ソーシャルデータバンク株式会社の近藤です。
これまで売上を伸ばすために重要とされていた、メルマガの価値が今まさに大きく変わろうとしています。
今回のテーマは、「なぜ利益を出す企業はメルマガからLINEへ移行するのか?」について、LINEとメルマガを比較しながらお話します。さらに、後半では「>LINEでメルマガ配信を作る方法」についても解説します。
前回の記事では、数が少なくて獲得しにくい「今すぐ客」を集めるのではなく、まずは数が多くて獲得しやすい「見込み客」を集めて、メリットや情報を提供し顧客に育てるのが、集客や売上アップを低コストで効率よく行う方法だということをお伝えしましたが、覚えていますか?
そして、そのために効果的なツールというのが「メルマガ」であり、メールアドレスなどのお客様の連絡先(リスト)を入手して情報提供を行い、商品やサービスの魅力を伝えて、購入してくれる顧客へと育てる活動を「リストマーケティング」ということをお伝えしました。この部分は、かなり重要なポイントですので、前回と若干内容が被ってしまう部分がありますが、あらためて詳しく説明いたしますね。
すでに何らかのビジネスをされている方も
これからビジネスを始めたいという方も
売上を安定させ、より伸ばしていくために必ず知っておかなければならない考え方ですので「自分には関係ないや…」と思うのではなくこれからお伝えするポイントを絶対におさえておきましょう!
メルマガを活用したリストマーケティングこそ重要なポイント
前回、お伝えした「見込み客リスト」と「リストマーケティング」という考え方が、長期的にビジネスで利益を伸ばしていくためにとても重要なポイントです。また、ビジネスには「売上アップするための公式」というものがあり、下記のような3つの数字で売上が成り立っている事をご存知でしょうか?
それぞれの数字を増やすことで売上も伸ばすことができるのですが、多くの人が共通して苦労するのが「見込み客リスト」の部分です。
だからこそ、見込み客の価値と考え方を知っておくことは利益を増やすためは重要です。業種や業界、ビジネスの規模を問わずネットを使って売上を安定的に伸ばしているところは、ほとんど例外なく「見込み客リスト」を効果的に集めており、そこから安定した利益を得ています。
このリストとはお客さんと連絡をとって"コミュニケーション"をするための情報のことで、主に次のようなものを指します。
・電話番号
・メールアドレス(メルマガ)
・住所
こういった、お客さんのリストを集めることによって、いつでも好きなタイミングで……
・営業の電話をかける
・メールで新商品の案内をお知らせする
・お得なセール情報をハガキやDMで送付する
上記のようなことができるようになります。
商品やサービスに関心を持ってくれた人や、以前商品を買ってくれたり、サービスを利用してくれた顧客の人に、商品やサービスの購入や利用を促すような情報を「意図的」に提供することができるようになります。その結果、それが売上アップへとつながっていくというわけです。
リストを獲得して管理していない企業は気づかぬところで利益を損失している…
そもそも「リスト」という考え方がなければお客さんと連絡を取る手段がないため、こういったアプローチができませんし、欲しくなって「買いたい!」と思う状態を意図的にコントロールすることができません。
だからこそ、どんなビジネスであっても売上を安定させ、伸ばしていくためには、絶対にリストの考え方を無視することはできないのです。
リストに興味がない…
リストのことを理解していない…
という方は、、、
お金や売上アップに興味がない…
お金のことを理解していない…
という事と、変わりは無いといっても過言でもないでしょう。
集客ができない、、、
商品が売れない、、、
売上が伸びない、、、
と悩んでいる企業ほど、リストの価値を理解せずまた、効果的に活用できていません。
リスト活用が上手な企業はリピーターやLTVの数値も高い
これに対して、毎月安定した売上を達成し、順調に売上を伸ばすことに成功している人ほどリストの価値を良く理解し、最大限に活用しているのです。だからこそ、大企業から個人事業主のような中小企業の経営者まで、ビジネスの業種業界や規模を問わず、売上を伸ばすために下記のことをしています。
プレゼントを用意する
割引キャンペーンを行う
無料でサンプルを送る
TVやCM、ネット、雑誌、チラシやDM、街中の広告などいたるところで、あの手この手を使ってあらゆる方法で、見込み客リストを集めているのをあなたも目撃されているかと思います。その中でも特にリストとして価値が高く、重要だったのがメルマガ(メールマガジン)を送るために必要な「メールアドレスのリスト」であり、これまでリストと言えば、特にこれが主流でした。
また、リストを使ったお客さんへの情報発信(連絡手段)はメールを送る「メルマガが主流」だったのです。なぜなら、メルマガだと、たとえ数千人、数万人のお客さんがいたとしてもネットを使って、一斉にメールで情報を送ることができたので大変効率が良いからです。
コストも低いメルマガ戦略は効率的な手段
例えば、具体的には、、、
