LINE公式アカウントには「ステップ配信」機能があります。この機能を用いると、「友だち登録」などをきっかけに、設定したタイミングで順番にメッセージを配信することが出来ます。
今回は、「LINE公式アカウント」と当社のLINEマーケティングツール「Liny」のステップ配信の違いをご紹介していきます。
LINE公式アカウントのステップ配信の設定方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
参考:LINE公式アカウントのステップ配信とは?設定方法や配信事例も紹介
LINE公式アカウントのステップ配信のポイント
ステップ配信とは、「ユーザーの行動」をきっかけに、あらかじめ用意したメッセージを、決められたタイミングで順番に配信する機能です。

引用:PR Times https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002916.000001594.html
LINE公式アカウントのステップ配信は、「友だち登録したという行動」もしくは「オーディエンス*」をきっかけに、「◯日後にメッセージを配信する」という設定を行うことが出来ます。
* オーディエンスについては、こちらの記事も参考にしてください(参考:LINE公式アカウントのオーディエンスとは?)
LINE公式アカウントのステップ配信のポイントは、以下です。
- 友だち追加時もしくはオーディエンスをきっかけにステップ配信がスタート
- 「1〜30日後」の間でメッセージの送信を設定できる
- LINE公式アカウントで用意されている4つの属性(*)とオーディエンスで条件分岐が可能
- ステップ配信はメッセージ通数としてカウントされる
(*) 性別、年齢、OS、地域 (2025年3月現在)
LINE公式アカウントでは出来ないステップ配信
一度登録しておけば、順番にメッセージが配信されるステップ配信は、運用負荷を増やすことなくメッセージを自動で配信することが出来るというメリットがあります。
便利な機能だからこそ、様々なシーンでステップ配信を活用したい場合があるでしょう。
例えば、以下です。
- 友だち追加「当日」にステップ配信をする
- アンケートを回答してくれた事をきっかけに、ステップ配信を開始する
- QRコードの読み込みをきっかけに、ステップ配信を開始する
- 会員だけにステップ配信を行う
しかし、このようなステップ配信は、LINE公式アカウントの機能だけでは出来ません。
Linyを利用すると自由度が高いステップ配信が可能
Linyを利用すると、LINE公式アカウントよりも自由度の高いステップ配信が出来ます。
先程の例に上げたステップ配信も、Linyであれば可能です。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
Linyのステップ配信で出来ること
Linyのステップ配信には、以下のような特徴があります。
- 任意のタイミングでステップ配信をスタートできる
- 配信開始の当日に、ステップ配信を送付できる
- 待ち時間は、「時刻指定」と「経過時間指定」が選べる
- 友だちの好みに合わせて配信するメッセージを分岐できる
任意のタイミングでステップ配信をスタートできる
LINE公式アカウントでは「友だち追加」もしくは「オーディエンス」をきっかけにステップ配信を実行することが出来ますが、Linyではさらに自由にタイミングを設定して、ステップ配信をスタートすることが出来ます。
例えば、以下のような友だちのアクションをきっかけにして、ステップ配信を開始することも可能です。
- 友だちがアンケートに回答した時
- 配信メッセージ内のリンクをタップした時
- リッチメニューのセール情報をタップした時
- サイトから商品を購入した時
友だちが関心を持った時や意欲が高まったタイミングを逃すこと無く、配信につなげていくことが出来るでしょう。
配信開始の当日に、ステップ配信を送付できる
LINE公式アカウントでは、ステップ配信でメッセージを送付できる期間が「1〜30日」に設定されています。
一方Linyは、期間の制限がありません。ステップ配信の開始当日にもメッセージを配信できます。
例えば、イベントや施設などでQRコードを読み込んでもらい、その30分後にメッセージを送付するということも可能です。
待ち時間は、「時刻指定」と「経過時間指定」が選べる
Linyでは、配信タイミングを「時刻指定」と「経過時間指定」から選ぶことができます。
- 時刻指定:決まった時間に配信
- 経過時間指定:購読開始からの経過時間で配信

待ち時間の指定方法
例えば、開始当日の19:00に配信したい場合は「時刻指定」、開始した30分後に配信したい場合は「経過時間指定」が選択できます。
友だちの好みに合わせて配信するメッセージを分岐できる
Linyのステップ配信では、様々なパターンのステップ配信を作成し、友だちの好みに合わせて配信することができます。
例えば美容サロンで、「ヘアケア」と「ヘアスタイル」の2パターンのステップ配信を作成します。
アンケートで「ヘアケアとヘアスタイルのどちらに興味があるか」を質問し、友だちが選択肢をタップしたことをきっかけに、選択肢にマッチしたメッセージに分岐することが可能です。
Linyのステップ配信の活用例
3つの活用イメージをご紹介します。
テーマパーク・施設での活用
Linyは当日の配信が可能なので、テーマパークや施設の来場当日に楽しんでもらえるコンテンツが配信できます。
その場合、来場時にQRコードを読み込んでもらい、それをきっかけに開始します。
【配信例】
- 11:30:ランチクーポン配信
- 12:30:ショーの案内配信
- 15:00:体験イベントの残席配信
- 16:00:グッズクーポン配信
- 20:00:閉園時にアンケート配信
イベント開催での活用
イベント時にも、ステップ配信が利用できます。
例えば時間制限のあるイベントで、QRコードを読み込んでもらったことをきっかけに、順番にお題を出していくことが可能です。
【配信例】
- 読み込み直後:イベントのルールと1問目を配信
- 30分後:1問目の答えと2問目を配信
- 1時間後:2問目の答えと3問目を配信
- 1時間30分後:3問目の答えと最終問題を配信
- 2時間後:最終問題と結果を配信
セミナー開催での活用
セミナー時にもステップ配信が活用されています。
セミナー中にQRコードを読み込んでもらうことで、参加型の仕掛けを活用しつつ、登録者数を増やすことができます。
【配信例】
- 読み込み直後:クイズを出して回答してもらう
- 1時間後:セミナー終了に合わせてアンケートを送付(回答者に資料をプレゼント)
- 1日後:セミナー参加者限定の相談会の案内を送付
- 1週間後:セミナー参加者限定の相談会の案内を再送付
まとめ - LINE公式アカウントとLinyでのステップ配信の比較
ここまで、LINE公式アカウントとLinyのステップ配信の特徴をご紹介してきました。改めて、どのような違いがあるのかをまとめます。
LINE公式アカウント | Liny | |
開始条件 | ・友だち追加
・オーディエンス |
・友だち追加
・任意のユーザー行動 |
待ち時間(次のメッセージが配信されるまでの期間) | 1-30日 | 当日〜制限なし |
メッセージの分岐 | ・属性(性別、年齢、OS、地域)
・オーディエンス |
・任意のユーザー行動
(選択肢タップ、リンクタップ、アンケートの回答、QRコードの読み込み など) |
まとめると、Linyは「開始や分岐の条件」と「待ち時間」の自由度が高い点がメリットです。
【LINEでパーソナルな配信を行いたい場合は、ぜひ一度ご連絡ください】
Linyは、ひとりひとりに最適なメッセージ配信ができるLINEの拡張ツールです。
- アンケートの回答内容
- タップしたリンクや選択肢
- 読み込んだQRコード
- 友だち追加経路
など、さまざまな情報を蓄積し、それをもとに最適な配信を自動送付することができます。
「LINEで最適な配信をしたい」「配信の自動化をしたい」などのご希望がある場合は、ぜひ一度お問い合せください。
Linyを活用することで、貴社のLINE運用がどのように変化するのか、望んだ運用が実現するのか、担当者が丁寧に回答いたします。