専門学校では、オープンキャンパスの案内や出願フォロー、在校生への各種連絡など、日々多くのコミュニケーションが発生しています。こうしたやりとりを、スムーズかつ効率的に行うための手段として、LINE公式アカウントを導入する専門学校が増えています。
当記事では、専門学校におけるLINE公式アカウントの活用を、「入学前・広報業務」と「在校生対応」の2つのシーンに分けてご紹介します。
さらに、LINE公式アカウントの運用をより効果的・効率的に行う方法として、当社が提供するLINEマーケティングツール「Liny」を併用した運用や、オープンキャンパスの予約数の大幅増加につながった成功事例もあわせてご紹介します。
専門学校の課題とLINE公式アカウントが活用されている理由
専門学校では、入学希望者の獲得から在校生対応まで、さまざまな場面で迅速かつ丁寧なコミュニケーションが求められます。一方で、広報・教務・事務を他の業務と兼任しているケースも多く、業務負荷や対応漏れが課題となりがちです。
課題1:入学前・広報業務での課題
専門学校の広報業務では、オープンキャンパスの案内や出願に関する問い合わせ対応など、入学前から多くのコミュニケーション業務が発生します。限られた人員の中で対応しているため、業務負荷が高くなりやすいという課題があります。
さらに、主な入学対象となる高校生などの若い世代は、メールや電話でのやりとりに慣れていない傾向があります。また、気軽でスピーディーなやりとりができない場合、そのまま連絡が途絶えてしまうケースも少なくありません。
課題2:在校生対応での課題
在校生対応においても、休講や補講の案内、各種事務連絡、学生からのメッセージ対応など、日常的なコミュニケーションが欠かせません。電話やメールを中心とした運用では、対応履歴が分散したり、連絡の行き違いで手間が発生したりといった現状があります。
専門学校の課題を解決するLINE公式アカウント
こうした課題を解決する手段として導入が進んでいるのが、LINE公式アカウントです。LINEは高校生などの若い世代から社会人を含む幅広い年代に日常的に利用されているコミュニケーションツールです。メールや電話に比べて情報を素早く確認してもらいやすい点が特徴です。
LINE公式アカウントを活用することで、オープンキャンパスやイベント情報、出願に関する案内、在校生への重要なお知らせなどをタイムリーに配信できます。また、学生や入学希望者からの問い合わせにもチャットで対応できるため、連絡の心理的なハードルを下げ、コミュニケーションの継続につながりやすい点もメリットです。
専門学校のLINE公式アカウント活用法
LINE公式アカウントは、専門学校におけるさまざまなコミュニケーションの課題に対応できるツールです。ここから「入学前・広報業務」と「在校生対応」の2つのシーンに分けて、LINE公式アカウントで実現できることをご紹介します。
入学前・広報業務|イベント案内・出願フォローへの活用
LINE公式アカウントを活用することで、入学希望者は必要な情報をLINEで確認し、アクションに進みやすくなります。
例えば、リッチメニューやチャット、一斉配信といった機能を活用することで、イベント案内から申し込み、出願フォローまでをLINE上でスムーズにつなぐことができます。
ここからは、入学前対応におすすめのLINE公式アカウントの活用例をご紹介します。
リッチメニューで最新のイベント情報やコンテンツを提供
LINE公式アカウントのリッチメニューを活用することで、オープンキャンパスなどのイベント情報から、出願の流れやよくある質問といった、入学希望者が知りたい情報をまとめて提供できます。
学校のWebサイトを検索しなくても、LINE上で簡単に情報にアクセスできます。
チャットからオープンキャンパスやイベントの予約が可能
チャットを通じてオープンキャンパスやイベントの申し込みを受け付けることもできます。
メールや電話、Webフォームを経由する必要がなく、普段使い慣れているLINEのチャット上で簡単に予約ができるため、申し込みのハードルを下げられます。
一斉配信でオープンキャンパスの案内や出願スケジュールを届ける
オープンキャンパスの案内や出願スケジュールなどを一斉配信で届けることができます。
適切なタイミングで情報を届けることで、入学希望者の行動を後押しし、出願機会の取りこぼしを防ぐことにつながります。
在校生対応|休講連絡や各種お知らせへの活用
在校生対応においても、LINE公式アカウントは活用されています。休講連絡から、各種事務連絡までをLINEに集約することで、学生への情報伝達をスムーズに行えます。
ここからは、在校生対応で活用できる具体的な使い方をご紹介します。
一斉配信で休講などの重要な連絡を迅速に共有
休講や緊急連絡などの重要な連絡は、一斉配信を使ってまとめて学生に届けることができます。
急な変更が発生した場合でも、タイムリーに情報を共有できるため、連絡の確認漏れを防ぎやすくなります。