「メルマガ配信スタンド」を使い、前もって、送りたいメール原稿をセットして予約しておけば、自動で指定した日時にメルマガ配信することができますし、登録した日時に関係なく1~10通のメールを順番に送りたいという場合でも「ステップメール」という機能を利用することで、誰が、いつ、どのタイミングでメルマガ登録をしたとしても、その人に合わせて、セットした原稿を順番に指定したスケジュール通りに自動で送ることができます。
つまり、メールアドレスリストを集めてメルマガを活用することで、売上を伸ばすための重要な作業を「ほぼ自動化」することができたのです。しかし、これが電話やはがき/DMだとそういう訳にはいきません。1件1件電話をかけていったり、1枚1枚はがきやDMを送っていては、時間・労力・人手・費用などのコストがかかってくるからです。
当然、リストの人数が増えていくことで労力も比例して積み重なっていきます。ですが、メルマガを使えば、そんな悩みや問題も解消することができました。しかし、そんな効果的なメルマガにも、ここ数年間のうちに陰りが見えてきたのです。
コミュニケーションの手段がメールからLINE(SNS)中心に
これまでメルマガが主流でしたが、「LINEの登場と普及」によって、まさにこの流れが変わろうとしています。
そして、前回の記事の後半でメルマガにはある問題があるとお伝えしましたが、近年メルマガでは下記のような弱点が大きく目立ってくるようになり、年々、効果と反応が落ちてきている傾向があるのです。
そもそも、メールが届かない…
受信拒否設定などで届かないことがある…
届いても迷惑メールボックスに埋もれる…
届いていることに気づくのが遅い…
メールが開かれず、読まれない…
そもそも捨てアドレスで登録されている…
…などなど。
メルマガの開封率は、業種やサービスによりますが、数パーセントにまで落ちていると言う事例もあります。また、迷惑メールに入ったりしてしまい、そもそもメールが届かないと言った、到達率の低さも課題になっています。
さらにメルマガにはこんなデメリットもあります。。。
【メルマガのデメリット】長いメールアドレスを入力するのが面倒
お問い合わせフォームなどを作らなければいけない…
わざわざお問い合わせフォームから連絡をしなければいけない…
毎回メールの最初に挨拶文などを入力する必要があり面倒…
大きな会社になると配信数が大きくなり大きなコストがかかる…
これでは、せっかく労力やお金をかけて集めた見込み客リストも価値が無くなってきますし、ネットを使って集客や販売を行っている人からすればメールの不達は確実に売上に大きく影響します。
不達により、情報の提供と購入の機会の損失が出てしまうからです。
これは大問題だと思いませんか?
そんな中、その問題を解決するかのごとく登場したのが、多くの企業や個人事業主が注目している「LINE公式アカウント」なのです。
メルマガのLINE版がLINE公式アカウント
このLINE公式アカウントとは、簡単に言うとメルマガのLINE版です。メルマガのような配信を、LINEメッセージを使って行うことができます。
LINEは国内の月間アクティブユーザーが約9,200万人(2022年3月末時点)で、アクティブなユーザーが80%もいます。また10代~60代まで幅広い年代の人が利用しているのも特徴です。
そして、LINE公式アカウントはメルマガで問題視されている
届かない
開かれない
読まれない
これら全ての問題を解決することができます。
LINE公式アカウントは販促PRに高い効果を発揮
メールと比べてメッセージの開封率が7.4倍あり(一部実績)、ブロックされない限り100%到達します。
LINE公式アカウント経由での商品購入やお問い合わせ率は、メールの3.4倍もあります。
さらにユーザーとリアルタイムにパーソナルなコミュニケーションが取れるのもLINE公式アカウントの強みです。
だからこそ、LINE公式アカウントの可能性に気づいた人が、続々とメルマガからLINE公式アカウントに力を入れるようになり、LINE公式アカウントを使った情報発信を積極的に行うように変わってきているのです。
LINE公式アカウントでメルマガ配信を作る方法
では、LINE公式アカウントでどのようにメルマガ配信を作れるのでしょうか?
メルマガの特徴として、
- 自動で指定した日時に、登録者全員にメルマガ配信をする
- 登録した日をきっかけに、順番にメッセージを配信をする
という2つの配信方法があります。
1つ目は、LINE公式アカウントの「メッセージ配信機能」を使えば可能です。
2つ目は、LINE公式アカウントの「ステップ配信機能」を使えば、作成できます。
詳しい作り方は、それぞれのページを参考にしてください。
これからはメールとLINE公式アカウントの両方を効果的に使った戦略を!
よって、これからは、メルマガだけでなく、LINE公式アカウントを使ったリスト集め、LINE公式アカウントを使った情報発信、これらを知っておいて損はありませんし、まだ、活用していないというならば今すぐLINE公式アカウントを始めるべきですし、上手く活用できていないのであれば、販促効果を高めるためにもLINE公式アカウントの効果的な活用法を知っておく必要があります。
そして、これまでメルマガを使って稼いでいた企業の多くは、メルマガからLINE公式アカウントマガジンを使っての情報発信へシフトしてきています。その流れは無視できない状況になってきているので、LINE公式アカウントの活用法について積極的に知っておきましょう。