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LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いは何?

2023年7月7日

LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いは何?

LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いは何?

ビジネス版のLINEとして、「LINE公式アカウント」と「LINE WORKS」という異なる2つのサービスがあります。これらの違いは何でしょうか?

LINE公式アカウントは、店舗や企業がユーザーのLINEアプリに直接情報を届けるためのツールです。リピーター化や再来店の促進などを目的に活用され、メッセージ配信、リッチメニュー、クーポン機能などを提供しています。

一方、LINE WORKSは、組織やチーム運営を効率化する業務用ツールです。組織メンバーとのグループトーク、アドレス帳、掲示板、カレンダーなどの機能を提供しています。

つまり、LINE公式アカウントはユーザー向けの情報発信ツール、LINE WORKSは組織運営の支援ツールという違いがあります。

この記事では、これらのサービスについてさらに詳しく説明していきます!

LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いを比較

LINE公式アカウントとLINEWORKの特徴を比較しました。ここでは、わかりやすさを重視して、主な用途や方法をご紹介します。(*場合によっては異なる用途や方法もありますので一例としてご覧ください)

LINE公式アカウント LINE WORKS
ツールの用途 店舗や企業が、集客や販促などを目的として、ユーザーに情報を配信する 業務効率化のために、組織やチーム間で情報共有を行う
主な機能 メッセージ配信、チャット、リッチメニュー トーク、掲示板、カレンダー
月額料金 メッセージ通数に応じた3つのプラン(0円、5,000円、15,000円) ユーザー数、機能、データ容量に応じた3つのプラン(0円、450円 / 1ユーザー、800円 / 1ユーザー)*年間契約の場合
活用業界例 飲食店、EC、美容、教育など 業種問わず
主なユーザー追加方法 QRコードを読み取る or LINE内で検索して、友だち追加 LINE WORKSの管理者がユーザーを招待して追加
主な情報確認方法 LINEアプリで確認 LINE WORKSのアプリ or Webブラウザで確認

それでは、それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう。

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、店舗や企業用のLINEアカウントです。友だちになったユーザーのLINEに、メッセージやクーポンを配信し、リピーター化や再来店の促進などに活用されます。

LINE公式アカウントの主要な機能

LINE公式アカウントの主要な機能を3つご紹介します。

  1. メッセージ配信
  2. チャット
  3. リッチメニュー

各機能について説明していきます。

メッセージ配信

カードタイプメッセージ

カードタイプメッセージの例

友だちに対して、メッセージを一斉に配信できる機能です。

メッセージには様々な種類があります。

  • テキスト
  • スタンプ
  • 画像
  • クーポン
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • 動画
  • ボイスメッセージ
  • リサーチ
  • カードタイプメッセージ

テキストだけではなく、スタンプや画像などを組み合わせることで、反応が良いメッセージを配信することが可能です。

チャット

チャットで予約を取る

チャットで予約を取る例

通常のLINEアプリのように、LINE友だちと1:1のチャットができる機能です。お問い合わせ対応や、予約の受付など、ユーザーと個別のやり取りを行う場合に活用します。

リッチメニュー

リッチメニュー

リッチメニューのボタンをタッチすると、ホームページに遷移したり、クーポン表示できる

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面の最下部に固定できる「画像」のことです。目立ちやすく、高いクリック率が期待できます。

メニューをタッチすると、Webサイトに遷移させたり、クーポンを表示することが可能です。

LINE公式アカウントの料金

LINE公式アカウントの料金プランは3種類あります。全て同じ機能が利用できますが、送信できるメッセージ通数が異なります。

LINE公式アカウントの基本料金

  1. コミュニケーションプラン:無料
  2. ライトプラン:5,000円
  3. スタンダードプラン:15,000円

※すべて税別の月額料金となります。

LINE公式アカウントの活用事例

LINE公式アカウントの活用事例をご紹介します。

大阪の堺市にある、レジャー施設の「ハーベストの丘」では、イベント告知や広報のために、LINE公式アカウントを活用しています。

例えば、体験教室の予約案内をLINE公式アカウントで行うことで、いち早くリピーターの方に情報を配信でき、再来場の促進につなげています。

参考:https://line-sm.com/interview/case_harvest.html

このように、LINE公式アカウントは店舗や企業とお客様とをつなぐコミュニケーションツールとして利用されています。

LINE WORKSとは?

