この記事は、LINE@の料金プランについての記事です。2018年11月時点での情報を掲載しています。
最新のLINE公式アカウントの料金プランについては、「LINE公式アカウントの運用にかかる費用・料金はいくら?」をご覧ください。
【LINE@から公式への移行タイミング】
→ [2020/01/14更新]最新のLINE公式アカウント移行情報はこちら
2019年8月19日に開始が予定されていた、LINE@のLINE公式アカウント強制移行ですが、予定日が変更され、2020年1月14日開始となりました。
【変更前の強制サービス移行期間】
2019年8月19日~9月30日
【変更後の強制サービス移行期間】
2020年1月14日~2月28日
これに伴い、既存のLINE@を運用している企業は従量課金の対策などに使える時間が増えました。
来年までにLINE運用法の対策を考えたいところですね。
<更新資料はこちら>
LINE@をご利用または、これからLINE@を活用したい企業様にお知らせです。
ご存知ですか?
2019年の春にLINE@の体系が一新され、機能や料金プランが大きく変更されます。
これに伴い、現在すでにLINE@を運用しているという企業は少なからず影響があると見られています。
また今回の変更は、これからLINE@を活用していきたいという企業にとっても知っておいて損の無い情報です。
この記事では、
変更されるLINE@の機能とプランについて、これまでのものと具体的にどう変わるのか?
また、変更後以降にどのようにLINE@を運用していくのが効果的であるのか?
『注意すべきポイントと運用のコツ』について
LINE@のツールを開発・販売しており、なおかつ顧客様からの事例も豊富な弊社の視点から解説していきたいと思います。
・これからLINE@の活用を考えている企業様
にとって役立つ内容となっておりますのでご参考くださいませ。
LINE@新料金プランと体系 変更の概要
今年の12月3日に新たなLINE公式アカウントが開設され、サービスの統合やプランの変更は2019年の春以降から行われる予定です。
現在LINE@を運用している場合は、2019年の春以降に所定の期間を設けて新プランへ以降する必要があります。
※以降しない場合は、現在のLINE@の料金プランと仕様が継続して適用されたままとなります
今のところ、所定の期間の公表はされておりませんが、LINE@を利用している企業に対してすぐに新プランが適用されるわけでは無いようですので、一定の猶予がありそうです。
主な変更の概要として、LINE社より次の内容が発表されています。
LINE@サービスの統合
これまでLINE@には以下のサービスが存在していました。
- LINE @
- LINE 公式アカウント
- LINE ビジネスコネクト
- LINE カスタマーコネクト
またこれだけでなく、LINE@には様々なオプションプランなどもあり、料金体系などがバラバラだったようなのですが、そういったサービスが今回の変更ですべて「LINE@」というブランドに統合されシンプルな形となります。
LINE@3つの基本プランと従量制課金の導入
サービスの料金プランも大きく変更されます。
- フリープラン
- ライトプラン
- スタンダードプラン
この3つの料金体系に加えて、従量課金が追加されるのが特徴です。
配信通数に応じた従量課金
今回の変更で大きく注目されているのが、配信する通数に応じて従量課金が発生するというものです。
LINE友だち数と配信数が少ないアカウントについては影響は少なそうですが、逆にフォロワーが10,000人を超えるような大規模アカウントになると、配信すればするほど従量課金コストが発生するので注意が必要です。
現在、LINE@を運用している企業や、これから運用をしようと考えている多くの企業が従量課金による影響を懸念しているようです。
※月100万通を超える場合は「各営業担当までお問い合わせください」とLINE者の資料に記載されています
LINE社が公開している例(上記の図)を見ると下記のような計算ができます。
【例1】ライトプランで追加メッセージを1000通(合計通数1万6000通)送る場合
追加分の料金は1通5円のため、固定費(5000円)と合わせると合計1万円となります。
【例2】スタンダードプランで追加メッセージ1000通(合計通数4万6000通)の場合
は、追加分は5万通以内であるため1通あたり3円で3000円となり、固定費(1万5000円)との合計は1万8000円。
【例3】スタンダードプランで追加分のメッセージが10万通(合計14万5000通)とした場合
追加メッセージのうち5万通までは1通3円で、5万1通目から10万通までは1通あたり2.8円が課金されます。
つまり、「5万×3円=15万円」と「5万×2.8円=14万円」を合わせた29万円が追加分の料金で、固定費との合計は30万5000円となります。
自動返信や個別トークは通数課金に含まれない
ちなみに、従量課金が発生するのは「一斉配信」が対象であり、個別トーク(LINEチャット)は含まれないようです。
配信メッセージ(吹き出し)のカウント数は1通ごとでカウントされるの?
