LINEのマーケティングツール「Liny」に、フレックスメッセージ機能が登場しました。複数のブロックを組み合わせて、今までよりも更にリッチなデザインのパネル型メッセージを自由に作ることができます。ユーザーの皆様からご要望が多かった待望の機能です!
この記事では、フレックスメッセージの説明や、さまざまなシーンでの活用例をご紹介していきます。
フレックスメッセージとは
フレックスメッセージは、複数のブロックを自由に組み合わせて、パネル型のメッセージを作成できる機能です。ブロックにはテキストやボタン、画像や動画を設定できます。色や大きさもカスタマイズできるので、イメージに合わせて柔軟にメッセージを作れるのが特徴です。フレックスメッセージを複数並べて、横にスクロールすることも可能です。
追加できるブロックは5種類
フレックスメッセージ内に追加できるブロックは5種類あります。
- テキスト
- タイトル
- ボタン
- 画像
- 動画
それぞれのブロックについて紹介していきます。
テキストブロック
通常の「テキスト」の入力や、「友だち情報」「共通情報」を埋め込むことができます。
「友だち情報」は、友だちごとに取得している情報のことで、例えば、「名前」「誕生日」「入会日」などがあります。これらの情報をテキスト内に差し込むことができるので、会員証やオリジナルのポイントカードの作成も容易です。
「共通情報」は、よく利用する情報を登録できる機能です。上記の画像のように、住所や電話番号、休業日などを共通情報として登録しておけば、ワンクリックでテキスト内に挿入することができます。
また、入力したテキストは、色・文字の大きさなどのスタイルを文字ごとに編集できます。
タイトルブロック
メッセージのタイトルとして使えるブロックです。 サブタイトルを設定することもできます(上記の画像では、「会社紹介」がサブタイトル)。 入力したテキストはすべて太字で表示されます。
ボタンブロック
タップすることでアクションが発動するボタンを設置できるブロックです。 ボタンの形や背景色・ボタンの周りの線の色を編集できます。
ボタンをタップしたユーザーにタグをつけることもでき、ユーザーのアクションを自動で蓄積し、セグメント配信に活用できます。
画像ブロック
画像を表示できるブロックです。 画像の表示幅と、画像をタップしたときのアクションなどの各種設定ができます。
動画ブロック
動画を自動再生するブロックです。動画コンテンツと、テキストやボタンを組み合わせたいときに活用できます。
フレックスメッセージの活用例
フレックスメッセージの活用例をご紹介します。
【アパレル業界】 新商品やアイテムの紹介
アパレル業界などで、新商品やアイテムを紹介する際に活用できます。画像とボタンを組み合わせたシンプルなカード型メッセージを複数横に並べれば、画像を最大限に活かした訴求が可能です。
さらに、ボタンをタップした場合に自動でタグが付与される設定にすることで、タップしたユーザーを絞り込んで、追加のメッセージ配信をすることも容易です。
作成のポイント
- 画像で新商品を訴求
- 複数枚の画像でアピール
- 画像タップでHPや商品詳細ページに遷移
【飲食店】おすすめメニューの紹介
おすすめメニューや、限定メニュー、テイクアウトメニューなどをフレックスメッセージで作成することができます。ボタンを複数並べることで、メニューの詳細ページに遷移させたり、クーポンを表示させることも可能です。
楽しくお得にメニューを閲覧することができ、顧客単価の向上に役立てられます。
作成のポイント
- トップの画像でおすすめメニューをアピール
- ラベルにこだわりポイントを添える
- 友だちが知りたい情報(メニュー名や値段)は大きく
- クーポンをすぐ見られるようにアクションボタンを設置
【不動産業界】物件の紹介
画像を複数縦に並べることで、コンテンツ量が増し、より視覚に訴えるメッセージの作成ができます。必要な情報を漏れなく1つのメッセージに盛り込んで届けることが可能です。
物件情報など、情報量の多さが申し込みにつながる場合には、是非さまざまなアレンジをお試しください。
作成のポイント
- トップに重要な情報を簡潔に記載
- アピールしたいことを複数枚の画像で紹介
- 友だちが知りたい情報(家賃)は目立つ色で大きく
- 知っておきたい嬉しい情報を箇条書きでアピール
- すぐに問い合わせできるようアクションボタンを設置
【ヨガ教室】無料体験レッスンの案内
体験レッスンの案内では、動画ブロックを使い、レッスンの一部をユーザーに見てもらうことで、申込意欲の向上に役立てることができます。「自分でもついていけるのか?」「どんなレッスンが行われるのか?」など、テキストだけではわからないことは、動画を見てもらうことで不安を解消し、申し込みにスムーズに誘導できます。
作成のポイント
- イメージがしやすいように動画でアピール
- 無料で体験ができることをタイトルに表示
- 申し込みボタンを設置
【オンライン講座】LINEで講座を提供
フレックスメッセージを使えば、オンライン講座をLINEで提供することも容易です。動画ブロックとテキストブロック、さらにボタンブロックを組み合わせて、コンテンツを配信しつつ、次の動画に遷移させることもできます。
さらに、受講完了ボタンを追加すれば受講管理ができ、受講したレッスン一覧をフレックスメッセージで作成できます。LINE公式アカウントを、今まで以上に「独自アプリ」のように活用いただけます。
作成のポイント
- この講座がどんなものなのか動画でアピール
- 興味関心を持ってもらうためテキストで案内
- 課題へ進むためのボタンを設置
- 誰もが受講しやすいように講座は動画で
【セミナー案内】LPを簡単作成
セミナー案内をフレックスメッセージで作成すれば、LPの作成も簡単です。デザイン知識やコーディングスキルは不要で、クリックで設定をしていくだけで、LINE内にお好きなデザインのLPができあがります。
Linyの回答フォーム機能と組み合わせれば、セミナーの申し込み受け付けまでLiny内で行えるので、今まで以上にスムーズな集客が実現します。
作成のポイント
- LPのように縦長の案内を送付できる
- アピールしたい情報を見やすくデザイン
【アンケート】ボタンタップで情報収集
ユーザー情報を取得する際にも、フレックスメッセージを活用できます。選択肢となるボタンを必要なだけ追加すれば、ユーザーはタップするだけで質問に回答できるため、回答率の向上が期待できます。
作成のポイント
- 複数の選択肢をボタンで作成
- タップするだけでユーザー情報を取得できるように
まとめ
以上、Linyの「フレックスメッセージ」機能についてご紹介しました。
この機能を使うことで、リッチなパネル型のメッセージを自由にデザインすることが可能になります。これまで、カルーセルメッセージをご活用いただいていたユーザーの皆様は、ぜひフレックスメッセージも併せてご利用ください。