LINEマーケティングツール「Liny(リニー)」は、より便利にご活用いただくために日々アップデートを行なっています。
この記事では、2025年1~2月に実施したアップデートの中から、主要な情報を機能別にご紹介します。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
一斉配信機能のアップデート
一斉配信機能は、友だちにメッセージやテンプレートを一斉配信できる機能です。 友だちについたタグや友だち情報で絞り込んで配信するセグメント配信や、配信日時を指定した予約配信ができます。
一斉配信機能に下記のアップデートを行いました。
- 管理用タイトルを設定できるようになりました。(1月)
- メッセージの開封数 (開封率) を測定できるようになりました。(2月)
管理用タイトルを設定できるように (1月)
一斉配信作成画面で管理用タイトルを設定できるようになりました。

作成画面で管理用タイトルを設定できる
作成画面で設定した管理用タイトルが一覧画面に表示されます。

管理用タイトルを設定した場合はタイトルが表示され、設定しない場合は「タイトルなし」と表示される
また、一覧画面においてタイトルで絞り込み検索できるようになりました。

管理用タイトルで絞り込み検索できる
2月のアップデートで、検索条件に合致する一斉配信の件数も確認できるようになりました。
タイトルで絞り込むことで、特定の配信を何通送信したのかを確認できます。

検索条件に合致する一斉配信の件数を一覧画面で確認できる
複数の一斉配信を作成・運用している場合、今までは配信内容を特定するのに1つ1つ中身を確認する必要がありました。
これからは、1つ1つ中身を確認しなくても配信の目的や対象を管理できるようになるほか、特定の一斉配信を社内でスムーズに共有できます。
開封数 (開封率) を測定できるように (2月)
配信したメッセージの開封数と開封率を測定できるようになりました。

一覧画面でメッセージの開封数 (開封率) を確認できる
一斉配信作成画面の「開封数の取得設定」で、開封数を取得するかどうかを設定できます。

「4. 開封数の取得設定」で「取得する」を選択することで開封数 (開封率) を測定できる
「取得する」を選択した場合、一覧画面の「開封数(開封率)」の項目で下記内容を確認できます。

一覧画面で開封数 (開封率) を確認できる
① 配信したメッセージを開封した友だちの人数
② 配信したメッセージの開封率 (「メッセージを開封した人数」÷「配信数」を%で表示)
③ 開封数のデータを最後に更新した日時
開封数 (開封率) の定義
メッセージが開封されたとカウントされるのは「メッセージ内のいずれかの吹き出しがトーク画面上で100%表示されたとき」です。
例えば下記の場合は、開封数 (開封率) にカウントされません。
- メッセージを開かずに既読にした場合 (例:左スワイプで既読にする)
- メッセージの全文を表示しなかった場合 (例:縦長のフレックスメッセージの場合に、全文を表示せずにトークを閉じる)
- 開封数を取得できる一斉配信は、月に1000配信までです。
- メッセージを開封した友だち個人を特定することはできません。
- メッセージの開封数が20に満たない場合は「データ不足」と表示され、データを確認できません。
開封数が20に満たない場合は開封数 (開封率) を測定できない
今までは、配信したメッセージがどのくらい開封されているのかを計測できませんでした。
これからは、メッセージの開封数 (開封率) を測定できるようになることで、データを元にコンテンツの改善や配信タイミングの最適化を図れます。
オペレーター機能のアップデート
オペレーター機能はチャットサポートに必要な機能のみを備えた「操作画面」を発行することができる機能です。コールセンターや営業支援などで活用されています。
2月のアップデートで、オペレーター機能でも画像・PDFリンクを友だちに送信できるようになりました。
画像・PDFリンクを送信できるように (2月)
オペレーター権限設定の「メッセージ送信の設定」で、画像・PDFリンクの送信を許可するかどうかを設定できます。

「4. メッセージ送信の設定」で画像・PDFリンクの送信許可を設定できる
「許可する」を選択した場合、オペレーター画面から画像・PDFリンクをアップロードして友だちに送信できます。

オペレーター画面から画像・PDFリンクを送信できる
画像送信・PDFリンク送信は、オペレーター画面でアップロードした画像・PDFファイルのみ送信できます。
アカウントにアップロード済みの画像・PDFファイルを一覧から選択して送信することはできません。

オペレーター画面でアップロードした画像・PDFファイルのみ送信できる
今までは、オペレーター画面から友だちに画像・PDFリンクを直接送信できませんでした。
これからは、オペレーターでログインしている担当者が問い合わせに対して手元のPDF資料を送るなどの対応ができるようになります。
オペレーター機能の詳細は下記のブログ記事でも紹介しています。
通知機能のアップデート
LINEヤフー社が提供しているLINE Notifyのサービスが、2025年3月31日に終了します。
サービス終了に関する詳細は下記ページを確認してください。(LINEヤフー社のサイトに移動します。)
2月のアップデートで、LINE Notifyのサービス終了に伴い、Linyの新機能として「LINE通知」をリリースしました。
新しいLINE通知の登場 (2月)
通知先選択画面で「メール」「LINE Notify」の他に、新たに「LINE」を選択できるようになりました。
通知先に「LINE」を設定することで、従来通り友だちのメッセージを受信したときや予約が入ったときなどに管理者のLINEアプリに通知できます。

通知先に「LINE」を選択できる
通知先選択画面で「LINE」を選択すると、LINE通知先登録画面が表示されます。

LINE通知先登録画面で設定手順を確認できる
まとめ
以上、2025年1~2月のアップデート情報でした。
一斉配信ではメッセージ開封数 (開封率) を測定できるようになったことで、データを元にしたコンテンツ改善や配信時間の見直しを図れるようになりましたね。
2月のアップデートでは新しいLINE通知が登場しました。
2025年3月31日以降もLINEで通知を受け取りたい場合は、通知先をLINE Notifyを使用した通知から新しいLINE通知に移行してください。
Liny公式マニュアルでも、主なアップデートを「更新情報」ページからご覧いただけます。
今後のアップデート情報も随時ご紹介していきますので、日常の運用業務に、是非ご活用ください。