リッチメニューで各種事務連絡やお知らせを提供
学内イベントの案内や事務手続きに関するお知らせなどは、リッチメニューで提供できます。リッチメニューに必要な情報をまとめておくことで、学生は迷わず情報にアクセスでき、問い合わせの削減にもつながります。
チャットで学生からの連絡に対応
学生からの簡単な質問や連絡には、チャットを使って対応できます。
電話やメール対応を減らしつつ、必要な情報をテキストで残せるため、対応履歴の確認や引き継ぎもしやすくなります。
LINE公式アカウント運用でよくある課題
LINE公式アカウントを活用する専門学校が増える一方で、運用を続ける中で次のような課題が生まれるケースも少なくありません。
友だちの管理が難しい
LINE公式アカウントでは、友だちがニックネームで表示されるため、誰とやり取りをしているのかが分かりにくいという課題があります。
また、チャットができる友だちにタグを付与して情報管理をする方法もありますが、無料で利用できるタグは、1人あたり1つ、全体でも5種類までという制限があり、検討状況、学科、学年といった属性や状況の細かな管理までを行うのは難しい現状があります。
参考:LINE公式アカウントのチャットタグとは?作り方やオーディエンスを解説
配信の出し分けがしづらい
LINE公式アカウント単体では、以下のような細かな絞り込み配信は困難です。
- 入学検討者の志望度・状況に応じた配信
- 学年・学科で絞り込んだ配信
- 在校生と卒業生を区別した配信
そのため、全員に対して一斉配信をすることで、メッセージ通数の増加やブロックにつながりやすくなります。
予約管理やチャット対応の業務負荷が高い
イベント予約や問い合わせ対応をすべて手動で行っている場合、LINE上でスムーズなやりとりはできるものの、対応件数が増えるにつれて業務量が膨大になります。
結果として、担当者の負担が増え、安定した運用が難しくなるケースも少なくありません。
Linyを併用することでLINE運用が効率化する
LINE公式アカウントの課題をお持ちの場合は、LINEマーケティングツール「Liny」の併用がおすすめです。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない「顧客管理」「セグメント配信」「予約管理」などが実現します。
ここでは、先ほど挙げた課題がLinyによってどのように解決されるのかをご紹介します。
入学前対応|出願増加につながるLinyの活用法
Linyを併用することで、入学前の友だち一人ひとりの状況を把握しながら、出願までのフォローを仕組み化できるようになります。
フォーム回答・ボタンタップで友だちを可視化・管理できる
Linyでは、フォームへの回答やボタンのタップで、タグの付与や情報取得を行い、友だちを自動で管理できます。タグは無制限に作成できるため、「入学前」「イベント参加済み」「検討中」など、状況に応じた細かな分類が可能です。
「誰とやり取りをしているのか分からない」といった状態を防ぎ、どういった状況の友だちがLINEアカウント内にいるのかが把握しやすくなります。
細かな絞り込み配信で、必要な情報だけを届けられる
タグ情報をもとに配信対象を細かく絞り込むことで、検討中の方にはオープンキャンパスや出願情報、出願済みの方には今後のスケジュール案内など、状況に応じた配信の出し分けが可能になります。
不要な情報を送らずに済むため、メッセージの送信数を抑えつつ、反応率の向上やブロック防止につながります。
予約管理を自動化し、申し込み数アップと業務効率化を実現
Linyには予約機能があり、オープンキャンパスなどのイベント予約を自動で受け付けることができます。友だちはLINE上で即時に予約を完了できるため、利便性が向上することにより、申込数アップが期待できます。
予約後のリマインドも自動配信できるため、手間をかけずに予約忘れを防げます。

リッチメニューをタップして予約フォームを開き、必要な情報を入力すれば予約が完了
在校生対応|業務効率が向上するLinyの活用法
Linyを併用することで、在校生対応における日々の連絡や面談調整などを仕組み化できます。
回答フォームで学生情報を整理・管理できる
Linyの回答フォームやボタンタップを活用すれば、氏名や学科・学年などの情報を簡単に取得し、自動でタグの付与や情報の保存ができます。
LINE内の友だちと学生が紐づくので、誰が登録しているのかが一目でわかります。
リッチメニューを切り替えて、必要な情報だけを表示
Linyでは、条件に応じてリッチメニューを切り替えることができます。例えば、学科別に異なるリッチメニューを表示することができます。また、タブでの切り替えも可能なので、ミニホームページのように、必要な情報をリッチメニュー内にまとめられます。
リッチメニューから必要な情報に素早くアクセスできるようにすることで、問い合わせの削減にもつなげられます。
予約機能で面談設定やイベント予約を自動化
