本記事では、関係交流人口・移住分野でLinyを導入し、市外・県外のファンとの継続的な関係構築や、観光客・移住検討者への情報発信を実現している事例を5つご紹介します。
「Liny」は、全国の200以上の自治体・都道府県・省庁で導入されているLINE活用ツールです。
「持ち運べる役所」をコンセプトに、住民がスマートフォンひとつで行政手続きや暮らしに関する情報にアクセスできる、仕組みづくりを支援しています。
本記事は、以下のような課題をお持ちの自治体・行政機関のご担当者様に向けた内容です。
- 観光客や市外・県外のファンとの継続的なつながりを作りたい
- 移住定住の検討者に、地域の魅力やリアルな情報を届けたい
各自治体の具体的な構築内容や活用方法について、ぜひ導入検討の参考にしてください。
【関係交流人口・移住】自治体のLiny導入事例5選
ここでは、実際にLinyを導入している自治体の事例を5件ご紹介します。
【宮崎県宮崎市】AIチャットボットで市の魅力を発信するファンクラブを開設
宮崎県宮崎市は、宮崎県の県都であり、南九州の中核都市として発展してきた人口約40万人の市です。
令和6年には市制100周年を迎えました。
【導入の背景】
宮崎市ではこれまで、市外のファンや街に愛着を持つ方々の実態把握、および継続的な関係構築の手法に課題がありました。
【Linyで行った主な構築】
こうした課題の解消と、住民や市外からの訪問者・応援層への魅力発信を目的に、Linyを活用し、ファンクラブ会員専用LINE公式アカウント「SMILE MIYAZAKI ファンクラブ」を開設。
従来は把握が困難であった「継続的に地域と関わる層」を可視化する仕組みを構築しました。
①「みやねこAI」による対話型コミュニケーション
市制100周年を記念して誕生したキャラクター「みやねこ」のAIチャットボットを導入。
ユーザーとの対話を通じて学習・成長する「育成型」のAIシステムで、観光やグルメの案内に加え、移住・定住に関する情報や行政手続きの確認まで、対話形式で幅広く案内します。
②使うほど「みやねこが成長する」ゲーム要素を搭載した会員ランクシステム
1日1回の「みやねこおみくじ」やイベント参加など、さまざまなアクションでポイント(あしあと)が貯まるゲーム要素を搭載。
毎日の利用で会員ランクが上がり特典を獲得できる仕組みにより、宮崎市への来訪意欲を高め、実際の行動へとつなげています。
③行動履歴に基づいたデータ分析と最適化
AIチャットボットの利用状況や配信への反応、イベント参加履歴などのデータをLINEプラットフォーム上で集約・分析。
利用者の興味・関心に合わせて最適な情報を届けるOne to Oneコミュニケーションを可能にするとともに、得られたデータを施策改善にも活用しています。
【自治体担当者のコメント】
宮崎市において、進行する人口減少や少子高齢化は喫緊の課題であり、持続可能なまちづくりを推進する上で、居住地を問わず地域と多様に関わる「宮崎ファンの輪」を広げていくことが不可欠となっています。
Linyの強みである充実した分析機能は、こうしたAIとの対話データも含めて詳細に可視化し、画一的な情報発信ではなく、一人ひとりの興味・関心に寄り添った「One to Oneコミュニケーション」を実現するために不可欠な要素です。
今後は蓄積されたデータを活用し、市民サービスの向上はもちろん、宮崎を想い、支えてくださる皆様との絆を深めることで、地域の活力維持と新たなファンづくりに向けた施策を展開してまいります。
【島根県出雲市】1日1回のお楽しみコンテンツで観光ファンクラブの継続利用を促進
島根県出雲市は、出雲大社をはじめとする神話ゆかりの名所を有する、人口約17.2万人の都市です。
【導入の背景】
出雲市では、観光・移住公式LINE「出雲ファンクラブ」を運用していましたが、イベント開催時期以外で利用頻度が低下する課題を抱えていました。
【Linyで行った主な構築】
そこで、登録者が毎日ログインするきっかけを創出することを目的に、1日1回限定で利用できるお楽しみコンテンツ「おおちゃんのひとこと」を追加実装しました。
その他、以下の構築も行っています。
①観光地やイベントなど出雲の魅力をLINEに集約
観光情報を幅広く取得できる「いずもの観光」メニューと、より深く出雲市を知れる「ディープないずも」メニューを用意。
登録者が自分のニーズに合わせて内容を選べる、双方向型の情報発信を実現しています。
②デジタルスタンプラリーによる観光地周遊とデータ蓄積
「出雲そばと美食の旅」事業のスタンプラリーをLINE内に実装し、手軽な参加と地域活性化を両立。
さらに、スタンプ取得数や参加者の属性データも収集し、翌年度以降の施策改善や広報に役立てています。
【自治体担当者のコメント】
本市では、出雲初心者からディープな出雲に浸りたい方まで、幅広い層のお役に立てるよう「出雲ファンクラブ」を運用してきました。
デジタルスタンプラリーをきっかけに、このアカウントを知っていただいた方も多くいらっしゃいます。
新機能「おおちゃんのひとこと」は、このアカウントを通して皆さまとつながったご縁が末永く続けられることを祈って導入するものです。ぜひ毎日おおちゃんの言葉に耳を傾けてください。
