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LINE公式アカウントのアンケートの作り方【3つの方法を解説】

2024年7月12日

LINE公式アカウントのアンケートの作り方【3つの方法を解説】

LINE公式アカウントのアンケートの作り方【3つの方法を解説】

この記事では、LINE公式アカウントやLINEのサービスを使ってアンケートを作る「3つの方法」をご紹介します。

  1. LINE公式アカウントのリサーチ機能を使う
  2. LINEリサーチという有料サービスを使う
  3. LINEのマーケティングツールを使う

それぞれの方法でアンケートを作成した際の特徴や注意点を紹介した後に、LINE公式アカウントの「リサーチ機能」を利用した、アンケートの作り方を解説します。

1. LINE公式アカウントのリサーチ機能を使う場合

LINE公式アカウントには「リサーチ機能」があり、この機能を利用してアンケートが作成できます。

LINE公式アカウントアンケート(リサーチ機能)

LINE公式アカウントのリサーチ機能を利用したアンケート例

主な利用シーンとしては、「人気商品の調査」「商品についての満足度調査」「キャンペーンやイベントのアンケート」など、匿名のリサーチを実施する目的で利用します。

LINE公式アカウントのリサーチ機能の特徴

リサーチ機能の特徴は以下です。

  • 無料で利用できる
  • 回答形式は、「選択式」と「自由形式(認証済アカウントのみ)」が選べる
  • 調査期間の設定が必須
  • リサーチ期間終了後にExcel形式でダウンロードできる

それぞれの特徴に補足をしていきます。

無料で利用できる

リサーチ機能は、LINE公式アカウントの標準機能なので、どの料金プランであっても無料で利用ができます。

作成したリサーチは、友だちにメッセージとして配信します。配信の際は、通常のメッセージと同様に、メッセージ通数としてカウントされるのでご注意ください。

回答形式は、選択式と自由形式が選べる

回答形式は、以下の3種類が利用できます。

  1. 自由回答
  2. 選択式(単一回答)
  3. 選択式(複数回答)
自由回答

選択できる回答形式

この中で「自由回答」は、認証済アカウントしか利用ができません。未認証アカウントの場合は、自由回答は利用できないのでご注意ください。

未認証アカウントでも「自由回答」を利用する方法については、後述します。

調査期間の設定が必須

リサーチは、調査期間の開始日時と終了日時を、必ず設定する必要があります。期間を区切って、リサーチをするようにしてください。

リサーチ期間終了後にExcel形式でダウンロードできる

リサーチ期間が終われば、結果をExcel形式でダウンロードができます。

LINE公式アカウントのリサーチ機能の注意点

次に、注意点をご紹介します。

  • 回答件数が20件未満の場合は結果のダウンロードができない
  • 回答件数が50,000以上ある場合は、ダウンロードして閲覧できるのは50,000行まで
  • リサーチ期間中は結果が閲覧できない
  • 回答内容と回答者を紐付けできない(誰がどの回答をしたのかは分からない)

こちらに関しては、補足はないので説明はここまでにしておきますが、ダウンロードや結果の確認ができる数に制限があること、回答は匿名回答になるので、誰がどの回答をしたのかは分からないという点は、知っておいてください。

リサーチ機能を使って、アンケートを作る手順は、ページ下部でご案内します。

補足:アカウント満足度調査について

LINE公式アカウントのリサーチ機能に関連して「アカウント満足度調査」機能についてもご紹介します。

アカウント満足度調査

アカウント満足度調査

アカウント満足度調査は、「自分のLINE公式アカウント」についての満足度調査を、友だちに送付できる機能です。このアンケートは無料で実施することができます。あらかじめ用意されているテンプレートが送付されるため、質問を変更することはできません。また、調査は90日間で1回のみ行えます。

興味がある方は、サイドメニューの「ツール」>「リサーチ」>「アカウント満足度調査」を選択して、ご利用ください。

アカウント満足度調査の詳細については、以下の記事でも解説しています。

参考:LINEアカウント満足度調査の使い方・費用・インターバルを解説

2. LINEリサーチを使う場合

LINEリサーチとは、LINEヤフー社が提供しているリサーチのための有料サービスです。

lineリサーチ

引用元:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/

LINEヤフー社が運用している「LINEアンケート」というLINE公式アカウントがあり、そこに登録しているモニターに対して、アンケートを実施することができます。

参考:LINEリサーチのHP

特徴は以下です。

  • モニター数は650万人以上
  • そのうち、10-29歳の若年層の登録が半数以上を占める
  • 料金プランは、ライトコースとサポートコースの2種類用意されている

