- イベントの受付で毎回列ができてしまう
- 誰が来たのか、あとから名簿を数え直している
イベントやセミナーを運営していて、こうした悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
LINE公式アカウントの拡張ツール「Liny(リニー)」では、LINE上でイベントの予約を受け付けられます。さらに2026年10月に追加された「来場管理」機能を使うと、予約者がLINEで受け取ったQRコードを提示し、受付担当者がスマートフォンで読み取るだけで受付ができます。
これにより、予約から当日の受付、参加状況の確認までをまとめて管理できます。
この記事では「来場管理」でできることや活用例をご紹介します。
Linyの来場管理とは?
Linyには、LINE上でイベントの申し込みを受け付けられる「イベント予約」機能があります。このイベント予約に、申込者の来場状況を管理できる「来場管理」が追加されました。
来場管理を使用すると、イベント予約の申込者が当日実際に来場したかどうかを、QRコードで管理できます。
受付でQRコードを読み取るだけで、予約者のステータスが「来場前」から「来場済み」に切り替わります。
当日までの流れ
当日までの流れは、以下です。
① イベント予約機能で「来場管理」を設定する
Linyのイベント予約機能を用いて、LINEからイベントの予約を受け付けます。イベント登録時に「来場管理」を使用する設定にします。
② 予約者に来場QRコードを渡す
予約完了メッセージやリマインダに、来場QRコードのURLを差し込んで配信します。リッチメニューや一斉配信から案内することもできます。
③受付でQRコードを読み取る
予約者はLINEから受け取ったURLを開き、画面にQRコードを表示します。受付担当者がスマートフォンでスキャナーを起動し、QRコードをかざしてもらいます。読み取ると予約者の名前と予約数が画面に表示され、来場状況が管理画面に反映されます。来場時のアクションを設定しておけば、読み取りと同時にお礼のメッセージなどを送れます。
補足:来場QRコードによる自動更新に対応しているのはイベント予約です。カレンダー予約で来場状況を変更する場合は、管理画面から手動で行います。
来場管理でできること
Linyの来場管理を使うと、イベント予約の申込者ごとに「来場前」「来場済み」の状況を管理できます。
ここでは、具体的にどのようなことができるのかを紹介します。
予約者ごとに来場状況を記録できる
来場管理を使用すると、予約者一覧に「来場」列が追加され、各予約者の来場状況を確認できるようになります。
ステータスは「来場前」と「来場済み」の2種類です。イベント当日に受付が完了した人は「来場済み」として記録されるため、誰が来場し、誰がまだ来ていないのかを管理画面で確認できます。
予約者一覧では「すべての来場状況」から絞り込みもできるため、来場済みの人だけ、または来場前の人だけを確認することも可能です。
QRコードのスキャンで来場状況を自動更新できる
イベント当日は、予約者がLINE上でQRコードを表示し、受付担当者がスマートフォンで読み取ります。
受付担当者は、管理画面で発行した「来場QRコードスキャナー」を起動することで、スマートフォンのカメラでQRコードを読み取ることができます。
QRコードをスキャンすると、予約時の名前と予約数が画面に表示され、来場状況が「来場済み」に更新されます。紙の名簿にチェックを入れたり、受付後に管理画面へ転記したりする必要がありません。
アプリを入れずにスマートフォンで受付できる
「来場QRコードスキャナー」はブラウザ上で動作するため、受付用の専用アプリをインストールする必要はありません。
受付で使用するスマートフォンからスキャナーを起動し、カメラでQRコードを読み取るだけで受付できます。
予約完了メッセージやリマインダでQRコードURLを送信できる
来場QRコードのURLは、予約完了メッセージやリマインダに差し込んで送信できます。
たとえば、予約完了時のメッセージに来場QRコードURLを入れておけば、予約者はLINEからQRコードを表示できます。イベント前日のリマインドと一緒に案内することもできるため、当日の受付に必要な情報をLINE上で伝えられます。
また、イベント予約一覧の「来場QRコードURL」ボタンからURLをコピーし、リッチメニューや一斉配信で案内することもできます。
受付担当者側からQRコードを表示・印刷できる
予約者が当日QRコードを表示できない場合は、受付担当者側でQRコードを表示できます。
予約詳細画面の「この友だちの来場QRコード」から、対象の予約者のQRコードを確認できます。必要に応じて印刷することも可能です。
手動で来場状況を変更できる
来場状況は、QRコードの読み取りだけでなく、管理画面から手動で変更することもできます。
予約者一覧から対象の予約者の詳細を開き、「来場状況」の「来場済み」にチェックを入れて保存すると、ステータスを変更できます。チェックを外せば「来場前」に戻すことも可能です。
スキャナーでの読み取りはイベント終了から24時間を過ぎるとできませんが、手動での変更は24時間を過ぎても行えます。
