでは、3つの方法で動画を配信することができます。この記事では、それぞれの動画配信の方法と、活用のポイントや注意点についてお伝えしていきます。
LINE公式アカウントで動画配信をする方法
LINE公式アカウントで動画を配信するには、3種類の方法があります。
- 動画をメッセージに添付して配信
- リッチビデオメッセージで動画を配信
- 動画のURLを添付
それぞれご紹介していきましょう。
方法1:動画をメッセージに添付して配信
LINE公式アカウントのメッセージ配信で、動画を添付することができます。通常のテキストメッセージを配信するように、動画を添付して送信する方法です。
添付できる動画は、以下の規定があります。
- ファイル形式:MP4、M4V、MOV、AVI、WMV
- ファイルサイズ:200MB以下
配信した動画は、友だちのLINE公式アカウント内で、自動再生されます。
動画をタップすると、拡大表示されます。
方法2:リッチビデオメッセージで動画を配信
2つ目は、「リッチビデオメッセージ」機能を利用して、動画を配信する方法です。
リッチビデオメッセージとは?通常の動画添付との違いは?
リッチビデオメッセージ機能とは、「動画で視覚的にアピールできるメッセージ」を作成する機能です。メッセージに添付して配信する動画よりも大きな画面で動画を表示でき、さらに、別のページに誘導するボタンを設定できる点が特徴です。それぞれご説明していきます。
1. トーク画面に表示されるサイズが大きい
メッセージに動画を添付して配信した場合と、リッチビデオメッセージで動画を配信した場合とでは、トーク画面に表示される動画サイズが異なってきます。
リッチビデオメッセージの方が、画面の占有率が高く、リッチな動画閲覧体験を提供できます。
2. ボタンを設定できる
リッチビデオメッセージには「アクションボタン」と呼ばれるボタンを設定することができます。アクションボタンにはURLを設定でき、任意のページに誘導可能です。
アクションボタンは、動画をタップして拡大表示させた際、右上に表示されます。ボタンをタップすることで、設定したURLに遷移します。
リッチビデオメッセージの設定方法
リッチビデオメッセージは、2つのステップで設定していきます。
1. リッチビデオメッセージを作成する。
まずは、リッチビデオメッセージを作成する必要があります。動画のアップロードと、URLやボタンのテキストを設定します。
リッチビデオメッセージとして添付できる動画は、以下の規定があります。
- 推奨フォーマット:MP4、MOV、WMV
- ファイルサイズ:200MB以下
2. メッセージ配信で作成済みのリッチビデオメッセージを選択して配信する。
次に、メッセージ配信でメッセージを作成します。その際、作成したリッチビデオメッセージを選択します。
リッチビデオメッセージでの動画の配信はおすすめの方法です。特に、縦型で動画を作成した場合は、画面いっぱいに動画を表示することができるので、ぜひ試してみてください。
方法3:動画のURLを添付
最後は、動画そのものを配信せず、動画のURLを添付する方法です。
- YouTubeなどへ誘導したい
- 動画サイズが規定よりもオーバーする
場合などに利用されると良いでしょう。
通常のテキストメッセージを配信するように、テキスト内に動画URLを添付して送信します。
例えばYouTubeのURLを添付した場合、友だちのLINE公式アカウント内で、サムネイル画像が表示されます。
サムネイルをタップすると、LINE内で動画を再生することができます。
LINE公式アカウントでライブ配信もできる?
LINE公式アカウントには、ライブ配信機能がなく、ライブ配信することはできません。
ライブ配信を行う場合は、別のサービスを利用して、その案内をLINE公式アカウントで行うなど、連携を考える必要があります。
動画作成の3つのポイント
動画作成のポイントを3つご紹介します。
動画の長さは2分以内に収める
動画の長さは2分以内に収めるのがポイントです。最近では、TikTok・Instagram・YouTubeのショート画像のように、1,2分でみられるショート動画が広がっています。
ユーザーが気軽に飽きずに閲覧できる時間を考えると60秒ほどが良いでしょう。長くとも2分以内に収めるようにしましょう。
動画で伝える内容は絞る
1,2分という短い時間の中で、言いたいことを複数伝えても、記憶に残すことは難しいでしょう。伝えたい内容は1つに絞ることが大事です。
スマホでの視聴をメインに考える
LINEは基本的にスマホで閲覧されます。そのため、縦長動画を用いると、スマホの画面いっぱいに表示され、よりインパクトのある動画になります。できれば、縦長の動画を作成されることをおすすめします。
動画配信の注意点とコツ
リッチビデオメッセージの場合は、ユーザーが動画を保存できない
3つの方法で動画の配信ができますが、そのうち、リッチビデオメッセージの場合は、ユーザーが動画を保存できません。
逆に、添付で動画を送信した場合は、ユーザーの端末に動画を保存することができます。また、URLで動画を配信する場合は、LINEのKeep機能で、保存することが可能です。
保存してもらいたい動画かどうかで、配信方法を選ばれるのも一つの手です。
頻繁に配信しすぎない
LINEの特性でもありますが、自分に興味のない内容が頻繁に配信されると、ブロックにつながる可能性があります。さらに動画は、トーク画面内で自動再生されるため、頻繁に興味と異なる内容が送信された場合は、煩わしさに繋がってしまう場合もあるでしょう。
という方針も、検討してみてください。
分析機能を活用して見られる動画に改善する
LINE公式アカウントの「分析」機能では、配信したメッセージの、
- 配信数
- 開封数
- クリックユーザー
- 再生開始ユーザー
- 再生完了ユーザー
などのデータを確認することができます。
多く再生されている動画、多く再生完了されている動画の傾向を分析し、ユーザーの興味がある動画にするよう改善を重ねることも大切です。
まとめ
LINE公式アカウントでは、
- メッセージに添付して動画を配信する
- リッチビデオメッセージで動画を配信する
- 動画のURLを添付する
という3つの方法で、動画配信をすることができます。
動画の配信も効果的に用いて、ユーザーの満足度を向上させ、売上や来店につながるLINE運用をしていきましょう。