こちらのサービスを利用する際の注意点は、「自分のLINE公式アカウントでアンケートを作成・配布するのではない」ということです。LINEサービスが運用しているアカウント内で、モニター調査を実施したい場合に、利用されると良いでしょう。

3. LINEのマーケティングツールを使う場合

3つ目は、LINEのマーケティングツールを使ったアンケートの作成方法です。LINEのマーケティングツールと言っても、さまざまなサービスがあります。

ここでは、当社が提供するLinyを利用してアンケートを作成する方法をご紹介していきます。

Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。

Linyの詳細はこちら▶︎

Linyを使ったアンケート作成機能の特徴

Linyには回答フォーム機能があり、アンケートを簡単に作成することができます。

Linyの回答フォーム例

Linyの回答フォームを使ったアンケート例

Linyの回答フォームには、以下の特徴があります。

  • 回答形式は多様な種類から選べる(自由記述、単一選択、複数選択、ファイル添付、都道府県、日付など)
  • 誰が回答したのかが分かる
  • 回答と回答者が紐づく
  • アンケートの回答に基づいてセグメント配信ができる
  • 回答内容はGoogleスプレッドシートに連携できる
  • 回答者が何名でも結果を確認できる
  • 回答期限は任意で設定できる
  • アンケート実施中も回答を確認できる
  • リッチメニューからアンケートに遷移できる

LINE公式アカウントのリサーチ機能と比較すると、アンケートとして利用できる機能がかなり充実していることがわかります。詳しくご紹介していきましょう。

回答形式は多様な種類から選べる

Linyの回答フォームで使える回答形式は、以下の種類が用意されています。

  • 自由記述
  • 単一選択(ラジオボタン/プルダウン)
  • 複数選択(チェックボックス)
  • ファイル添付
  • 都道府県選択
  • 日付選択

これらを組み合わせて、自由にアンケートを作成することが可能です。未認証アカウントであっても、全ての形式が利用できるので、もちろん自由記述の選択肢も作成できます。

誰が回答したのかが分かる

アンケートに回答した人/未回答の人を判別することができます。アンケートの回答期限前に、未回答の人にリマインドメッセージを送付することも容易です。

回答と回答者が紐づく

アンケートの回答は、回答した友だちの管理ページに自動保存されるので、誰がどんな回答をしたのかがすぐに確認できます。回答者と回答内容が紐づくため、「会員登録」や「申し込みフォーム」としても活用されています。

アンケートの回答に基づいてセグメント配信ができる

さらに、アンケートの内容に基づいて、セグメント配信ができます。性別、居住場所、興味がある商品・サービスなどを回答してもらえば、その情報を使って、メッセージの送付先を絞り込めます。

回答内容はGoogleスプレッドシートに連携できる

回答はGoogleスプレッドシートと連携ができます。アンケート結果を社内メンバーへ簡単に共有できるので、業務効率化につながります。

回答者が何名でも結果を確認できる

回答者が何人であっても、その結果を確認することができます。友だちが少ない場合や、アンケートの回答者が少ない場合でも、安心してアンケートを実施することができます。

回答期限は任意で設定できる

回答期限は設定してもしなくても問題ありません。期日の設定が必要な場合のみ設定できます。

アンケート実施中も回答を確認できる

アンケートは、回答期限にかかわらずいつでも結果を確認できます。途中結果の集計が可能です。

リッチメニューからアンケートに遷移できる

Linyを使うと、メッセージとしてアンケートを送付するだけでなく、リッチメニューをタップしてアンケートを開くことが可能なため、ユーザーが容易にアンケートへアクセスできます。

リッチメニューからアンケートに遷移

リッチメニューからアンケートに遷移できる

このように、Linyを利用することで、より自由により柔軟なアンケートの作成ができます。

注意点としては、「Linyを併用する必要がある」ことと、「回答期限の開始日は設定できない」ということをお伝えしておきます。

それぞれのアンケートの特徴をまとめると...