来場状況の進捗を確認できる
来場状況は、予約者一覧や予約詳細画面で確認できます。
イベント当日に「今どれくらい来場しているのか」を把握しやすくなるため、受付状況や参加人数を確認しながら運営できます。
来場したタイミングでアクションを実行できる
イベントごとに「来場時」のアクションを設定できます。QRコードの読み取りで来場済みになった予約者に、お礼のメッセージや当日の資料を自動で送れます。
タグを付けておけば、来場した人だけに後日の案内を送ることもできます。
また、手動で「来場済み」に変更するときも、アクションを「実行する」か「実行しない」を選べます。QRコードを使わずに受付した方にも、スキャンしたときと同じアクションを実行できます。
来場状況で友だちを絞り込める
友だちの絞り込みで、イベント予約の条件に来場状況を加えられます。「来場済みの人」「来場前の人」を指定できるため、来場しなかった人だけに次回の案内を送るといった使い方ができます。
来場管理を活用するメリット
来場管理を活用すると、イベント当日の受付作業を効率化できるだけでなく、来場状況をその場で把握しやすくなります。
ここでは、イベント運営における主なメリットを紹介します。
受付の待ち時間を短くできる
紙の名簿で受付を行う場合、参加者の名前を探してチェックする作業に時間がかかります。参加者数が多いイベントでは、受付に列ができたり、開始時間の直前に混雑したりすることもあります。
来場管理を使えば、予約者が提示したQRコードをスマートフォンで読み取るだけで受付できます。名前を聞き取って名簿を探す手間が減るため、受付をスムーズに進めやすくなります。
イベント前の受付準備を効率化できる
紙の名簿で受付を行う場合は、事前に参加者リストを用意し、名前順に並べて印刷する必要があります。イベント直前まで申し込みを受け付けていると、追加された参加者に抜け漏れがないかを確認したり、最新のリストを印刷し直したりする手間もかかります。
来場管理を使えば、予約情報は管理画面上で確認でき、当日は予約者が提示したQRコードを読み取って受付できます。そのため、受付用の参加者リストを紙で準備したり、直前の申し込みに合わせてリストを更新・再印刷したりする作業を減らせます。
来場状況をその場で把握できる
来場管理では、QRコードを読み取ると来場状況が「来場済み」に更新されます。
そのため、イベントの途中でも「何人が来場済みなのか」「まだ来ていない予約者はどれくらいいるのか」を確認できます。
来場状況を管理画面で確認できれば、当日の参加状況を見ながら、受付体制や会場内の案内を調整しやすくなります。
イベント後の振り返りに活用できる
イベント終了後は、予約者数と来場者数を見比べることで、実際の来場状況を振り返りやすくなります。
たとえば、複数日程の説明会やセミナーを実施している場合、どの日程の来場率が高かったのかを確認できます。店舗や会場ごとにイベントを実施している場合も、来場実績を比較しやすくなります。
来場状況を記録しておくことで、次回以降の定員設定や案内方法、リマインド配信の見直しにもつなげられます。友だちの絞り込みで「来場前の人」を指定すれば、来場しなかった方だけにフォローのメッセージを送ることもできます。
来場管理の活用例
来場管理は、日時と定員が決まっているイベントやセミナーの受付に活用できます。
ここでは、Linyのイベント予約と来場管理を組み合わせて使いやすいシーンを紹介します。
大学・学校・企業の説明会
学校のオープンキャンパスや入学説明会、企業の採用説明会などでは、複数の日程やプログラムごとに参加予約を受け付けることがあります。
Linyのイベント予約で申し込みを受け付け、予約完了メッセージやリマインダで来場QRコードURLを案内しておけば、当日は参加者がLINEからQRコードを表示して受付できます。
受付でQRコードを読み取ると来場状況が記録されるため、どの日程・プログラムに何人が実際に来場したのかを確認しやすくなります。来場時のアクションで当日の資料やアンケートを送るように設定しておけば、受付と同時に届けられます。
自治体・公共団体の住民向けイベント
自治体や公共団体が実施する住民向けイベントでも、Linyのイベント予約と来場管理を活用できます。
たとえば、複数の時間枠で受け付ける場合、Linyのイベント予約で申し込みを管理し、当日はQRコードで受付できます。
枠ごとの予約者一覧で来場状況を確認できるため、まだ来ていない方を把握しながら、次の時間枠の案内や受付準備を進めやすくなります。
店舗・商業施設の来店イベント
店舗や商業施設で実施するフェア、体験会、キャンペーンイベントでも来場管理を活用できます。
リッチメニューに来場QRコードURLを設定しておけば、予約者は当日にリッチメニューから自分のQRコードをすぐに開けます。
来場管理の設定方法
来場管理を使うには、イベント予約の設定画面で「来場管理」を使用する設定にし、予約者に来場QRコードURLを案内します。
ここでは、設定の大まかな流れを紹介します。詳しい操作手順は、Linyのマニュアルをご確認ください。
イベント登録画面で来場管理を「使用する」に設定する
