LINE公式アカウントだけでは、リッチメニューの出し分けやタブ切り替えはできません。
ですが、LINEのマーケティングツール「Liny」を使えば、一つのアカウントで「ユーザーに合わせてリッチメニューを出し分ける」「複数のリッチメニューをタブで切り替える」ことができます。
この記事では、複数のリッチメニューを出し分け/タブ切り替えする紹介や、実際に利用されているユニークな活用例などをご紹介します。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
LINE公式アカウントではリッチメニューを出し分け出来ない
LINE公式アカウントの機能では、リッチメニューは1つしか設定することが出来ません。もし、リッチメニューを切り替えたければ、表示する期間を重ならないように設定する必要があります(例:今月はリッチメニューAを表示、来月はリッチメニューBを表示など)。
一方で、以下のようなタブ形式で複数のリッチメニューを切り替えているLINE公式アカウントを見られた方も多いのではないでしょうか?
このように、リッチメニューをタブ形式で切り替えたりするのは、LINE公式アカウントの機能だけではでず。「Liny」のような、LINEのマーケティングツールを併用する必要があります。
【LINE公式アカウントのリッチメニューの制限】
LNE公式アカウントのリッチメニューには、以下のような制限があります。
- すべての友だちに共通で、1つしか設定できない
- タブ式のリッチメニューは利用できない
- デザインは、大7種類/小5種類のテンプレートから選択
- タップ時のアクションは、「リンク」「クーポン」「ショップカード」「テキスト」から選択
もっと柔軟にリッチメニューの設定をしたいという場合には、LinyなどのLINEマーケティングツールを併用して、リッチメニューの機能を拡充する必要があります。
Linyを使えば複数のリッチメニューを切り替えられる!
Linyはリッチメニューを拡充する機能を提供しており、以下のような設定が可能です。
- タブ式のリッチメニューが設定できる
- 友だちに合わせたリッチメニューを出しわけできる
- タップでさまざまなアクションを設定できる
- デザインを自由に作成できる
- デザインテンプレートが活用できる
順番に紹介していきます。
1. タブで複数のリッチメニューを切り替える
Linyのリッチメニュー機能なら、タブ形式で複数のリッチメニューを切り替えることもできます。
タブ部分をタップすることで、リッチメニューを切り替えられます。
リッチメニューの切り替えにより、多くの情報を掲載することができ、ホームページのように、LINE公式アカウントを活用することができます。
2. 友だちに合わせたリッチメニューの出しわけ
複数のリッチメニューを作成し、友だちごとに表示するリッチメニューを選択することができます。
例えば、「会員登録済みというタグがついている友だちには、会員専用メニュー」「それ以外の友だちには、非会員メニュー」と設定するリッチメニューを変えることが可能です。
会員専用メニュー例
非会員メニュー例
3. タップでさまざまなアクションを設定できる
Linyのリッチメニューでは、LINE公式アカウントで設定できるアクションよりも、多くのアクションを設定することができます。
例えば、先ほどの非会員メニューのリッチメニューの「会員限定メニュー」をタップすると、アンケートフォームを開き、会員登録を促すことができます。
その他にも、タップをすることにより、以下のようなアクションを設定することが可能です。
- 電話をかける
- タグを付ける
- 動画や画像を送信する
- 診断テストを開始する
- リッチメニューをタップした回数をカウントする、など
リッチメニューと様々なコンテンツを組み合わせることができ、まるでLINE公式アカウントを「アプリ」のように活用できます。
4. デザインを自由に作成できる
LINE公式アカウントには、テンプレートが用意されており、大7種類/小5種類から選択して利用することになります。この種類はタップ領域のパターンを表しています。このテンプレートに沿ってデザインを作成し、タップされた場合のアクションを設定します。
Linyを活用すると、タップ領域を自由に決めることができ、好きなデザインのリッチメニューを作成することができます。特徴3でご紹介した「タブ形式のリッチメニュー」も、タップ領域を自由に設定することで実現しています。
4. デザインテンプレートが活用できる
デザインツールと連携したことにより、リッチメニューの画像をLiny内で作成できるようになりました。
プレーンなフォーマットから、飲食店、サロン、教室など、用途別に作り込まれたデザインまで用意されており、希望のデザインを選択するだけで、リッチメニューの土台を作ることができます。
テンプレートにはタブ形式や、ボタンで切り替えられる「複数ページのリッチメニュー」も用意されています。
「タブ式リッチメニュー」の活用事例
Linyのリッチメニュー機能を活用した、お客様事例をご紹介いたします。
滋賀県:お知らせしたい情報を「わかりやすく」届ける
滋賀県庁では、Linyを活用してLINE公式アカウントを運営されています。
リッチメニューは、滋賀県のホームページへの遷移や、お知らせしたい情報を届けるために、活用されています。タブでリッチメニューを切り替えることにより、知りたい情報にすぐにアクセス出来るような設計となっています。
最近では、新型コロナウイルスの情報配信を「リッチメニュー」で実装されました。ユーザーが最も知りたい内容をリッチメニューに入れ込むことで、利便性が高くなります。
滋賀県のLinyの活用事例については以下からご確認ください。
studio-K:サービスや情報が一覧で見れるリッチメニュー
Webマーケティングのサービスを提供されているstudio-KのLINE公式アカウントでは、リッチメニューをホームページ化してサービスや情報を一覧で見れる仕組みを提供されています。
他のものを見たり遷移しなくても、LINE公式アカウント内で情報が手に入るのは、ユーザーにとって大変便利です。
株式会社studio-KのLinyの活用事例については以下からご確認ください。
株式会社久世:利用者登録を "促せる" リッチメニュー
業務用食品の卸売を行う株式会社久世のアカウントは、「利用登録」をすることで、リッチメニューからさまざまなサービスが利用できる設計となっています。
登録前の方には、「まだ利用登録が完了しておりません」というメッセージがついたリッチメニューを表示し、登録を促します。登録が完了すれば、登録者向けのリッチメニューが自動的に表示されます。
株式会社久世のLinyの活用事例については以下からご確認ください。
参考:株式会社久世の活用事例
Liny:体験できるコンテンツを提供
当社が運用するLinyのアカウントでは、「業種別のアカウントのデモ」や「診断ゲーム」などが体験できるコンテンツを提供しています。まるで複数のアカウントに登録しているような感覚でお使いいただけます。
LinyのLINE公式アカウントは、自由に友だち追加していただけるので、手元で動かしてご覧ください → 友だち追加はこちら
まとめ
Linyのリッチメニュー機能は、Linyの機能の中でも多くのお客様にご活用・ご好評いただいている人気機能です。
- リッチメニューをユーザーによって出し分けたい!
- リッチメニューをタップで切り替えたい!
- リッチメニューから豊富なコンテンツに遷移させたい!
そんなご希望があれば、ぜひ一度、Linyをお試しください。