LINEマーケティングツール「Liny(リニー)」は、より便利にご活用いただくために日々アップデートを行なっています。
この記事では、2024年4~6月に実施したアップデートの中から、主要な情報を機能別にご紹介します。
Linyは、LINE公式アカウントのサポートツールです。LINE公式アカウントとLinyを併用することで、LINE公式アカウントだけではできない様々な機能が活用できます。これにより、細やかなセグメント配信や顧客管理が実現します。
自動応答
自動応答は、友だちからのメッセージに自動で返信ができる機能です。
LINE公式アカウントにも同じような機能がありますが、Linyの自動応答には、
- キーワードの部分一致を設定できる
- 反応する曜日を指定することができる
- 特定の自動応答を1人につき1回のみ発火するように設定できる
などの特徴があります。 今回、以下のようなアップデートを行いました。
複数の自動応答を併用しやすくするために、「一律で応答」設定を追加
本アップデートにより、「他の自動応答が応答しない時」に発動する自動応答を作成できるようになりました。
今までは、特定のキーワードに応答する自動応答と、どのようなメッセージに対しても応答する自動応答を併用したい場合に複雑な設定が必要でした。
アップデート以降、例えば以下のような設定が簡単にできるようになりました。
【営業時間中は有人対応を行い、営業時間外は定型文を返信する例】
- 具体的なキーワードを含む問い合わせ(「予約方法」「返品交換」など)にはキーワードにあわせた自動応答で返信
- 営業時間外にキーワードを含まないメッセージが届いた場合は後日の対応となる旨を返信
イベント予約
イベント予約は、日時を指定した単発のイベントや期間限定イベントの予約管理ができる機能です。
今回、イベント作成画面のデザインリニューアルと機能の改善を実施しました。
【デザイン改善】イベントの登録画面をフロー型に変更
イベント登録画面を見やすくするため設定画面をフロー型に変更しました。
「イベント概要」「予約枠の設定」「予約画面設定」の3段階に設定画面を分割して、入力項目の順序やインフォメーションを整理しました。
今までは、イベント登録画面が縦に長く、複数の予約枠がある場合どの予約枠を編集しているか分かりづらくなっていました。
アップデート以降、手順にそって登録することで過不足なくイベントを作成できるようになりました。
【デザイン改善】編集中の予約枠を分かりやすく
予約枠の一覧を画面左にリスト表示することで、編集中の予約枠を確認しながら設定できるようになりました。複数の予約枠を扱う場合の操作性が高まります。
【デザイン改善】プレビューをリアルタイムで確認できるように
イベント登録画面の設定内容が、リアルタイムでプレビューに表示されるようになりました。
今まではイベントや予約枠を保存しプレビューを更新する必要がありました。
アップデート以降は、イベント予約作成と同時にどのように友だちに表示されるのかリアルタイムで確認しながら作成ができます。
【機能改善】開催日を起点に締め切り日時を設定できるように
予約受付(変更・キャンセル)の締め切り日時について、開催日を起点に指定できるようになりました。今までどおり特定の日時での指定も可能です。
「複数の予約枠の受付締切をまとめて設定変更する場合」などに効率よく設定できます。
【機能改善】予約変更/キャンセルの期限を柔軟に設定できるように
友だちからの予約変更と予約キャンセルを許可するかどうかについて、変更とキャンセルのそれぞれで設定できるようになりました。
許可する場合には、変更/キャンセルのそれぞれで期限を設定できます。
【機能改善】予約枠のリマインダタイトルが自動設定されるように
予約枠で予約リマインダを設定した場合、自動的にタイトルが設定されるようになりました。
例えば、イベント「〇〇セミナー」の予約枠「期間Ⅰ A日程」が「2024/05/01 (水) 14:00 ~ 16:00」で開催される場合、
[〇〇セミナー][2024/05/01 (水) 14:00 ~ 16:00][期間Ⅰ A日程]とタイトルが設定されます。