ここまで主に3つの方法をご紹介しました。特徴や注意点をまとめると以下です。

特徴 注意点
LINE公式アカウントのリサーチ機能
  • 無料で利用できる
  • 回答形式は、選択式と自由回答が選べる
  • リサーチ期間終了後にExcel形式でダウンロードできる
  • 調査期間の設定が必須
  • 送信通数は、メッセージ通数としてカウントされる
  • 未認証アカウントは自由回答の質問は利用できない
  • 回答件数が20件未満の場合は結果のダウンロードができない
  • 回答件数が50,000以上ある場合は、ダウンロードして閲覧できるのは50,000行まで
  • リサーチ期間中は結果が閲覧できない
  • 回答内容と回答者を紐付けできない(誰がどの回答をしたのかは分からない)
LINEリサーチ
  • モニター数は650万人以上
  • そのうち、10-29歳の若年層の登録が半数以上を占める
  • 料金プランは、ライトコースとサポートコースの2種類用意されている
  • 有料サービス
  • LINEリサーチが独自に運用しているLINE公式アカウントでアンケートが実施される
Linyの回答フォーム機能
  • 未認証アカウントでも多様な回答形式を利用できる(自由記述、単一選択、複数選択、ファイル添付、都道府県、日付など)
  • 誰が回答したのかが分かる
  • 回答と回答者が紐づく
  • アンケートの回答に基づいてセグメント配信ができる
  • 回答内容はGoogleスプレッドシートに連携できる
  • 回答者が何名でも結果を確認できる
  • 回答期限の設定は任意
  • アンケート実施中も回答を確認できる
  • リッチメニューからアンケートに遷移できる
  • Linyを利用する必要がある
  • アンケートの開始日は設定できない

LINE公式アカウントのリサーチ機能を使ったアンケートの作成方法

ここからは、LINE公式アカウントのリサーチ機能を使ったアンケート作成方法の手順をご紹介します。

LINE公式アカウントの管理画面に入り、サイドメニューの「ツール」>「リサーチ」を選択します。

まずは基本設定です。

基本設定

リサーチの基本設定の項目

設定項目は以下です。

  • リサーチ名
  • リサーチ期間(未来の日付を設定)
  • メイン画像
  • リサーチの説明
  • 公開範囲(友だちか、すべてのLINEユーザーか)

次は紹介ページです。アンケートの回答前に、ユーザーの同意を得る場合や、お問合せ先を表示したい場合は設定します。

紹介ページ

リサーチの紹介ページ設定の項目

次は、サンクスページの設定です。アンケートに回答してくれた人へのお礼の設定です。「メッセージ」と「クーポン」を設定できます。クーポンの設定は任意です。

サンクスページ

サンクスページ設定の項目

次に、質問内容を設定していきます。ユーザーの属性(性別/年齢/居住地)に関する質問は、用意されているテンプレートを利用できます。

ユーザー属性

ユーザー属性の質問項目

ユーザー属性の質問以外は、質問と選択肢を作成していきます。

未認証アカウントの場合は、回答は1つのみ選ぶ「単一回答」か、複数回答できる「複数回答」かを選び、質問内容と選択肢を入力します。

自由回答

選択肢を作成する。選択肢と質問は追加していくことも可能。

認証済みアカウントの場合は「自由回答」を選ぶことも可能です。

設定ができたら「保存」を押します。これでリサーチページの完成です。

作成したアンケートは、メッセージ配信から送信します。メッセージ配信の「リサーチ」を選択して、作成したアンケートを選び、「配信」をクリックすると友だちにアンケートが送られます。

リサーチの配信

まとめ

LINE公式アカウントでアンケートを実施する以下の3通りの方法をご紹介してきました。

  1. LINE公式アカウントのリサーチ機能を使う
  2. LINEリサーチという有料サービスを使う
  3. LINEのマーケティングツールを使う

それぞれ特徴や注意点があるため、自社の方針に合うアンケートの実施方法を選択しましょう。

Linyを利用したアンケートの実施方法についてご興味がある方は、お気軽に以下からお問い合わせください。

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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