【島根県海士町】コロナ禍を機に「まちのファン」向けLINE公式アカウントを開設
島根県海士町は、隠岐諸島に浮かぶ人口約2,300人の離島です。
「ないものはない」をキャッチコピーに、20年以上にわたる地域活性化の取り組みで全国的に知られています。
【導入の背景】
海士町では、島の存続を懸けたまちづくりを長年続けてきましたが、コロナ禍によって、来島者との交流が全てストップしました。
「島に行きたくても行くことができない」「島に足を運んでも大丈夫なのだろうか」といった状況が続く中、海士町ファンの方々とのつながりを深めることが必要とされていました。
【Linyで行った主な構築】
そこでLinyを活用し、まちのファンとの交流に特化したLINE公式アカウントを開設。
島のアクセス方法や観光情報等をリッチメニューで案内するほか、「知る、行く、食べる」という3つの観点から、海士町についての情報をチャットボットでリアルタイムに得られる仕組みを構築しました。
こうした取り組みの結果、友だち登録者数と人口を比較した「人口登録比率」が123.4%(令和4年6月末時点)に達し、全国1位となりました。
今後はLinyのセグメント機能を活かし、性別・年齢・居住地域などターゲット層を細かく設定した情報配信を行うほか、一度訪れた方をリピーターに育てる施策も展開していく方針です。
【新潟県新発田市】観光キャンペーンと連動したお土産引換券をデジタル化
新潟県新発田市は、越後平野北部に位置する人口約9万人の市です。
歴史的遺産や日本有数の美肌の湯「月岡温泉」など、観光資源が充実しています。
【導入の背景】
新発田市では、令和6年2月にLINE公式アカウントを開設し、市内在住者と市外の方それぞれに向けた情報発信を行いながら、交流人口拡大を図ってきました。
また、物価高騰の影響を受ける市内事業者を支援するため、市独自の宿泊割引キャンペーン「今・得キャンペーン」を実施。
令和8年4月の「今・得キャンペーン2026春の陣」では、5,000円の宿泊割引に加え、2,000円相当の市内菓子店の銘菓詰め合わせを特典とした、最大規模のキャンペーンを展開しています。
【Linyで行った主な構築】
このキャンペーンにあわせて、市のLINE公式アカウントを活用し、お土産配布用のデジタルクーポンを付与する仕組みを構築しました。
さらに、在住地を問わず新発田市を愛する人が加入できるファンクラブをデジタル化し実装。
市内事業者と連携し、デジタル会員証を提示することで特典などが受けられる施策を進めています。
観光で訪れる方を対象に実施していた施策をデジタル化することで、利用者・事業者の利便性向上と事業分析の強化を実現。市外在住者のLINE登録の促進も図っています。
【自治体担当者のコメント】
このキャンペーンでは、アンケートの実施とお土産配布用のデジタルクーポン付与を行っています。
これにより、キャンペーンをきっかけに多くの方とつながり、幅広い方に当市の魅力に触れ、何度も当市にお越しいただきたいという趣旨に近づく取組へと昇華することができました。
今後は、これを活用して、更なる観光情報発信・誘客促進に努めてまいります。
【宮崎県椎葉村】移住定住専用のLINE公式アカウント「ONLY ONE Shiiba」を開設
宮崎県椎葉村は、九州中央山地に位置する人口約2,500人の村です。
村域の約96%を森林が占める「日本三大秘境」のひとつで、日本で唯一の焼畑農業を継承する村としても知られています。
【導入の背景】
椎葉村では、村より転出している若者や、村外出身者で椎葉村に興味のある移住検討者へ向けた、情報発信ツールが求められていました。
【Linyで行った主な構築】
そこで、Linyを導入し、移住定住専用のLINE公式アカウント「ONLY ONE Shiiba」を開設。
椎葉村に関する基本情報の配信に加え、アンケートで登録者のニーズを把握し、求める情報を配信するセグメント配信を可能にしました。
さらに、リッチメニューを活用した情報提供のほか、地域おこし協力隊への希望者との個別連絡、各種SNSへの誘導、ふるさと納税の広報なども行っています。
友だち登録するだけで椎葉村のことを知ることができるサービスとして、村出身者だけでなく村外出身者も含めて、椎葉村のリアルな情報を受け取れる仕組みを整備しています。
行政のデジタル化を進めるなら「Liny」
Linyは、LINE公式アカウントと接続し、自由度の高い仕組みを構築できるサービスです。
全国の企業のほか、200以上の自治体・都道府県・省庁でも導入が進んでいます。
本記事でご紹介したサービス以外にも、Linyではさまざまな機能を提供しています。
また、自治体ごとの課題に応じた個別カスタマイズにも対応し、人口規模や既存システムに応じて柔軟な行政のデジタル化促進をサポートしています。
導入内容や進め方など、ご検討段階でのご相談も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
導入に関するお問い合わせ・資料請求は
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