まず、イベント登録画面の「イベント概要」で、来場管理を「使用する」に設定します。来場管理を「使用する」にすると、そのイベントで来場QRコードを利用できるようになります。
来場時のアクションを設定する
同じイベント登録画面の「アクション設定」に「来場時」が追加されています。ここで設定したアクションは、予約者の来場状況が「来場済み」になったときに実行されます。
予約者に来場QRコードURLを送る
次に、予約者が当日QRコードを表示できるように、来場QRコードURLを案内します。
来場QRコードURLは、予約完了メッセージやリマインダに差し込んで送信できます。予約者はLINEで受け取ったURLを開き、イベント当日にQRコードを表示します。
また、イベント予約一覧の「来場QRコードURL」ボタンからURLをコピーし、リッチメニューや一斉配信で案内することもできます。
当日は来場QRコードスキャナーで読み取る
イベント当日は、管理画面から「来場QRコードスキャナー」を起動し、受付で使用するスマートフォンで読み取ります。
スキャナーを開くと、最初に受け付ける予約枠を選ぶ画面が表示されます。その日に開催される予約枠から、これから受付をする枠を選んで「この予約枠で受付を開始」を押してください。受付中の予約枠は画面上部に表示され、「枠変更」からいつでも切り替えられます。
受付担当者が予約者のQRコードをスキャンすると、予約時の名前と予約数が表示され、来場状況が「来場済み」に更新されます。来場時のアクションを設定している場合は、あわせて実行されます。
予約枠の開始時刻から2時間ずれている場合など、受付はできるものの確認したほうがよい予約では、注意を促す音とメッセージが出ます。この場合も来場済みとして扱われ、来場時のアクションも実行されます。
来場QRコードスキャナーはブラウザ上で動作するため、専用アプリをインストールする必要はありません。ただし、スマートフォンのブラウザでカメラの使用を許可する必要があります。
必要に応じて手動で来場状況を変更する
QRコードで読み取れなかった場合や、後から来場状況を修正したい場合は、管理画面から手動で変更できます。
予約者一覧から対象の予約者の詳細を開き、「来場状況」の「来場済み」にチェックを入れて保存すると、来場状況を変更できます。チェックを外せば「来場前」に戻すことも可能です。
来場管理を使う際の注意点
来場管理は、イベント当日の受付を効率化できる便利な機能ですが、利用する際にはいくつか注意点があります。
来場管理を「使用する」にしないとQRコードは発行されない
来場管理を使うには、イベント登録画面の「イベント概要」で、来場管理を「使用する」に設定する必要があります。
来場管理が「使用しない」になっているイベントでは、来場QRコードは発行されません。また、予約完了メッセージやリマインダに来場QRコードURLを差し込むメニューも表示されません。
同じQRコードは2回読み取れない
一度読み取って来場済みになったQRコードは、もう一度スキャンしても受け付けられません。予約者の画面でもQRコードが隠れた状態になります。キャンセル済みの予約など、入場できない状態の予約も読み取れません。
QRコードが表示されるのは開催日当日のみ
予約者が来場QRコードURLを開いてQRコードを表示できるのは、イベントの開催日当日のみです。
前日までにURLを開いた場合は、「QRコードは当日に表示されます」と表示されます。
予約完了メッセージやリマインダで来場QRコードURLを案内する場合は、イベント当日に開き直してもらうように伝えておくと安心です。
ブラウザのカメラ許可が必要
来場QRコードスキャナーは、スマートフォンのブラウザ上で動作します。専用アプリのインストールは不要ですが、QRコードを読み取るにはブラウザでカメラの使用を許可する必要があります。
イベント終了から24時間を過ぎるとスキャナーでは読み取れない
来場QRコードスキャナーでQRコードを読み取れるのは、イベント終了から24時間以内です。
24時間を過ぎると、スキャナーでの読み取りはできません。
ただし、管理画面から手動で来場状況を変更することは可能です。受付時に読み取りができなかった場合や、後から来場状況を修正したい場合は、予約者詳細画面から手動で変更できます。
まとめ
Linyの来場管理を使うと、イベント予約の申込者が当日実際に来場したかどうかを、QRコードで管理できます。
予約者はLINEからQRコードを表示し、受付担当者はスマートフォンで読み取るだけで受付できます。紙の名簿で名前を探したり、受付後に来場状況を転記したりする手間を減らせます。
また、来場状況は管理画面上で確認できるため、イベント当日の参加状況の把握や、イベント後の振り返りにも活用できます。来場時のアクションや友だちの絞り込みと組み合わせれば、来場した方へのお礼や来場しなかった方へのフォローにもつなげられます。
Linyでは、LINE上でイベント予約を受け付けるだけでなく、リマインド配信や来場管理までまとめて行えます。イベントやセミナーの受付業務を効率化したい方は、ぜひLinyの活用をご検討ください。