【機能改善】「予約枠のアクション」と「プランのアクション」を同時に発動するように
今まで、プランのアクションを設定している場合は、発動するアクションを「予約枠」か「プラン」かのどちらかのアクションしか選べませんでしたが、今後は両方同時に発動できるようになりました。
片方のアクションのみを発動させる場合は、発動させたいアクションのみ設定してください。
友だち情報欄
友だち情報欄は、「メールアドレス」など、友だちごとに個別で登録したい情報を管理できる機能です。今回、以下のようなアップデートを行いました。
種別「年月日」を友だちの絞り込み条件に指定する場合、「経過月数」「経過日数」を指定できるように
種別「年月日」に登録した日付に応じて友だちを絞り込む場合、「経過年数」の他に「経過月数」「経過日数」も条件に指定できるようにしました。
今まで経過年数でのみ絞り込みができていましたが、アップデート以降は、「最終来店日から1ヵ月以上経過している人」や「URLクリックから1週間以内の人」など、より詳細に友だちを絞り込めるようになりました。
友だち情報欄「年月日」には、アクション実行日(URLクリック時や来店QR読み取り時など)を登録できます。登録した日付に対して経過月数、経過日数で絞り込むことで効果的に活用いただけます。
また、期間を入力すると、絞り込み該当期間のプレビューが表示されるようになりました。
対象期間を確認しながら範囲を設定できます。
共通情報
共通情報は、「会社名」「営業時間」といったアカウント内共通で利用する情報を登録できる機能です。共通情報は、
- 登録した情報をテンプレートなどに埋め込むことができる
- よく使う単語や文章を登録しておき、それを定型文に貼り付ける形で使うことができる
などの特徴があります。今回、以下のようなアップデートを行いました。
種別「数値」で、値の操作とアクションの条件指定をできるように
共通情報には、「席数」や「商品残数」など、数値の情報を登録できる「数値」種別があります。
本アップデートにより、共通情報機能の種別「数値」に登録した値を、アクションやスケジュール実行で操作できる機能が追加されました。
友だちの行動やスケジュールに応じて値の更新を自動化することができます。
また、共通情報の値をアクションの発動条件に指定できるようになりました。
登録された値にあわせて、リアルタイムで配信メッセージや表示メニューの切り替えが可能です。
【施設の混雑状況によって送られるメッセージが自動で変わるようにする例】
値の操作と条件指定ができるのは種別「数値」のみです。
回答フォーム
回答フォームは、アンケートやお問い合わせフォームを作成できる機能です。
LINE公式アカウントにも、アンケート形式で友だちの意見を集計できるリサーチ機能がありますが、Linyの回答フォームは、
- 回答内容と回答者を紐付けて友だちの情報を個別に管理ができる
- 回答に応じで質問を出し分けることができる
などの特徴があります。今回、以下のようなアップデートを行いました。
「進む」ボタンの文言をカスタマイズできるように
友だちのフォーム画面に表示される「進む」ボタンの文言をカスタマイズできるようになりました。
友だちのフォーム画面が複数のページになる場合、最後の回答画面には「送信」ボタン、途中の画面には「進む」ボタンが表示されます。
今までは「送信」ボタンの文言変更のみが可能でしたが、本アップデート以降は「進む」ボタンの文言も変更できるようになりました。
トーク一覧
トーク一覧は、送受信したメッセージを最新順に一覧表示できる機能です。今回、以下のようなアップデートを行いました。
メッセージに埋め込んだ情報をクリックすると編集画面に遷移できるように
トーク一覧画面や友だち個人詳細画面のタイムラインで、メッセージに埋め込んだ情報をクリックすると編集画面に遷移できるようになりました。
まとめ
以上、4-6月のアップデート情報をまとめてお伝えしました。
今回は大きな機能面でのアップデートがいくつかあり、よりLinyを便利に運用いただけるようになりました。
今後のアップデート情報は、随時ご紹介していきます。日常の運用業務に、是非ご活用ください。