LINEマーケティングツール「Liny」には、回答フォーム機能があります。
Linyユーザーの皆さまに広く活用いただいている機能で、アンケートや申し込みフォームなどを作成する際に利用されます。
- 回答フォームを使うとどんなことができるのか?
- 自社のLINE運用で活用するメリットはあるか?
- どのように活用されているのか?
このような疑問を解消するため、この記事では、Linyの回答フォームでできることやメリット、活用事例を詳しくご紹介していきます。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
Linyの回答フォーム機能とは
アンケートやお問い合わせフォームなどの各種フォームを作成できる機能です。
ユーザーはLINE内でフォームに回答できます。
回答結果は友だちごとに自動で蓄積されるので、管理の手間がかかりません。取得した情報はセグメント配信に活用できるので、ひとりひとりにぴったりの情報を配信することが可能です。
Linyの回答フォームの特徴
回答フォームの特徴を、さらに詳しくご紹介していきます。
- 豊富な回答形式から選択できる
- 友だちが入力した情報を自動で管理できる
- 友だちの回答内容に合わせて質問を出し分けできる
- 回答をGoogleスプレッドシートに連携できる
- デザインのカスタマイズもできる
- 回答後のアクションも自由に設定できる
- 自分の回答内容をユーザーが自分で更新できる
順番に見ていきましょう。
1. 豊富な回答形式から選択できる
要素を自由に組み合わせて、オリジナルのフォームを作成できます。
要素となる回答形式には、以下があります。
- 見出し
- テキストボックス(短文の入力用)
- テキストエリア(長文の入力用)
- チェックボックス(複数選択)
- ラジオボタン(単一選択)
- プルダウン(単一選択)
- ファイル添付(画像、PDF、Word、Excel)
- 都道府県
- 日付
各質問には、必須項目の設定もできるので、漏れのない情報収集にも役立ちます。
2. 友だちが入力した情報を自動で管理できる
ユーザーからの回答は、タグの自動付与やメモ欄への自動反映ができます。
手動で入力する手間やミスのリスクが減り、作業効率がアップします。
3. 友だちの回答内容に合わせて質問を出し分けできる
友だちの回答に応じて質問を分岐させることができます。質問の出し分けを行うことで、友だちの状況に合わせて適切な情報を細かく入手できます。
4. 回答をGoogleスプレッドシートに連携できる
フォームの回答は、Googleスプレッドシートに連携できます。
回答が増えるたびに自動でスプレッドシートに追記されていくため、リアルタムでの状況把握が可能です。
また、社内の関連部署や店舗間で、スプレッドシートの内容を共有することも容易です。
5. デザインのカスタマイズもできる
回答フォームにはカラーやデザインをカスタマイズする機能があり、フォームのデザインをアレンジできます。
カラーを変えたり画像を挿入することで、見やすさの改善やブランドイメージに沿ったフォーム作成が可能です。
6. 回答後のアクションも自由に設定できる
フォーム回答をきっかけにしたアクションを設定できます。
例えば、「フォームの送信後」に以下が可能です。
- メッセージの配信(例:お礼メッセージ、クーポン、動画コンテンツ、PDF資料の配信)
- タグ付与(例:「回答済み」というタグを付与)
- ステップ配信(例:回答してくれた方に、特定のステップ配信を実行)
- リッチメニューメニュー変更(例:回答者限定のメニューに切り替え)
- 対応状況の変更(例:「問い合わせ中」というステータスに変更)
これを利用すれば、回答者に対して自動でコンテンツを配信することもできるため、マーケティング施策の自動化などにも役立ちます。
7. 自分の回答内容をユーザーが自分で更新できる
一度回答した内容を、ユーザー自身で更新することも可能です。
フォームを再度開いた際に、前回の回答を保持して表示する設定を行えば、入力ミスがあった際の更新や、自分が入力した内容の確認も容易です。
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Linyの回答フォームの利用イメージ