LINE WORKS

LINE WORKSの画面例

LINE WORKSは、組織やチーム運営のための業務用ツールです。

ビジネスで使うチャットサービスとしては、例えばSlackやChatworkがありますが、LINE WORKSではチャット以外にも、カレンダーや掲示板などの豊富な機能が提供されています。

参考:LINE WORKS公式サイト

LINE WORKSの主要な機能

LINE WORKSの主要な機能を3つご紹介します。

  1. トーク
  2. 掲示板
  3. カレンダー

各機能について説明していきます。

トーク

トークの例

トークの例

トーク機能は、主にLINE WORKSのアプリ上で、メンバーとの個別トークやグループトークができる機能です(設定によってはLINEアプリと連携することでLINE上でもやり取りができます)。

LINEアプリのデザインが踏襲されているので、見慣れた画面でチャットができます。

さらに、音声通話やビデオ通話も可能で、複数人での打ち合わせもPCやスマホから容易に参加できます。

掲示板

掲示板

掲示板の例

トークでは見逃してしまいそうな情報を、掲示板にまとめて共有することができます。メンバーごとに掲示板の権限を変えることも可能です。

カレンダー

カレンダーの例

カレンダーの例

個人の予定だけでなく、チームメンバーの予定も確認することができます。これにより、空き時間を把握し、打ち合わせ時間を効率的に設定することが可能です。さらに、会議のリマインド通知も設定できます。

LINE WORKSの料金

LINE WORKSの料金は、ユーザー数、機能、データ容量に応じて3つのプランが用意されています(2023年7月現在)。

100人までならフリープランが用意されているので、どのような機能が利用できるのか試してみたい場合には、まずはフリープランから始めることができます。

料金表

LINE WORKSの利用料金

最新の情報は、LINE WORKSの公式サイト(https://line.worksmobile.com/jp)でご確認ください。

LINE WORKSの導入事例

LINE WORKSは、社内や組織の業務ツールとして活用されているため、業種を問わず活用されています。

例として、建設・工事での導入事例をご紹介します。

ある建設会社では、社内のコミュニケーションを取るツールとしてLINE WORKSを導入しました。従業員は建設現場に出向くことが多いため、スマホで簡単に情報伝達をする仕組みが必要だったからです。

導入後は全社の社員がスピーディーに情報共有を行うことができるようになり、現場の進捗管理が容易になりました。

参考:https://line.worksmobile.com/jp/cases/h-con/

LINE公式アカウントとLINE WORKSの選び方

ここまで、LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いについてご紹介してきました。

要点を再度まとめると、

LINE公式アカウントは、店舗や自社のお客様に情報を伝えたり、コミュニケーションを取るためのツールとして活用されています。ユーザーはLINEアプリからLINE公式アカウントを簡単に友だち追加可能です。そのため、登録率のアップ、来店率のアップが期待できます。

一方、LINE WORKSは、組織やチーム運営を支援する業務ツールとして用いられています。LINE WORKSを利用するためには、基本的にはLINE WORKSのアプリもしくはWebサービスを利用することになります(設定によってはLINEアプリと連携することでLINE上でもチャットのやり取りができます)。また、管理者が個別でユーザーを招待する必要があるため、特定のメンバーに限定して情報共有が可能です。

もし、LINE公式アカウントとLINE WORKSのどちらを選ぶべきか迷った場合は、「ユーザーに情報を届けたい場合はLINE公式アカウント」、「社内やチームでメッセージ、予定、ファイルなどを共有したい場合は、LINE WORKS」と考えてみてください。

LINE公式アカウントでユーザー管理を行いたい場合

LINE公式アカウントの運用を検討されている方の中には、「LINE公式アカウントが用途に合いそうだけど、詳細なユーザー管理を行う方法はないの?」という要望を持たれる方もいるでしょう。

そのような場合には、LINE公式アカウントの拡張ツールである「Liny」をおすすめします。

Linyを利用することで、LINE公式アカウントの基本機能を活用しながら、マーケティングやCRMに便利な以下の機能を追加で利用できます。

  • 友だちの情報を個別に確認できる「管理画面」
  • 友だちごとにアンケートの内容を保存できる「回答フォーム」
  • 友だちを絞り込んでメッセージを送付できる「セグメント配信」etc...

これらの機能を利用することで、BtoCのビジネスだけでなく、以下のような業界や用途でもLINE公式アカウントの活用が増えています。

  • 採用活動:候補者への連絡やフェーズ管理ツールとして
  • 大学・専門学校:入学希望者への案内、在校生への連絡手段として
  • カスタマーサポート:お客様の問い合わせ対応ツールとして
  • 税理士事務所:顧客のお問い合わせ対応や予約管理システムとして

このように、LINE公式アカウントをより効果的に運用したい場合は、Linyの併用をご検討ください。

LINE公式アカウントの運用効果を最大化する
LINE活用サポートツールLiny

Linyとは、LINE公式アカウントの機能拡張ツールです。

顧客とのやりとりの中で、好みの属性を自動で収集・管理することができ、
集めた顧客情報をもとに、一人ひとりの嗜好に合わせた情報だけを配信できるので
反応率・売上のUPにつながり、運用負担も軽減します。

Linyの導入事例はこちら

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  • この記事を書いた人

鈴木優

LINE運用アドバイザー・Webディレクター・ライター。 【LINE公式アカウントBasic認定資格】保持。 LINE&Linyを利用した新規ビジネスの立ち上げに関わった経験を経て、現在はLINE&Liny運用アドバイザーとして導入・運用サポートを行う。当ブログで情報発信もしています。

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