LINE公式アカウントで、一部の友だちを除いて一斉配信したいという時はありませんか?
例えば以下のような時...
・チャットでのやり取り中
・配信を希望していないユーザーがいる
・クレームやトラブル中のユーザーがいる
今回は、「LINE公式アカウント」と当社のLINEマーケティングツール「Liny」のそれぞれで、一部の友だちを除外して一斉配信する方法を紹介していきます。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
LINE公式アカウントで除外配信する方法
LINE公式アカウントで、特定のユーザーを除外してメッセージ配信する方法をご紹介します。
利用する場面としては、「チャット中の時」「配信不要の連絡がきた時」「クレーム対応中の時」などで活用します。
この場合は、「チャットタグ」オーディエンスを使います。
また、利用シーンは少ないですが、「メッセージを読んだ人」「リンクをクリックした人」「リッチメニューをタップした人」など特定の行動をした友だちを除外する方法についても、併せてご紹介します。
チャットタグで除外設定をする方法
以下のステップで設定していきます。
- チャット機能で、配信対象外にしたい友だちにタグをつける
- オーディエンス機能で、「チャットタグ」タイプのオーディエンスを作成する
- 一斉配信で、該当のチャットタグを除外する
順番に説明していきます。
1. チャット機能で、配信対象外にしたい友だちにタグをつける
まずチャット機能を開きます。除外対象にしたい人に、任意のタグを付与します。

チャットでタグを付与する
2025年3月4日、チャットタグの作成数や付与数が変更になりました。
無料で作成できるチャットタグの数は「合計で5個」「1人に付与できるタグは1個」です。
それ以上の数を利用する場合は、月額3,000円のチャットProオプションの利用が必要です。
2. オーディエンス機能で、「チャットタグ」タイプのオーディエンスを作成する
次は、オーディエンス機能を開きます。「作成」をクリックし、オーディエンスタイプで「チャットタグ」を選びます。そして、配信対象外用のタグを選択して保存します。

オーディエンスを新規で作成する。「チャットタグ」タイプを選び、該当のタグを選択する。
オーディエンスが有効になるまでには、少し時間がかかることがあります。
3. 一斉配信で、該当のチャットタグを除外する
一斉配信をする際に、「絞り込み配信」>「オーディエンス」をクリックします。

「絞り込み」>「オーディエンス」をクリック
作成した該当のオーディエンスを選び、「除外する」を選択します。

「除外する」を選択
これで、除外設定の完了です。
特定の行動をした友だちを除外する方法
ここからは、特定の行動をした友だちを除外して配信する方法をご紹介します。
この場合は、「オーディエンス」を活用します。
オーディエンスについて
オーディエンスは、ユーザーのLINE公式アカウント上の行動や、運用者が設定した情報によって振り分けるものです。以下の種類があります。
- メッセージクリック
- メッセージインプレッション
- リッチメニュークリック
- リッチメニューインプレッション
- 友だち追加経路
- チャットタグ
- 予約
- ユーザーIDアップロード
- ウェブトラフィック
先ほど紹介した「チャットタグ」もオーディエンスの一つです。これらのオーディエンスを「除外して」配信することができます。
手順としては以下になります。
- オーディエンスを作成する
- 一斉配信時に絞り込み配信を利用して、該当のオーディエンスを「除外する」
オーディエンスの種類によっては、オーディエンスのサイズが50以上必要などの制限があります。詳細については、以下の記事を参考にしてください。
Linyで除外配信する方法
ここからは、当社のLINEマーケティングツール「Liny」を活用した除外設定の方法についてご紹介します。
1. 配信対象外にしたい友だちにタグをつける
Linyでは、手動と自動の両方でタグをつけることができます。
【Linyで除外配信をするメリットは自動でタグ付与ができること】
Linyを使えば、「自動」でもタグがつけられます。
例えば、配信を希望するかどうかのアンケートを実施して、「配信を希望しない」と答えた人には、自動でタグを付与します。そして一斉配信をする際に、そのタグがついている人を対象外に設定します。
ブロックが多い場合やメッセージ通数を少なくしたい場合などは、このようなアンケートを実施するのもおすすめです。
手動でつける方法
手動での付け方は、LINE公式アカウントと同じような流れです。ですが、Linyのタグには数の制限がないため、運用に合わせて自由にタグを作成・付与をすることができます。
自動でつける方法
自動でタグをつける方法は複数あるため、一例をご紹介します。
例えば、キャンペーン情報やクーポンの配信とは別に、週に1回のニュースレターを配信することにしましょう。
友だちの中には、「お得情報は欲しいけれど、ニュースレターには興味がない」という方がいるかもしれません。
そんな時、以下のような選択肢付きのメッセージを送付して、タップをきっかけにタグを自動付与できます。

選択肢付きのアンケートをタップすると、自動でタグがつく
2. 一斉配信の配信先設定で、タグがついている友だちを除外する
一斉配信の際に、配信先設定でタグがついている友だちを除外します。
Linyの絞り込み配信は、複数のタグや複数の条件を、自由に組み合わせることができます。配信対象の制限がないため、1人から配信可能です。
まとめ -LINE公式アカウントとLinyで除外配信をする方法の比較
ここまで、LINE公式アカウントとLinyのそれぞれで、一部の友だちを除いて配信する方法をご紹介してきました。改めて、どのような違いがあるのかをまとめます。
LINE公式アカウント | Liny | |
タグの個数 | タグ作成:全体で5個
タグ付与:1人1個 |
タグ作成:制限なし
タグ付与:制限なし |
タグづけの方法 | 手動 | 手動
自動 |
まとめると、Linyはタグの数に制限がなく、タグを自動付与できる点がメリットです。
【顧客管理の自動化やCRMにご興味がある場合は、ぜひ一度ご連絡ください】
Linyは、タグ機能だけではありません。
- アンケートで顧客情報を自動収集
- セグメント配信の自由度
- リッチメニューの切り替えが可能
- 予約機能も搭載
など、さまざまな機能を提供しています。
「LINEの友だち情報を自動収集したい」「別のシステムとLINEのユーザー情報を連携させたい」などのご希望がある場合は、ぜひ一度お問い合せください。
Linyを活用することで、貴社のLINE運用がどのように変化するのか、望んだ運用が実現するのか、担当者が丁寧に回答いたします。