Linyの予約機能を活用すれば、個別面談の日程調整やイベント参加の申し込みを自動化できます。学生はLINE上で予約手続きを完了させられるので、担当者とのやり取りを行う必要がありません。
未予約者へのリマインドや、面談・イベント前の案内メッセージも自動で配信できるため、調整業務の負担を軽減しつつ、当日の無断欠席防止にもつながります。
LINE公式アカウントのみの場合とLiny併用の場合の比較
ここまでご紹介したように、LINE公式アカウントだけでも基本的な配信は可能です。
ですが、友だち管理や配信の出し分け、予約対応などを行う場合は、運用負荷や機能面での制約が課題になるケースがあります。
LINE公式アカウント単体での運用と、Linyを併用した場合の違いは以下です。
| 項目 | LINE公式アカウントのみ | Liny併用 |
|---|---|---|
| 友だち情報の取得 | チャットで友だち情報を個別に収集 | 回答フォームやボタンタップで友だち情報を自動取得 |
| 友だち情報の管理 | タグ数に制限があり、細かな管理が難しい | タグを無制限に作成し、属性や状況を可視化 |
| 絞り込み配信 | タグやみなし属性などによる絞り込みはできるが制限がある | タグ情報・回答内容などを基に細かな絞り込み配信が可能 |
| リッチメニュー | 1種類の表示 | 友だちに応じた出し分け・タブ式リッチメニューの設定が可能 |
| 予約管理 | チャットでの手動対応が中心 | 予約受付・リマインドを自動化 |
このように、LINE公式アカウント単体の運用は「一斉配信」か「チャット」が中心になりますが、Linyを併用することで、友だち管理・配信・予約対応までを含めた一連の運用を仕組み化できます。
【成功事例】Liny導入でオープンキャンパス予約増加と学生対応効率化を実現
ここからは、Linyを活用して「オープンキャンパス予約増加」と「学生対応効率化」を実現した2校の事例をご紹介します。
【河原ビューティモード専門学校】予約自動化でオープンキャンパスの予約数が大幅増加
愛媛県の河原ビューティモード専門学校では、入学希望者との接点を強化するためにLINEを活用していました。しかし、オープンキャンパスの予約はチャットで個別にやり取りする必要があり、夜間の問い合わせに即時対応できないことによる機会損失や、業務負担の増加が課題となっていました。
そこでLinyを導入し、リッチメニューから会員登録・イベント予約までをLINE上で完結できる仕組みを構築し、予約は24時間自動受付となりました。
その結果、LINE経由での予約割合は5%から75%へと大幅に向上。オープンキャンパスの参加人数も増加し、入学者数の増加にもつながっています。さらに、予約対応にかかる工数は体感で半分以下にまで削減され、少ない負担で大きな成果を生み出せる体制を実現しました。
参考:オープンキャンパスの予約数が大幅に増加!仕組み化×個別対応で成果につながるストーリー設計
【新東京歯科技工士学校・新東京歯科衛生士学校】入学希望者・在校生・卒業生との距離を縮め業務効率もアップ
新東京歯科技工士学校・新東京歯科衛生士学校では、授業の遅刻・欠席連絡など学生からの連絡が朝に集中する一方、教員側は授業前で電話対応が難しく、業務負担が課題になっていました。
また、入学検討者に関しては、志望度に応じたメッセージ配信を行いたいというニーズもありました。
そこでLinyを導入し、LINEを通じて学生が気軽に連絡・相談できる環境を整備。アンケートなどで情報を収集し、タグによる管理とセグメント配信で、生徒に合わせた情報提供ができるように。その結果、学生からの問い合わせが増え、学校側は悩みや質問傾向を把握して事前準備や改善に活かせるようになりました。
まとめ|専門学校のLINE公式アカウント活用を「仕組み化」して成果につながる運用へ
専門学校におけるLINE公式アカウントの活用は、入学前の出願フォローから在校生対応まで、幅広い場面で活用されています。リッチメニューや一斉配信、チャット機能を活用することで、入学希望者との接点強化や、学生への迅速な情報共有が可能になります。
一方で、友だち管理や配信の出し分け、予約対応を手作業で行う場合、運用負担が増え、十分に活用しきれないケースも少なくありません。継続的に成果を出していくためには、「連絡手段」として使うだけでなく、管理・配信・予約を含めて仕組み化することが重要です。
Linyを併用することで、友だち情報の可視化や細かなセグメント配信、予約の自動化が可能になり、出願増加と業務効率化の両立につなげられます。
当社では、専門学校でのLinyの導入支援・運用サポートを行っております。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。「Linyでどこまで自動化できるのか」「現在のLINE運用の課題にどう対応できるのか」など、皆さまの疑問に、専任担当者が丁寧にお答えします。














