2021年2月、LINE公式アカウントで「ステップ配信」機能が提供されました。
公式アカウントのステップ配信の機能を用いると、「友だち登録したという行動」をきっかけに、設定したタイミングで順番にメッセージを配信することが出来ます。
この記事では、LINE公式アカウントのサポートツール『Liny(リニー)』を利用して、さらに効果的にステップ配信を活用する方法をお伝えします。
「ステップ配信について」「LINE公式アカウントのステップ配信の詳細や設定方法」を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
LINE公式アカウントのステップ配信のポイント
ステップ配信とは、「ユーザーの行動」をきっかけに、あらかじめ用意したメッセージを、決められたタイミングで順番に配信する機能です。
LINE公式アカウントのステップ配信は、「友だち登録したという行動」をきっかけに、「◯日後にメッセージを配信する」という設定を行うことが出来ます。
LINE公式アカウントのステップ配信のポイントは、以下です。
- 友だち追加時をきっかけにステップ配信がスタート
- 「1〜30日後」の間でメッセージの送信を設定できる
- LINE公式アカウントで用意されている4つの属性(*)とオーディエンスで条件分岐が可能
- ステップ配信はメッセージ通数としてカウントされる
(*) 性別、年齢、OS、エリア (2021年3月現在)
詳細はこちら:LINE公式アカウントのステップ配信とは?設定方法も解説
LINE公式アカウントでは出来ないステップ配信
一度登録しておけば、順番にメッセージが配信されるステップ配信は、運用負荷を増やすことなくメッセージを自動で配信することが出来るというメリットがあります。
便利な機能だからこそ、様々なシーンでステップ配信を活用したい場合があるでしょう。
例えば、
- 友だち追加日「当日中」にステップ配信をする
- アンケートを回答してくれた事をきっかけに、ステップ配信を開始する
- 会員だけにステップ配信を行う
- 配信の内容に反応がなかった友だちは、次のステップ配信の対象外にする
などです。
しかし、このようなステップ配信は、LINE公式アカウントの機能だけでは出来ません。
Linyを利用すると自由度が高いステップ配信が可能
Liny(リニー)を利用すると、LINE公式アカウントよりも自由度の高いステップ配信が出来ます。
先程の例に上げたステップ配信もLinyであれば可能です。
Linyとは?
Linyのステップ配信で出来ること
Linyのステップ配信には、以下のような特徴があります。
- 「友だち追加時」だけではなく、好きなタイミングでステップ配信をスタートできる
- 友だちの好みに合わせてステップ配信の内容を選択することが出来る
- メッセージの配信対象者を、1通ごとに設定できる
- メッセージの送信だけではなく、リッチメニューの切り替えもできる
- 配信タイミングは、「時刻指定」と「経過時間指定」の2パターンから選べる
好きなタイミングでステップ配信をスタートできる
LINE公式アカウントでは「友だち追加」をきっかけにステップ配信を実行することが出来ますが、Linyでは自由にタイミングを設定して、ステップ配信をスタートすることが出来ます。
例えば、以下のような友だちのアクションをきっかけにして、ステップ配信を開始することも可能です。
- 友だちが「アンケートに回答」した時
- 配信メッセージ内の「リンクをタップ」した時
- リッチメニューの「セール情報をタップ」した時
- サイトから「商品を購入」した時
友だちが関心を持った時や意欲が高まったタイミングを逃すこと無く、配信につなげていくことが出来るでしょう。
友だちの好みに合わせたステップ配信を選択することができる
Linyのステップ配信では、様々なパターンのステップ配信を作成し、友だちの好みに合わせて配信することができます。(Linyでは、「ステップ配信」を「シナリオ配信」と呼んでおり、配信するメッセージのかたまりを「シナリオ」と呼んでいます。)
例えば、2パターンのステップ配信(シナリオ)を作成しておきます。
「知りたい情報を選んでください」という質問と2つの選択肢を送信し、友だちが選択肢をタップしたことをきっかけに、選択肢にマッチしたシナリオを開始することが可能です。
「ヘアスタイル情報が知りたい方にはヘアスタイルのシナリオ」「ヘアケア情報が知りたい方にはヘアケアのシナリオ」という風に、友だちの好みに基づいたステップ配信を行うことで、配信効果を高めることが出来ます。
メッセージ の配信対象者を1通ごとに設定できる
ステップ配信で設定しているメッセージは、1通ごとに配信対象者の絞り込みが出来ます。
例えば、上記の図のように
- 1通目
- 「おすすめのバッグ」の画像とURLを配信
- 2通目
- 1通目のURLをタップした方:バッグのセール情報を配信
- 1通目のURLをタップしなかった方:別の商品を紹介
という風に、友だちのアクションによって、次にどのメッセージを送信するのかを分岐させていくことが出来、友だちの現在の好みや興味に合わせた配信が可能です。
メッセージの送信だけではなく、リッチメニューの切り替えもできる
Linyのステップ配信では、メッセージを送るだけではなく、リッチメニューも合わせて変更することが出来ます。
例えば、
- バッグのセール情報をステップ配信で送信
- 送信対象者のみ、「リッチメニュー」をバッグセール用のリッチメニューに切り替える
- 一定期間が経てば、自動で以前のリッチメニューを戻すように設定
という風に、ステップ配信の設定の中で、リッチメニューを切り替えることも可能です。
配信タイミングは「時刻指定」と「経過時間指定」の2パターンから選べる
LINE公式アカウントでは、ステップ配信でメッセージを配信するタイミングは「◯日後の◯◯時」と決まっています。
例えば、「2日後の19時」「10日後の20時」に配信するなどです。
Linyの場合は以下の2パターンの設定方法があります。
- 時刻で指定
- 経過時間で指定
「時刻指定」では、LINE公式アカウントと同じく「◯日後の◯時」という指定方法になります。
LINE公式アカウントでは、「1日〜30日後」の期間の制限がありますが、Linyには制限がありません。当日も含めて、好きな経過日で設定することが出来ます。
「経過時間指定」では、ステップ配信が始まったタイミングからカウントして、「◯時間後」や「◯日後」に次のメッセージを配信することが可能です。
上記の設定では、
- 1通目はステップ配信が開始された当日の1時間後に配信
- 2通目はステップ配信が開始された7日経過後の同じ時間に配信
- 3通目はステップ配信が開始された14日経過後の同じ時間に配信
となります。
例えば、ステップ配信のきっかけを「友だち登録」にした場合、19時に友だち登録をした方には、
- 1通目は「友だち登録当日の20時」に配信
- 2通目は「7日後の19時」に配信
- 3通目は「14日後の19時」に配信
というように、「友だち登録」をした時間によって、配信されるタイミングが異なります。
活用方法としては、「ステップ配信が始まった、数分後や数時間後に、次のメッセージを配信したい時」「ステップ配信が始まったタイミングが、友だちがLINEをよく見ていると想定して、その時間に送りたい時」などに利用することが出来ます。
まとめ
LINE公式アカウントのステップ機能では、「友だち追加時」をきっかけにステップ配信を行えますが、サポートツールの「Liny」を使うことで、さらに効果的なステップ配信を行うことが出来ます。
より効果的にLINE運用を行いたい方は、是非下記からLinyサービスサイトをご覧ください。