Linyの回答フォームの利用イメージをご紹介します。以下に挙げたような多様なフォームが作成できます。
- アンケート
- 申し込みフォーム
- 登録フォーム
- お問い合わせフォーム
- ヒアリングシート
- コンテンツ配信
順番に見ていきましょう。
アンケート
アンケートを実施したい時に利用できます。
特に、自由入力の項目がある時や質問項目が多い時は、回答フォームでアンケートを作成するのがおすすめです。
申し込みフォーム/応募フォーム
資料請求やキャンペーンなどの申し込みフォーム/応募フォームとしても利用できます。
フォーム送信後のアクションとして、「申込済み/応募済み」などのタグを自動で付与しておけば、後日連絡する際のセグメント配信も容易です。
登録フォーム
会員登録フォームとしても、活用することができます。
フォーム回答後のアクションで、リッチメニューの変更設定をすれば、会員限定のリッチメニューに自動切り替えすることも可能です。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームとしても活用できます。ユーザーは回答をLINEで確認できるので、利便性の向上につながります。
フォーム回答後のアクションで、ステータスを「お問い合わせ対応中」に自動で切り替えることもでき、対応漏れやオペレーションミスの防止に役立ちます。
ヒアリングシート
来店前や相談前のヒアリングシートとしても利用できます。
不動産、人材紹介、コンサルティングなど、さまざまな業界やサービスで活用されています。
回答内容は顧客ごとの画面に自動蓄積されるため、再入力などの手間がかからず、管理が容易です。
コンテンツ配信
少し異なる使い方として、「コンテンツ配信」として活用することも可能です。
LINEでも、ボリュームのある情報を配信したいときがありませんか?
そんな時、トークのテキストでそのまま送るのではなく、回答フォームでコンテンツを作成し、それを配信することができます。
回答フォームの仕様上、最後に何かしらの回答を送ってもらうことになるのですが、ページ最下部にラジオボタンなどを配置して、「参考になった/明日も読みたい/難しかった」などの選択肢を作っておき、それを送付してもらうなどの工夫を行えば、反応の確認も行えて便利です。
回答フォームのお客様事例
最後に、実際にLinyを利用されているお客様の活用例をご紹介してきます。
LINEで「知事への手紙」が送れる仕組みづくり
滋賀県の県政情報を配信していくアカウントでは、知事へ手紙が送れる仕組みがあります。回答フォームを活用して、ユーザーがLINE上で知事に対して、県政の提案や意見を送ることができます。
参考:滋賀県庁
フォームで必要情報をまとめて収集することで作業効率アップ
LIFULL HOME'Sの、家探しや家づくりをハウジングアドバイザーに無料で相談できるサービスでは、回答フォームで条件などを入力・送信した後に、アドバイザーが個別に相談に乗る、という流れになっています。
チャットでは、お客様の要件や条件を一回一回やり取りをして確認する必要がありますが、回答フォームを使うことで、相談に入る前に聞きたい内容をまとめて聞くことができ、作業効率がアップしました。
回答フォーム機能を利用して、LINE内で会員登録を実施
新大人総研が運営する「BLANC」は40代以上の女性限定のコミュニティです。LINE内で会員登録をした方に、イベント、アンケート、モデル案件の紹介などを行っています。
会員登録には回答フォームでユーザーの情報を収集し、条件に合う方を絞り込んで、マッチする案件の紹介を実施しています。
参考:株式会社新大人総研
まとめ ー 回答フォームでエンゲージメント向上へ
Linyの回答フォームを活用すれば、以下のメリットがあります。
- 顧客情報の収集・管理ができる
- ユーザーの興味関心に基づいた配信に活用できる
- マーケティング施策の自動化につながる
ユーザー理解やセグメント配信の土台となる重要な機能です。ぜひ、LINE運用に回答フォームの活用を取り入れてください。
【Linyの回答フォームにご興味をお持ちの場合は、ぜひ一度ご連絡ください】
「回答フォームを活用すればどんな運用ができるのか」「現在のLINE運用の課題をLinyで解決できるのか」など、貴社のLINE運用がどのように変化するのか、担当者が丁寧に回答いたします。