また、一斉配信は1配信で最大3つの吹き出しまで設定できますが、図のようにふきだし3つで配信1回分とカウントされる仕様に変わります。
Linyを使った場合は、1回の配信で5通までの配信で1カウントされるので大量に配信させる企業様におすすめです。
プレミアムIDの初年度料金を値下げ
LINEの友だち追加をするために必要である、LINE ID(「@xxxxxxx」というような記号列)を自由に指定ができる、プレミアムIDの料金も引き下げられ安くなります。
■ 現状のプレミアムID費用 | |
初年度 | ¥2,592 |
2年目以降 | ¥1,296 |
■ プラン変更後のプレミアムID費用 | |
月額 | ¥100 |
機能の変更
料金面に加えて、LINE@の機能も変更され、次のような内容に変わります。
・有料プランでの利用に限られていた機能を全プランで利用可能に
・すべてのプランでAPI機能が活用できる
これまでの体系だと、料金プランによってタイムラインの投稿数やリッチメッセージ(バナー|バナーメニュー|ビデオ配信)が制限されていたものに対し、変更後は無料のアカウントでもこういった機能をフル活用できるようになります。
また、LINE APIを利用した外部ツールを使うにはプロAPIプランへの加入が必須でしたが、変更によって「無料のフリープラン」であっても、LINE@の機能を拡張できるツールの活用ができるため、便利なツールを利用しやすくなるでしょう。
変更のメリットとデメリット
ここまで、料金プランや機能の変更についてご説明しました。
次は今回の変更によるメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
メリットとしては次のようなものが挙げられます。
・配信数が少なければ低コストで運用可能
・無料で便利な全ての機能が使える
・少ないフォロワー数でも高機能が使える
基本料金が安くなる
従量課金を考えなければ基本プランが大幅に値下げされます。
現状、LINE@のプランとして次のものがあります。
プラン | 料金 | メッセージ配信数 |
フリー | 0円 | ターゲットリーチ数 1,000通 |
ベーシック | 5,400円 | ターゲットリーチ数5,000人以内 無制限 |
プロ | 21,600円 | ターゲットリーチ数100,000人以内 無制限 |
プロAPI | 32,400円 | ターゲットリーチ数100,000人以内 無制限 |
参考:LINE@のプラン
これに対して、下記が新しい料金プランとなります。一番上位のスタンダードプランでも月額15,000円ですので、基本料金については大きく値下げされたイメージを受けます。
プラン | 料金 | メッセージ配信数 |
フリー | 0円 | 1,000通 |
ライト | 5,000円 | 15,000通 |
スタンダード | 15,000円 | 45,000通 |
配信数が少なければ低コストで運用可能
友だち数と配信数が少ないアカウントについては、前項のように基本料金が値下げになるのでコスト減で運用ができます。
無料で便利な全ての機能が使える
これまではプランによって、リッチメッセージやリッチメニュー、リッチビデオメッセージなど有料プランでしか使えない機能がありましたが、今回の変更でフリーのプランからでもこういった便利な機能が活用できるようになります。
フリープランでは投稿数が制限されていた「タイムライン」機能についても、無制限で投稿し放題に変わるため、活用次第では効果を発揮できます。
これからLINE@を始めたい企業にとっては、課金をせずともいろいろな機能を試すことができる点ではメリットと言えるでしょう。
少ないフォロワー数でも高機能が使える
まだLINE@を始めたばかりでフォロワーが少ないアカウントを運用している場合、「この機能は効果があるの?」と、有料プランに引き上げてまで機能を試すということを躊躇される担当者も少なくありませんが、変更によってフォロワーが少ない状況からでも、過去に有料だった機能が活用できるのでメリットに感じる方も多いはずです。
デメリット
以上、メリットについてご説明しましたが、デメリットとしては下記の懸念を感じた人が沢山いるようです。
