自動車販売、中古車の買取、点検・整備・車検などのサービスを提供する自動車販売店やカーディーラーなどでは、LINE公式アカウントを活用する店舗が増えてきています。
この記事では、これらの業界におけるLINE公式アカウントの活用法を詳しくご紹介していきます。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントは、店舗や企業のLINEアカウントで、新着情報やイベントなどの情報を配信したり、友だちになったユーザーと1:1のチャットができるサービスです。
また、リッチメニューやポイントカード機能なども利用できる為、再来店につなげるリピート施策も実施しやすいという特徴があります。
さらに、LINE公式アカウントは無料プランもある為、費用をかけることなく運用を開始することが可能です。
参考:【入門編】LINE公式アカウントとは?仕組み・料金・使い方
自動車販売・カーディーラーがLINE公式アカウントを活用する理由
自動車販売店やカーディーラーなどの店舗で、LINE公式アカウントが活用されている主な理由をご紹介します。
- 架電時間が短縮!LINEのやり取りで行き違いの防止ができる
- 配信した情報が「確実に届き」「すぐに読まれる」
- 専用アプリのダウンロード不要!ワンタップで友だち登録できる
順番に見ていきましょう。
1. 架電時間が短縮!LINEのやり取りで行き違いの防止ができる
自動車販売・車検整備では、顧客へ架電をする機会が多くあります。ですが、お店側にも顧客側にも、以下のような課題があります。
- 顧客に電話をしても、繋がらないことが多い...
- 顧客がかけ直そうと思った時には、営業時間外になっている...
- 電話が繋がらないため、スムーズに手配が進まない...
- とにかく電話対応に時間が取られる...
電話をLINEでのチャットに切り替えることにより、すき間時間でメッセージのやり取りができ、スムーズに手配を進めることができます。これは、お店側にとっても顧客側にとっても利便性の向上につながります。
2. 配信した情報が「確実に届き」「すぐに読まれる」
昨今、BtoCの業界においては、メールを使ったコミュニケーションの機会が減ってきました。それは、メールでのやり取りよりも、日常的に利用しているLINEでの連絡を好むユーザーが増えているからです。
また、LINE公式アカウントのメッセージは、ブロックされていない限り100%ユーザーに届き、ユーザーがLINEのメッセージを受信すると、スマホにプッシュ通知されるため、開封までの速度が早いという傾向があります。そのため、店舗側もLINE公式アカウントを活用するメリットが多いのです。
3. 専用アプリのダウンロード不要!ワンタップで友だち登録できる
LINEの月間利用者は9,500万人を超えていて(*1)、日本の人口の約9割が利用している(*2)アプリです。年代や地域の偏りがなく、日常的に活用されています。
(*1) 2023年6月末時点 LINE社調べ
(*2) 令和5年6月 総務省 調査報告書
LINE公式アカウントは、該当アカウントのQRコードを読み込み、ワンタップで友だち登録ができます。専用アプリのダウンロードをしたり、登録フォームに入力するなどの手間が一切不要で、登録時の離脱の防止にも繋がります。
自動車販売・カーディーラーにおけるLINE公式アカウントの活用方法
では、具体的にLINE公式アカウントがどのように利用されているのか、主な機能をピックアップして説明していきます。
- チャット
- メッセージ配信
- リッチメニュー
- その他の機能
順番にご紹介していきます。
1.「チャット機能」で1:1のやりとりが可能
LINE公式アカウントにはチャット機能があり、友だちになったユーザーと1:1のチャットが可能です。チャットの内容は、他の友だちには見られません。
例えば、以下のような場面でチャット対応を行うことができます。
- 新車、中古車の詳細情報の問い合わせ
- 中古車買取での概算見積もり(写真の添付も可能)
- 車検・点検の案内、予約受付
チャット機能には、顧客情報を「メモ欄」や「タグ」によって保存することができます。重要な情報をLINE公式アカウント常に蓄積しておくことによって、問い合わせ対応をスムーズに行えます。
2. 「メッセージ配信機能」で知りたい情報をいち早くお届け
LINE公式アカウントのメッセージ配信機能では、友だちに対して一斉にメッセージを配信することができます。
例えば、以下のような内容を配信することができます。
- 「入庫車情報」をいち早くお届けする
- 「キャンペーン」や「イベント」の案内を送付する
- 「年末年始の休み」や「緊急連絡」などの、お知らせを行う
メッセージ配信は、テキストメッセージだけではなく、画像や動画なども送付することができます。
また、メッセージ配信は、配信先を絞り込むことも可能です。
参考:LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説!
3.「リッチメニュー」でよく見られる情報を集約
LINE公式アカウントには、リッチメニュー機能があり、トーク画面の最下部に画像を固定表示することができます。このメニュー画像をタップすると、ホームページへの遷移などが出来ます。
リッチメニューには、以下のようなコンテンツを設定することができます。
- ホームページの特定ページへ誘導
- X(旧Twitter)やInstagramへ誘導
- 予約フォームへの遷移
- クーポンを表示
ユーザーが求めている情報をリッチメニューに集約することができる為、利便性の向上に役立ちます。
4. その他の機能
LINE公式アカウントには他にも「クーポン機能」や「ショップカード機能」があります。
クーポン機能は、デジタルクーポンを簡単に作れる機能です。例えば、友だち追加のお礼に「5%OFFクーポン」を自動配信することができます。
ショップカード機能は、デジタルポイントカードを作成できる機能です。来店時にポイントを付与し、ポイントが溜まった方に、クーポンを送付することができます。
このように、来店を促進するような多様な機能を活用することが可能です。
さらにLINE公式アカウントを活用したい場合
これまでご紹介してきたように、LINE公式アカウントを利用することで、1:1のコミュニケーションを円滑にし、情報を的確に届けることが可能になります。
一方で、LINE公式アカウントを運用していると、以下のような要望が出てくることがあります。
- LINEで予約のリマインダー配信をしたい
- ユーザーごとに必要な情報だけを届けたい
- 車検・整備の事前案内を自動化したい
- リピーター化を促進するCRMツールとしてLINEを運用したい
上記のような細やかな運用は、LINE公式アカウントだけでは難しく、LINEの拡張ツールの併用が必要です。当社が提供するLINEの拡張ツール「Liny」を活用すれば、このような運用を実現することができます。Linyは多くの自動車販売・車検整備サービスを提供する販売店やカーディーラーの皆さまにご利用いただいています。
Linyを活用して業務効率UPとリピーター化を実現する方法については、以下の記事でご紹介しています。