この記事の前半では、LINE公式アカウントの通知オフ、ブロック、削除の手順をご紹介します。
後半は、LINE公式アカウントを運用している方向けに、ブロックされないためのコツをお伝えしていきます。後半から確認したい場合はこちらからどうぞ。
LINE公式アカウントのメッセージが煩わしい時の3つの対応
LINEアプリのアカウントには、個人のプライベートアカウントの他に企業や店舗用の「LINE公式アカウント」があります。
クーポンやスタンプが欲しくて「LINE公式アカウント」を友だち追加したものの、「メッセージが頻繁に送られてきて煩わしい!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、3つの選択肢があります。
1. 通知オフにする
メッセージが配信されてきた時に、LINEアプリの「通知をしない」ようにする設定です。メッセージ自体は変わらずに確認できるので、通知のみ不要という場合に設定してください。
2. ブロックする
配信メッセージが不要な場合に設定します。今までのメッセージを見ることは可能です。ブロックを解除することも出来るので、再度、配信メッセージを受け取る可能性がある場合はブロックにしましょう。
3. ブロック + トークリストからアカウントを削除する
配信の受け取りは停止して、トークからアカウントも削除したい場合に用います。削除したトークは復活させることはできません。再度友だちになることは可能です。
ここからはiphone(iOS)での操作手順をご紹介します。
通知オフにする
該当のアカウントのトーク画面を開きます。
右上の三本線をタップします。
以下の画面が開くので【通知オフ】をタップします。
これで設定が完了しました。
再度通知をオンにしたい場合は、同じように【通知オン】をタップするだけです。
ブロックする
該当のアカウントのトーク画面を開きます。
右上の三本線をタップします。
以下の画面が開くので【ブロック】をタップします。
これで設定が完了しました。
再度、メッセージを受け取りたい場合は、【ブロック解除】をタップするだけです。
ブロック+トークを削除する
まずはブロックをします。次に、トークからアカウントを削除します。
トークのアカウントを削除するには、トーク画面を開いて、左上の【編集】をタップします。
該当のアカウントをタップし、下に表示される【削除】を選択します。これで、トークリストからアカウントが削除されます。
運用者向け!ブロックを防ぐ方法は?
ここからは、LINE公式アカウントを運用されている方向けに、ブロックされないためのコツをご紹介していきます。
ブロック率の平均は?
LINE公式アカウントのブロック率は、平均20〜30% と言われています。ただし、業種やアカウントの用途によってばらつきがあり、飲食店アカウントのブロック率は比較的高めだと言われています。
平均よりも大きくブロック率が高かったり、ブロック率が急に上がった場合などは、運用方法を見直されると良いでしょう。
なぜブロックされるのか?
友だちがブロックをする理由を、大きく3つに分けて考えてみましょう。
配信が多すぎると感じている
メッセージが来てもいいけど... 配信頻度が高い、という場合があります。
LINEは開封率が平均60%と、メールと比べて格段に高い特徴があります。メッセージが配信されるとLINEの通知が届くので、LINEアプリを開いてメッセージを見に行く、という流れが一般的です。
つまり、メッセージが配信されると、友だちには「通知を受け取る」「確認する」という手間が発生します。メッセージが有益だとしても、手間の方が大きく感じられてしまうと、ブロックに繋がりやすくなります。
興味がない・自分に関係ない内容が多い
「関西に住んでいるのに、関東の情報が送られてくる」「男性なのに女性向けの商品案内が送られてくる」など、自分には興味がない、関係のない配信が続いた場合は、「通知を受け取って確認する」のが煩わしくなり、ブロックしたくなる気持ちが高まってしまいます。
その店舗・サービスを今後利用しない
友だち限定クーポンやスタンプ欲しさに登録したけど、「もうそのお店には行かない/サービスは使わない」という場合も考えられます。その場合は、クーポンやスタンプをゲットした後に、すぐにブロックする、という友だちもいるでしょう。
ブロックは悪いこと?
3つのパターンを見てきましたが、ブロックされることは悪いことなのでしょうか?
実は、ブロックされることによって、「一斉配信の対象者が減って、コストが削減される」というメリットもあります。コスト削減を考えると、リピートの可能性が低い友だちには、ブロックされた方が良い場合もあります。
ブロックを0に近づけることを重視するのではなく、リピートの可能性がある友だちからのブロックを防ぐことを意識していきましょう。
ブロックを防ぐための3つのポイント
ここからは、リピーターになる可能性が高い友だちから、ブロックされることを防ぐポイントをご紹介していきます。
あいさつメッセージで「配信内容」「頻度」「通知オフ」の案内をする
あいさつメッセージというのは、友だち追加したタイミングで送られるメッセージのことです。このメッセージは課金の対象外なので、設定していない場合は設定されると良いでしょう。
あいさつメッセージには、「配信内容」「頻度」「通知オフ」の案内を入れましょう。案内によって、どんな情報が、どれぐらい配信されるアカウントなのかがわかり、ユーザー側で情報を受け取る準備が整います。
また、メッセージが多いと感じた場合に「通知オフ」をしてもらうよう促すことで、「ブロック」を防ぐことにつながるでしょう。通知オフの誘導は、あいさつメッセージの初期設定でも入力されています。
補足:通知オフについて
通常、友だち追加したアカウントからメッセージが送られてきた場合は、LINEアカウントからプッシュ通知が行われます。ユーザーが該当アカウントを「通知オフ」にすると、プッシュ通知が行われません。メッセージは届いているので、ユーザーは好きなタイミングで確認することができ、通知のストレスを減らすことに繋がります。
絞り込み配信を使う
「自分に関係がない」と思われる情報は、なるべく配信しないようにすることが重要です。
LINE公式アカウントには、絞り込み配信という機能があります。これは、あらかじめLINE側で用意している属性(性別、地域、年代など)を絞り込んで、該当する友だちのみにメッセージを配信する方法です。属性を絞り込みたい場合は、ご利用ください。
参考:【2020年最新】LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説
ユーザー属性に合わせたセグメント配信を行う
最後に、セグメント配信についてご紹介します。
セグメント配信というのは、顧客をカテゴリーに分類して、その分類ごとにメッセージを配信することです。先ほどの絞り込み配信と近いですが、ここでは「運営者がカテゴリーを自由に設定してセグメント配信を行う」ことを想定しています。
例として、友だちの中には「週に1回利用してくれるユーザー」と「月に1回利用してくれるユーザー」が混じっている場合をイメージしてください。
「週に1回利用してくれるユーザー」には毎週クーポンを送り、「月に1回利用してくれるユーザー」には、月に1、2回の配信にしたい場合、通常のLINE公式アカウントの機能では、送りわけをすることは困難です。
このように、ユーザーの属性を運用側で自由に設定し、その属性ごとにセグメント配信をしたい場合は、LINEの配信をサポートする拡張ツールを利用することになります。
弊社のサービス「Liny」を利用すると、このような柔軟なセグメント配信も可能です。セグメント配信にご興味がある方は、合わせて以下の参考ページもご覧ください。
まとめ
LINE公式アカウントのブロック手順や、ブロックされないための運用のコツをご紹介してきました。
LINEはユーザーとの距離が近いコミュニケーションツールです。その情報を必要としている方に適切に届けるために、仮説・実行・検証を繰り返して、よりよい運用を行なっていきましょう!