配信数が多いと莫大なコストがかかる
基本プランは値下げになりましたが、重荷になるのが配信数に応じた従量課金です。
結局、基本の料金が安くなっても、配信数が多いアカウントに取っては従量課金分だけでも莫大なコストになるケースも考えられます。
それこそ、フォロワーが10,000~10万人を超えるようなアカウントを運用している企業にとっては、この従量課金が大きな負担になる可能性があります。
例えば、LINE@のプロプラン(月額約2万円)を運用していて、有効友だち数が5万人をこえるアカウントの場合、新料金プラン適用後に週に1回配信したとすると、配信の月額コストは44万8,000円に膨らみ、従来の2万円から大幅に値上げされる形となります。
1通配信するだけで、数十万、数百万円のコストが発生する可能性もあるため、効果的な運用法を考える必要がありそうです。
今後の対策
最後に弊社の視点で、プラン変更以降に対策すべきポイントをお伝えし記事を締めたいと思います。
主な対策としては、LINE@を使った「セグメント配信」と「顧客管理」を効果的にするということです。
【対策1】LINE@セグメント配信で従量コストを引き下げ、成約率を高める
これまでは大量に集めたユーザーに対して、無差別に一斉配信をするという方法で運用を行っている企業が多かったと思います。
もちろん、こういった方法でも一定の成果が見込めますが、そのたびに従量課金が発生してしまうと過剰なコストにつながる恐れがります。
だからこそ、今後はユーザーの行動や情報によって、適切に仕分けを行い、グループ分けをして配信していくことで配信数を調整しながら、適切なユーザーに最適化されたLINEメッセージを絞り込んで配信することで従量課金であっても運用の効果を上げることができます。
セグメント配信はLINE@の機能にもついていますが、より細かくユーザーをセグメントしたり、ユーザーを顧客管理できるようなツールを活用することで、運用効果を高めることができます。
※ LINE社が提供している属性分析は、性別や年齢、都道府県などに限られるためこうしたツールが役に立ちます
【対策2】適切な顧客管理で対応の効率化をアップさせる
またセグメント配信と合わせて行いたいのが、LINE@上での友だち管理(顧客管理)です。
通常LINE@の場合だと管理できる情報は
②ステータスメッセージ
③チャット履歴
の3つになります。
この機能だけでも、友だちの対応をできなくもないのですが、MA(マーケティング・オートメーション)やSFA(営業支援)、CRM(顧客管理)ツールのように、セグメントごとに応じて顧客を管理することができれば、より対応を効率化できたり、管理の明確化が実現できます。
【LINE友だちを仕分けたほうがいい情報】
「来店(購入)回数」
「来店 店舗」
「担当者」
「利用サービス別」
「顧客ランク別」
「クーポン別」
など、LINE@上で独自の基準を設定し、
絞り込んだ ユーザーに対してメッセージ配信をすることで
友だちを集めることも大切ですが、集めた友だちを仕分けて管理し、ユーザーのグループや属性に応じて、最適化されたメッセージ配信や個別トークができるようになると、よりLINE@の運用効果が高まります。
アカウントの運用戦略に合わせて、そういったツールも活用していきましょう。
まとめ
今回は2019年の春に実施される、LINE@の新料金プランについてご説明致しました。
変更によって、「LINE@」「LINEカスタマーコネクト」「LINEビジネスコネクト」「LINE公式アカウント」が統合され、基本料金が値下げになり、従量課金が導入されます。
それに加えて全てのプランでリッチメッセージやリッチメニュー、リッチビデオメッセージなどの様々な機能が活用できるようになります。
プラン変更によって、現在の運用戦略を考え直さなければいけない企業も出てきそうですが、セグメント配信や顧客管理の機能をもったツールでカバーすることができるでしょう。
今後、LINE社から発表される情報に要注目です。
LINE@の新料金プランや配信通数による従量課金についての参考ページ
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